残り11試合の戦い方

2024.9.21(土) 

広島 5-4 巨人 マツダ 

逆転勝ちで連敗脱出。もちろん嬉しいよ。

カープは残り11試合。11連勝すればいちおう優勝ラインの76勝には届きます。

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昨日の投手陣

まずは昨日の試合の振り返りから。

 

アドゥワ誠。6回3失点。調子は良かったと思います。

ツーアウトから浅野に打たれたり、投手にタイムリーを打たれたりしたため印象が悪いですが、浅野のはおそらくマグレだし、投手のタイムリーもいいとこに投げてましたよ。

 

栗林良吏。1回0失点。こちらは調子イマイチだったと思います。

前回巨人戦で6失点した時も「代打中山」への四球から始まりました。昨日も奇しくも代打中山から始まりました。

坂倉はフォーク、フォークを要求してカウント2-0。1週間前に私がボロクソに非難した石原の弱気すぎるリードと同じ入りでした。

坂倉がワザとやってるのかと思いましたが、その割には2球目フォークが高めにすっぽ抜けると、すかさずマウンドに行き、栗林に声を掛けました。

 

坂倉「フォーク、やめましょうか?」

栗林「そうだな」

坂倉「じゃあ全球まっすぐでお願いします。一発オッケーです」

栗林「おう。ありがとう」

 

坂倉の言った「一発オッケーです」の意味ってわかります?

これは「ホームラン打たれたって同点です。9回裏の攻撃も残ってます。四球が一番いけません。四球だけは絶対ダメですよ!」という意味です。

応じた栗林の「おう。ありがとう」も意味わかります?

これは「わかったよ。リラックスさせてくれてありがとう」という意味です。

 

勝手な私のイメージですが、彼ら二人を入団以来ずっと見てると、インタビューからでもプレーからでも性格的なものが非常によく見えます。

坂倉のリードからは「四球を嫌い、球数少なく打ち取りたがる傾向」を感じます。坂倉の強気な性格がにじみ出てます。

栗林のマウンド捌きからは「責任感」と「仲間思い」を感じます。栗林のマジメな性格がにじみ出てる。

栗林って絶対すぐ仲間に「ありがとう」って声をかけるタイプの人間だと思うんですよ。私も同じタイプです。ありがとうが口グセ。ホントですよ。

 

とにかくカウント2-0から代打中山に3球連続ストレート。カウント3-2。

フルカウントになった時、私は

「ここでフォークを投げたら中山は100%空振るけど、さすがによう行かんやろな。真っすぐやろな。一発もないし」

結果もやはりストレート。激しいピッチャーライナーが来ましたが、栗林がギリギリキャッチしました。

 

続く1番丸も2番浅野もあっさり凡退してくれて三者凡退。試合終了。球団記録の38セーブ目。

なんですが、栗林の調子はあまりよろしくないですね。

前回もおかしかったけど、今回もおかしかった。

そもそも代打中山にフォークから入る時点で、やっぱり栗林の様子はおかしいんですよ。

前回の弱気な入りも石原の弱気なリードが原因じゃなく「ベンチから指示」か「栗林からのお願い」だったのかもしれません。

 

昨日の野手陣

秋山翔吾。4打数2安打2打点。打率.292はセリーグ3位。

昨日は左投手が相手ということで、1番に右の二俣を入れ、3番に秋山を置きました。4番小園5番坂倉。

私は3番秋山が好きなのですが、そうすると6番坂倉とかになるので、それも少しもったいない。

今日はおそらく秋山が1番に復帰するでしょう。1番秋山は塁に出ますが、足が使えないんだよなあ。

とにかく残り11試合。秋山が40打数16安打なら打率は3割に乗ります。

 

二俣翔一。4打数0安打。

1番抜擢も4タコ。打てる球は2球ありましたが、2球ともミスショット。

1球目は2打席目の初球。甘いカウント球が真ん中に来ましたが、特大ファールでした。

2球目は8回裏のケラー。1死1塁でカウント3-1まで行きました。ここで真ん中をライトフライ。センター返しを狙ったのか、振り遅れなのか、中途半端なスイングでした。

この内容では今日はチャンスをもらえないでしょう。右の涌井が相手だし。残念。

 

林晃汰。3打数1安打。

林はストライクを振って、ボール球をよく見逃がせていました。まあ相手投手がストライクボールのハッキリしてるタイプばかりでしたけど。

ファースト守備は無難でしたが、全体的には 超消極的 でしたね。性格がにじみ出てる。ファーストフライを2度、キクと坂倉に捕ってもらってました。

 

