源田壮亮の守備と佐藤啓介の守備

2024.6.11(火) 

西武 1-2 広島 西武D 

2016年6月、鈴木誠也が交流戦でサヨナラホームランを連発して神っていた頃、高校球界には 高校BIG3 と呼ばれた3人の好投手がいました。

それは元ヤクルトの寺島、現楽天の藤平、現広島の高橋昂也の3人です。

今井達也は甲子園で作新フィーバーを巻き起こし、「高校BIG3」を「高校BIG4」に変えた男です。山本由伸と才木とアドゥワもこの世代。

昨日の西武ドームでは花咲徳栄高校のブラスバンド部が、高校野球の応援のような素晴らしいオーケストラをを1回から9回までずっと演奏してくれました。

それを見て私は「花咲徳栄と言えば昂也君だなあ」と感じるし、源田壮亮は「今日の試合、俺が何とかしなきゃ」と感じたのでしょう。

 

広島寸評

小園だけじゃなく床田も5月の月間MVPに選出されました。よかったね。

床田は8回1失点で7勝目。この7勝はたいへん意味があります。床田の7勝は全て火曜日に挙げたもの。つまりエース対決を制しての7勝ですから、これは意味がある。

阪神の才木は日曜日で7勝。アドゥワも日曜で5勝。

別にコイツらが悪いと言ってるわけではなく、

 

床田の7勝と・・・

 

一緒にするなよ

と言ってるだけです。

 

その床田。ヒーローインタビューで余計なことを口走っちゃいました。

「最後に西武ファンの皆さん、中村祐太をよろしくお願いします!」

あちゃぁ・・・

これは言っちゃダメなやつ。

8連敗中の西武ファンの傷口に塩を塗る行為です。やめときなさい、西武ファンに語りかけるのは。

しかもここは西武ドームですからね。負けた相手をイジるような発言は控えた方がいい。そういうことはブログでやれ。

床田って少し天然なところがありますから、床田に代わって私が謝ります。ゴメン西武ファン。

 

佐藤啓介。3打数1安打1四球。

プロ初ヒット。めでたい。今年中に30安打は打つぞ。

9回裏の守備でファーストにいたのは驚いた。一塁守備固めの一番手は堂林、二番手は田中広輔。なのに出さない。

新井はベテラン二人を温存したい。だから佐藤だったんだけど、9回裏2死からの「源田壮亮、涙のヘッドスライディング」のプレーは、佐藤がエラーする確率が高かったです。

今日はやめましょう。1点差でファースト佐藤は未知数過ぎる。

レフト末包に守備固めは要りません。いつか書きますが末包の「レフト守備」はとても良い。

佐藤の最後のプレーはかなり危なっかしかった。「体を張って打球を確実に止めた」とも言えるけど、平凡な一ゴロを一度下に落としていますからね。

栗林にトスした後、目を切るのも早すぎる。そりゃ栗林がポロリするはずないけれど、センターフライを捕る前にガッツポーズしてるピッチャーみたいで、これもあまりよろしくないと私は思います。私は「セルフジャッジ」が大キライなのです。

 

矢野雅哉。4打数2安打1得点。

矢野の二塁打がなければ、昨日の試合はどうなっていたかわかりません。

守備でも再三の好守を見せ、西武のヒットをたくさん防ぎました。

9回裏の西武の盗塁をリクエストしなかったのも矢野。

やったら良かったのに。天井カメラの映像ではアウトにも見えたよ。

 

源田の守備

西武の選手はみんな焦っとんなあ。そりゃそうか、怒濤の8連敗。

源田もいつものクールな源田じゃなかった。悲壮感が漂ってました。

ただ序盤は少し源田のプレーに気になるところがありました。

 

1回表、0対0、2死無走者、3番野間の打席。

野間の打球は三遊間の深いところへ飛びます。源田は追いついてジャンピングスロー。一塁悠々セーフ。

これはさすがに「一塁へ投げてはいけない打球」じゃなかったか。

打者は左の野間。源田は野間の足を知っている。なのに山なりの大遠投。

「ひがさん、違うんだ。俺はちゃんと高さを計算して一塁へ遠投したんだ。野間がコケることだってあるだろ」

ほう。面白い意見だな。

まあ俺は西武ファンじゃないから、てめえらの好きにすれば良い。

 

