森下と坂倉のコンビは実質3年ぶり

2023.6.16(金) 

広島 2-0 西武 マツダ 

1990年代の西武は9年間で8回優勝、6回日本一。森祇晶監督が率いた9年間の通算勝率は.606

唯一負けたシーズンもゲーム差なしの2位。近鉄ブライアントが中日に残っていれば西武はV9を成し遂げていたのかもしれない。

そんな西武に末包と堂林が2者連続本塁打を浴びせ、アツと床田が完封勝利。

北別府学は日本シリーズで西武に1勝もしていない。北別府は秋山にバク転されて、川口和久は鈴木康友に逆転打を浴びました。

佐々岡は石毛宏典に初球単独スチールを決められた。津田恒美は工藤公康にサヨナラ打を浴びた。

いかん。また怒りがこみあげてきた。メラメラメラ・・・

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松井は好きさ

松井稼頭央はよくやってるし、新井っぽい名将の香りも漂います。

主砲・山川穂高の離脱もあって打線は低迷。親会社も堤時代ほど金を出さない。FA流出はカープ以上に多い。今年は楽天を下回り最下位。

 

ハッキリ言って・・・

 

松井は・・・

  

 

よくやっとる。

私はそう思う。

 

勝率は3割台ですが、チーム防御率はカープを上回る3.10。

松井は山川の悪口を一言も言わない。

原辰徳、岡田彰布、立浪和義、石井一久は毎日選手の悪口ばかり吐く。佐々岡真司もそういうタイプでした。

 

松井はエラい。新井もエラい。我慢強い。

今年は無理だろうけど、西武は2年後に強くなると思います。

 

森下と坂倉

さて今日の予告先発は森下vs高橋光成。二人ともここまで防御率1点台。

昨日アツがスタメンだったので、今日はもしかすると坂倉がスタメンかもしれない。

今年の森下はずっとアツと組んできました。去年もアツ。

 

2022年、坂倉がサード固定を告げられる直前に1試合だけ森下とバッテリーを組んだことがありましたが、それもわずか1試合。中国新聞はその試合後に

「森下-坂倉コンビを継続しろ」

と報じました。中国新聞

 

だが佐々岡は森下-會澤コンビを選択。2021年は森下-石原コンビも目立ちました。石原って石原貴規の事ね。

森下が10勝して新人王獲って防御率1点台だった2020年は森下-坂倉コンビが中心でした。あの年はコロナウィルスによる緊急事態宣言が出たため6月開幕の120試合制。森下は18試合の先発で10勝3敗。防御率1.91。佐々岡がドジらなければ最優秀防御率もあり得たシーズン。※参考記事

この年の森下はけっこう圧倒的でございまして、多くのカープファンは

「佐々木朗希に行かないで森下を獲っといて良かったねえ」

と思ったと思います。私も思いました。

 

だが以後の森下はいいピッチングをするも何かが足りず沢村賞は2年連続で山本由伸にさらわれました。

去年のオフには右肘を手術。森下のキャリアハイは今のところ1年目の10勝3敗。2年目と3年目は20試合以上先発してるのに8勝と10勝。

キャッチャーだけのせいではないけど、2年目は石原、3年目はアツとコンビを組み、なぜか親友の坂倉とコンビを組ませてもらえなかった森下。

私もイライラして森下と坂倉のラブソングをブログに書いたほど。※参考記事

 

そのコンビが今日、およそ3年ぶりに

 

復活する

・・・かもしれないのです。

 

キャッチャーを代えても投げるのはピッチャー。

私も森下には「誰がキャッチャーでも投げる試合は全部勝て」と思ってます。

 

3年前の2020年は森下がルーキーで、坂倉も一軍マスク1年目でした。

坂倉のことをまだ「いたくら」と呼ぶ解説者も多くて、正捕手はもちろんV3戦士の會澤翼でした。

22歳の森下と21歳の坂倉。8月7日からコンビを組み始め8月はいきなり3連勝スタート。9月は1勝1敗でしたが10~11月は4勝0敗。

2020年の森下坂倉コンビは13試合に先発して8勝1敗でした。森下の勝ち星だけの話ね。チーム全体では9勝2敗2分でした。

 

「だから何だ?」

と言われれば

「別に」

という話なんですが、年齢的にもCM的にも

「もう森下、坂倉、小園の時代だろ」

と思うって話です。

中村奨成と高橋昂也もチームの軸になるべき年齢。

 

本日のゲームプラン

アツと床田も良かったですけど、西武打線はやっぱり火力不足。

打率.250以上打ってるのが外崎一人。

外崎を敬遠すれば今日も完封できるんじゃないのかな?

 

高橋光成は強敵ですけど、右投手なので野間と田中が先発すれば1点や2点なら取れるでしょう。

ファーストは堂林か林になるのかな?

思い切って売り出し中の末包をファーストでスタメンさせるかもしれない。

 

末包は5月頃から二軍で変化球タイミングの打撃に代えました。

新井が末包に「一軍用の打撃は要らないから二軍でやってきたことを続けなさい」と言いましたが、本当にそれが実践されています。東スポ

去年の末包は全球ストレートタイミングで、相手に簡単にカウントを稼がれていました。

今年もキャンプと春先はストレートタイミングでしたが、ある時5月だったと思うのですが、初球の変化球をヒットし始めました。

私はあれ?と感じて、それからあれよあれよと末包の打率は3割に到達しました。

 

野球経験のない方は打率やOPSを見るのかもしれないが、30年センターを守ってきた私は常にバッターのタイミングを見ています。坂倉はバッターの反応を見ている。

末包はタイミングの取り方をある日劇的に変えました。福地か新井(弟)か東出か知りませんが、ここまではそれが結果に出ています。

だが相手もプロ。そんなのはすぐにバレます。

 

今日末包が打席に立つことがあれば、初球や2球目の変化球をどんぴしゃのタイミングで振るか振らないかにご注目願いたい。

昨日ストレートをホームランしたので、今日西武がどう攻めてくるかも興味深いです。