コゾスエサカ。11打数4安打2打点。

3人並べたら本当に打つ。まあ巨人の高梨がアホだっただけの話ですが。

スライダーに全然タイミング合ってない小園にカッコつけて2球もストレートを投げるなんてアホやでホンマ。羽月にはいきなり走られるし。

高梨は坂倉にもカウントを悪くして申告敬遠。交代。

その後、末包のタイムリーでカープ逆転。

 

末包のヒットで勝ち越した後、7番キクが高いサードフライでスリーアウトチェンジ。

この時、2塁走者の坂倉は3塁で止まっていましたが、

これは、

絶対に、

ダメなプレー ですよ。

 

エラーをするのは構わないが、手を抜くプレーは断じて許さん。

もしサードがフライをポロっとやったらどうすんの? 全力でホームまで走っておかなくちゃ。

現に1塁ランナーの大盛は3塁まで来てました。巨人のサードがもし落としていたら、坂倉は三本間に挟まれてアウトでしたよ。

昨日はけっこう風が強くて外野手も苦しんでました。あの高さならしっかり2つ走らなきゃダメ。アホ。

 

矢野雅哉。4打数2安打。

9月の大型連敗中、矢野雅哉の打撃内容がとてもいいんですよ。いいと言うか 成長 していますね。

カープの先発が早い回でノックアウトされるため、相手投手がストライクをポンポン投げられるという側面もありますが、9月の矢野は相手投手に膨大な球数を投げさせています。

「そんなの以前から、ずーっとやってることや!」

イヤ違うんですよ。8月までの矢野は「ファールと決めたらとことんファール」でした。

でも9月からは「ファールを打ちながら、ヒットも打ってる」

矢野が2ストライク後のファール打ちを始めたら、8月までは四球で出るしかなかったが、9月の矢野はヒットと四球、両方で出塁できるようになってきた。

これはかなり評価の上がるバッティングです。信頼できる打撃内容です。私なら今日も2番で使います。

誰か「8月までの矢野の2ストライク後の打率」と「9月だけの矢野の2ストライク後の打率」を調べてみてよ。出塁率じゃなくて打率ね。たぶん1割以上アップしているよ。私はめんどくさいから調べない。

 

本日のゲームプラン

涌井vs森下。ナゴヤドーム。

カープは中7日の森を飛ばして中5日の森下を持ってきました。当初のプラン通りなのか、急遽変更したのか。

当初のプラン通りなのかもしれません。

9月の森下は7連戦の頭で行って、それ以後中5日で回すぞと。

そうすれば今日の中日戦、来週の巨人戦、143試合目のヤクルト戦に投げられます。森下フル回転。まるで優勝争いしているチームのエースのような起用法です。

 

今日こそ森下の相棒をを坂倉に代えていいんじゃないか。

中日は右の涌井だし、ファーストの林晃汰が2試合連続ヒット中、森下は3試合連続ノックアウト中。

カープは残り11試合。

CSを勝ち抜けばもう少し試合があるけど、とりあえずペナントレースは残り11試合。

坂倉の休養はもう要らないと思うんですよね。

CS以降のことはまた考えます。今は残り11試合だけの話をしている。 

 

スタメン捕手を坂倉にすればベンチ入り投手を1人増やせるんですよ。石原か磯村をベンチ外にできるから。

カープは昨日ルーキーの滝田一希をベンチ入りさせました。敗戦処理要員です。

だが滝田も実は中4日だったんですよ。「5日前に先発100球」からの一軍リリーフ待機。

こんなことをルーキーの滝田君にさせて大丈夫なのか?

確かに今の滝田は二軍で良いストレートを投げているが、ホントにあれが一軍でストライクになるのか? 二軍でもやってないリリーフで。

常廣の時みたいに前もって「何日に先発させます」と言って、北海道のお姉ちゃんを2人とも呼んで、ほんで打順1周りで交代してはどうか? その日の第2先発が中5日の森下とかさ。

 

新井は最後まで普段通りの野球を貫くつもりか。先発投手が100球6回を投げる野球。

私ならオープナーと第2先発とか「奇策」を用います。だって勝ちたいんだもん。

磯村と石原はもう1週間試合に出てません。

昨日の「高梨vs小園」のところで代打石原を出さないのなら、もう代打石原を使うところはありませんよ。上本も二俣もいるんだしさ。

 

今日も森下が乱調なら、ルーキーでドキドキの滝田君が初めての名古屋ドームでプロ初マウンドでしょ。

しかも相手がベテランのアツだったらコワいよ。

今日の試合は森下がコケたらみなコケます。だから頑張れ、森下暢仁。

ホントは玉村昇悟もベンチ入りしてます。岡田明丈も早く一軍に上げなさい。