カープ森翔平の映像チェックをしました

映像チェックシリーズを続けます。

今日はドラフト2位の森翔平。鳥取商業→関西大学→三菱重工west

三菱重工westって何じゃらほい? 2021年に広島、名古屋、神戸の三菱重工が合併したチームらしい。住所は明石。つってもほとんど加古川。兵庫県のハナシです。神戸の西。昨日の黒原は神戸の東。

んで森翔平はけっこう濃いキャラです。1998年の1月1日生まれ。誕生日まで濃い。笑


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縁の多い三菱重工

森は大卒社会人の24歳。即戦力ルーキー。

黒原は秋季リーグに敗退しましたが、森は2021年の都市対抗に出場します。11/28(日)開幕。

ちなみに森は去年も都市対抗に出てました。NTT西日本の補強選手として1回戦と2回戦に登板。3回戦でチームは負けました。負けた相手がセガサミー。西田真二監督でした。

西田真二は2020年の都市対抗で栗林良吏と森翔平を破り、巨人の日本シリーズを東京ドームから追い出しました。なんて男だ。笑

 

2021年の都市対抗に森翔平は自身の所属する三菱重工westで出場します。

1989年、佐々岡真司はNTT中国に所属しながら三菱重工広島の補強選手で都市対抗に先発。その大会でNTT関東の豪腕・与田剛に投げ勝ち、佐々岡はカープのドラフト1位を勝ち取りました。メモっといてね。

元カープドラ1・町田公二郎は2015~2020年まで三菱重工広島の監督でした。教え子がヤクルト大下とソフトバンク杉山。森翔平は三菱重工神戸に入社したため町田との接点はありません。惜しい。

かつて三菱重工は戦艦武蔵やゼロ戦を製造した会社です。現在でも長崎や神戸の造船所でイージス艦を作っています。

 

クイックがものすごく速い

森翔平への私の第一印象はふてぶてしいです。

態度がデカいし、守備をする気もない。

ものすごく「お山の大将感」がある。

とても投手向きの性格ですね。一目でわかるんですよ。

この子は大瀬良大地のような「いい子ちゃん」じゃありません。菅野智之のような「すぐ天狗になるタイプ」です。キライじゃありません。投手向き。

 

技術的にはクイックがスゴく速いのが最大の長所。

走者なしでもセットポジションですが走者が出るとクイックで投げます。

クイックモーションが速い上に、球速とキレも落ちません。それどころかクイックの方がストレートに力があるように見えます。

ピンチの時ほどギアが上がる感じです。実践タイプ。

まあ10分の映像だけの感想ですがね。春のキャンプでしっかりチェックしたいです。

 

ちなみに森の背番号を私は16番だと予想しています。黒原は24番。

クイックの神様、元ロッテ久保康友が16番でしたし、関西外国語大学からカープに入った森跳二今村猛の前の16番でした。久保康友は関大一高。森翔平は関西大学出身です。

 

森の起用法

上の動画を見る限り、森は完全に「打たせて取るタイプ」です。

今年新人で10勝した左腕、伊藤将司(阪神)が良いお手本になるでしょう。

22試合に先発して10勝した伊藤。打線の援護もあったのでしょうが、登板試合の半分で勝ち星がつくというのはなかなか「エース級」で立派です。菅野智之は19試合で防御率3.19、6勝7敗ですからね。

森翔平も伊藤将司も相手を圧倒するタイプではありません。森はスライダーとチェンジアップ、伊藤はカットとツーシームを低めに集めるタイプ。伊藤の方が丁寧なコントロールを持っており、森の方が大胆に内角を突くイメージです。「大胆」は長所でもあり短所でもあります。良く言えば大胆、悪く言えば大雑把。

 

大胆でふてぶてしい森はキャッチャー坂倉との相性が良くなさそうです。我が強そうだから。

しかし我が強い点では森下暢仁も同じこと。坂倉は我の強い投手を引っ張るのも得意です。

森のクイックは最高。牽制はまあまあ。守備のフィールディングはくそマズい。都市対抗での注目ポイントです。

カープでの起用法は先発投手になるでしょう。上位打線には大胆に内角を攻め、下位打線には見下ろして投げるでしょう。

巨人に2位指名された21歳の左腕・山田龍聖を指名できたのに、先に森翔平を指名したカープ。見栄えの良いボールより、ゴロを打たせる実戦派を指名したのだと思います。