源田の軽率なプレーはもう1個ある。

6回表、1対0、2死12塁、投手今井、打者菊池。

今井の球数97。次の1点が勝負を分ける。

この場面でキクの打球はショート正面の平凡なゴロ。

源田は普通に待って捕る。グラブトスで二塁アウト。スリーアウトチェンジ。

 

何でもないプレーですが、私はこの源田の守備に 二つ 苦言を呈したい。

まず一つ目はグラブトス。キク同様、グラブトスに絶対の自信があるからああいうプレーができるのでしょうね。

私は源田のグラブトスを知らないで発言していますが、チームが連敗中で、勝負を決する場面でグラブトス。

源田がグラブトスをミスることがなくても、セカンド山野辺がタイミングを外してポロリすることもある。

実際、キクの打球は詰まり気味で一塁走者が二塁付近まで迫ってました。だから源田はトスしたんですが、トスしないと間に合わないタイミングになったのも源田の守備だと思います。

ちなみにこの時の一塁走者が佐藤啓介。明らかなアウトなので佐藤はセカンドベースを駆け抜けたんですよ。スライディングしてしっかり二塁に止まっておけば、万が一二塁手がポロリしてくれるかもしれません。スキを見せてはいけません。

 

二つ目はバウンドの合わせ方です。1歩目が遅かったんじゃないの? バウンドが合っていませんでした。

「ひがさん、違うんだ。あの打球は前に出るんじゃなく、打球を待ってトスした方が早いんだ。たとえハーフバウンドになってもね」

そうか、わかった。西武のエースがそう言うんだからそうなんだろう。

しかし私には源田の6回のプレーが 軽く 見えました。

源田のプレーってこんなだったっけ? 私は源田に「堅実」というイメージを持ってました。

昨日の6回表は「ここでエラーしたらマジ終わるぞ」って場面でした。そこで見せた源田のプレー。

私は源田にもう一歩前に出てショートバウンドで捕球してほしかった。別に一塁へ投げたっていいんだしさ。

源田の捕球は人工芝の野球。イレギュラーへの保険をかけていない捕り方でした。当然源田はわかっていて「保険なし」をやってるんですよ。土の球場では保険かけてますよ。

ただ9回裏の涙のヘッドスライディングと比較すると、どうもこの6回の守備には違和感が残りましたね。

 

西武寸評

西武8連敗。

外野からあれこれ言われて、お気の毒です。

カープも先週6連敗したばかりだけど、現在はセリーグ1位です。

言っときますが、私は今年の西武を優勝候補に挙げていました。※関連記事

お前らも強いんだよ。頑張っていこうよ。

 

松井稼頭央を切ったことはもう変えられない。

「休養」だから「復帰」もできそうですが、事実上不可能でしょう。今年はナベQで戦うほかありません。

ビシエドをトレードで獲れとか、中村奨成を獲れとか言われても、そんなことは計算に入れられません。

 

昨日ホームランを打った佐藤龍世。27歳。西武の末包。

今はチームを立て直す時期なので3番栗山、4番おかわりで良いでしょう。

だけど連敗が止まれば、3~5番は若い子で行きたいですよね。

 

佐々岡の時に何度も言いましたが、

「打てない時にトレードしよう、補強しよう」

という野球は「テレビゲームの野球だ」と思っています。

チームが打てない時に「あと一本が出なかった」で毎日負けていては思考停止です。頭を使って勝ちなさい。

 

ヒットが出ない時の勝ち方。

それは「相手のミスを待つ」んですよ。

その代わりこっちもゼロで粘らないといけませんよ。

カープは今年無得点の試合が11試合ありますが、0勝11敗ではありません。

カープが0点だった試合は 0勝8敗3分 です。

こちらも12回までゼロで粘った試合が3試合もある。これは私の自慢であり、誇りであり、心の支えであります。

 

本日のゲームプラン

ゲームプランを書く時間が無くなった。

西武も好きで応援してるよ。

だけどこっちも森下九里。悪いけどあと二つ勝ちたいです。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感