世間ではG戸郷とC森下の新人王争いがどうなるかについて議論が盛り上がっている。
戸郷は優勝チームで8勝5敗。2年目の20歳。
ただし規定投球回にはたぶん届かない。
戸郷はここまで15試で84回2/3。ここまでの平均投球回数は5回2/3。
規定投球回までには35回1/3が必要。残り4試合とするなら4試合連続完投が必要だからである。
森下は規定投球回をクリア確実
一方森下。
ここまで15試合に先発し8勝3敗。
投球回数は98回2/3。平均で6回2/3。
残り4試合でわずか21回を投げればOK。平均5回ちょっと。こちらは楽々クリアできるでしょう。
世間では勝利数で新人王が決まると考えているようだが私は違う。
ここまで来れば新人王争いのカギを握るのは
【規定投球回をクリアできるかどうか】と、
【森下暢仁が最優秀防御率のタイトルを獲れるかどうか】
の2点だと思います。
森下に防御率のタイトルを獲らせよう!
私は新人王争いに大した興味を持っていません。
記者投票なので巨人有利に決まってる。いつもそうです。坂本のGGなんて真っ赤なインチキ。
私は最優秀防御率のタイトルに興味があります。実力で獲れるタイトルなのでね。
1位 G菅野 1.89 (16試合114.2回)
2位 D大野 2.07 (16試合117.1)
3位 T西 2.18 (17試合124.0)
4位 C森下 2.28 (15試合98.2)
上位3人はさすがに大したものである。
俺の森下と肩を並べるなんて大したもんだ、うんだ。
特にこの3人は投球回数がスゴい。平均7回以上。エースたるものこうでなくては。
今ここで問題とするのは未来の話。過去はもう変えられない。
どのエースも残り4試合に先発登板することが濃厚。大野だけは5試合。後述。
俺の森下も4試合。
去年のドラフトで私は「佐々木朗希で行け!」と騒いでましたが、今じゃすっかり森下さ。笑
仮に森下が残り4試合を全部「6回1失点」で行くとすれば4試合合計は「24回4失点」となります。
この場合の森下の最終防御率は2.13です。規定もクリア。122回。
現在の菅野の防御率は1.89ですね。
菅野の残り4試合は対戦相手が「広島、ヤクルト、DeNA、広島」です。
いくらアホの佐々岡でもさすがにこれには気付いているはず。
前回のヤクルト戦で、佐々岡と朝山は1点勝ってるにも関わらず、4回裏に早くも円陣を組んで打線を鼓舞しました。
これは明らかに完全に
「森下に8勝目を付けるぞー!」
「おおーー!!」
の円陣でした。エンジン、エンジン、ブルンブルン。
菅野をボコる作戦
森下が6回1失点×4なら2.13。
単純計算で3位到達。
大野も抜かなきゃならないが、そのハナシは最後にします。
最初にボコる相手は菅野智之。ええ、今日の対戦投手ですよ。九里vs菅野。
よく聞けよ、朝山東洋。
カープは菅野と過去3度対戦して「ゾーンを上げて狙い球を打つ作戦」で菅野に2敗しました。
朝山の試合中のコメントはいつもこればっかし。ワンパターンのひとつ覚え。
コイツも慶彦にシメてもらわなきゃならない対象の一人です。ったく。
今年の菅野はコントロールが悪い。
ストライクゾーンには来るが決して「コースにビタビタ」ではない。そういう日は今季一度もない。
球威で押し切ったり、フォークとの緩急で抑えている印象です。キライだから全試合は見てないよ。
まず外スラや130kmのフォークでカウントを取り、140kmの速いフォークで空振りを取る。
左打者へのパターンはこれしかありません。あとは外角シュートぐらい。左への内角シュートは見たことない。
右への決め球もフォーク中心ですが、右には誘い球のスライダーが今なお健在。
菅野のスライダーは効き目が落ちてるが、右打者にはまだ少し通用する。内角シュートもちょっぴりウザい。「有効」という意味ですよ。
クイックモーションはあまり詳しく見てませんが、もともとそんなに得意な投手ではない。
「走るんならどうぞ」スタイル。セットは長いけどクイックは普通。守備も牽制も普通。
だから菅野相手には走らにゃならん。
またそこかよ・・・ってそれが命よ。慶彦カープ。
1塁ランナーがウロウロチョロチョロ。菅野から5点取るには実際に盗塁を仕掛けるより「走るぞ走るぞ」と見せてスタミナを奪いたいですね。
今日の打順
平時ならば「足と守りの大盛穂」を1番センターで使うのが私流の守り勝つ野球。ゲームプランは3対2。
しかし今日は守り勝つだけではダメ。
菅野から5回5点を奪いたい。菅野の防御率はこれで2.19となります。
具体的には5回までに打順3回り。27打者で7安打5四球くらいを菅野に浴びせたい。んで5点です。
■今日のスタメン
1番宇草7
2番田中6
3番誠也9
4番松山3
5番西川8
6番坂倉2
7番堂林5
8番菊池4
9番九里1
昨晩グッスリ眠って考えた作戦です。
7点取ったヤクルト戦とほぼ同じ打順。笑
巨人ファンに言わせれば「そう簡単にいくかよ」かもしれませんが、菅野相手に3対2では森下のタイトル獲得には繋がらない。
イチかバチか菅野をボコる作戦を目指すべきです。
守り勝つ野球はいつでもできる。
今日は打って勝ちましょう。足も使ってエンドラン。球場も狭いので大盛より宇草で行きましょう。森下の個人タイトルのためです。
菅野と大野の抵抗
とは言え、菅野もしたたかな男。
ヤツは今日も「試合の勝敗」より「自分の個人記録」を優先するピッチングをしてきます。
一昨年のCSもそうでしたし、2017年のWBCの時もそうでした。
チームのことより自分のことを優先して投げます。
今日はディスっていませんよ。これも立派なプロですよ。慶彦イズムもこうですよ。
だからヤツは「2点くらいOK」「勝敗もどうでもいいよ。俺はHQSやればいいんだろ」くらいの感じで来るでしょう。大量点はやんねーぞと。
具体的に言えば誠也と松山でアウト1個、龍馬と坂倉でアウト1個とか。そういうピッチングを仕掛けてきます。
だから今日のカープ打線は四球を選べると思うのです。
たぶん誠也と龍馬で3個。あとは田中と8番打者。
んでストライクゾーンを仕留めるのが宇草と坂倉の仕事。
今日はこの二人にチャンスメーカーではなくポイントゲッターを期待したい。
そういう意味で「レフトスタメン長野久義」もあるかもしれない。中川皓太が抹消中なのでね。
とにかく菅野は規定投球回数を今日にもクリアできる状況で、いつでも休むことができるのです。大量失点さえしなければ防御率1点台をキープできます。
菅野の残す対戦相手は広島、ヤクルト、DeNA、広島。
広島以外は防御率争いに無関係です。菅野は最後の広島戦を回避しようと思えばできる状況。
だから今日ボコらないと後がなくなるワケなのです。
そして大野雄大。防御率2位。
大野は実は11月に5試合目を残しています。大野は4試合に登板後、最後にもう一度「調整登板」が可能なのです。
これはかなり大野に有利。
去年ずっと防御率1位をキープしていたKJが最後の最後で大野雄大に逆転されたのも日程の妙でした。
実はその最終戦は広島戦なので、森下も中3日で行けないこともない。
黄金ルーキーの酷使はもちろんいけませんが、この最終戦を前に森下の防御率1位を確定させることは非常に難しい。
大野がこの先2試合連続大量失点とかしない限りは実質不可能なのです。
最終戦に大野が出てくればカープ打線が打って森下を援護する。これしか道は残されておりません。キッパリ
最後に3位の西勇輝。
コイツの残り4試合は中日、広島、中日、ヤクルト。
西の防御率はカープの力ではどうにもできません。これは落ちるのを祈るのみ。
むしろ西の防御率を良くしているのがカープなのです。対戦から逃げたいくらいですよ。笑