2022.3.16(水)
ロッテ 1-2 広島 千葉
鈴木誠也がシカゴ=カブスと合意。
フン、もうその手には乗らないぜ。笑
今年のドラ1は即戦力? まだ3月なのにアホ丸出し。
佐々岡「中村健人?開幕スタメンもあり得る。相手は左(東)なので」
佐々岡は心底アホやのう。今年負けるのは仕方がないが、秋のドラフトで右の外野手なんか穫ったら俺またカープファンやめるでー。
ロッテは強い
誠也と新人ドラフトと現役ドラフトの話はまた今度やりましょう。
今日は栗林の話をします。
栗林はオープン戦5試合に登板。5イニング投げて被安打6、与四球3、失点4、防御率7.20
今年の栗林は大丈夫?
まあ大丈夫でしょう。
防御率0点台は無理だけどね。
あとはシンプルにロッテが強かった。
振る力もあるし、バントや走塁などの小技も上手い。ボール球も振らない。
1戦目、栗林が2点取られた試合で実は栗林は1本しかヒットを打たれていません。ピンチを招いた理由は例のマウンドのせいで出した2四球とアツの弱肩で許した2盗塁。これで2死23塁。岡大海のタイムリーはゴロヒットだし、まあしゃーないという感じです。
2戦目は平沢大河にゴロヒットを許します。続く代打エチェバリアの打球はショートゴロゲッツーコース。ゲッツーシフトを敷いていた小園の横をすり抜け、レフト中村奨成もジャッグルで記録2塁打。実質ダブルプレーです、あんなの。
栗林は無死23塁のピンチでギアを上げ「三振→外野フライ→三振」での1失点。去年通りで全く問題ナシだと思います。
ただし今年の栗林にドクターゼロは無理ですよ。
去年が奇跡。抑え投手が60試合に登板したら良くて防御率2.00。
「60試合で防御率1点台」はMVPクラス。2016、2017年の中﨑とジャクソン。
「60試合で0点台」は過去にほとんど例がないミラクル。藤川球児でも「60試合で0点台」は実働20年で2回しかありません。中日の浅尾コーチは1回。その時は「70試合で0.41」で本物のMVPを獲得しています。
大魔神・佐々木主浩は「60試合で0点台」を1度もやってません。佐々木は「50試合で0点台」を2回。去年の栗林も「50試合で0点台」でした。
つまり栗林は決してドクターゼロじゃないって事。
防御率2.00で御の字です。2.50でも及第点。特に今年のセリーグは栗林をしっかり研究してきます。今年はけっこう打たれますよ。覚悟しときましょう。
大盛穂とケンティーの守備
栗林が2連投して2試合とも失点したのは仕方がないのですが、実は点を取られた場面でカープ守備陣はしっかりと余計な進塁を許しています。
1戦目はセンター前2点タイムリーを許すのですが、センター大盛のバックホームの間に打者走者の岡大海に2塁へ行かれています。
岡の打球は二遊間を襲う強いゴロでしたから1塁手堂林はまず1塁ベースに付きます。んで2塁上本のダイビングが届かず打球は抜ける。堂林はそこからカットプレーのためマウンド方向へ向かうのですが、打球が速いこととセンターが前進守備なことから堂林はカットに間に合わず、大盛は一匹でバックホームしなくてはなりませんでした。
ここで大盛はマジメにカットマンがカットできる低いタマを投げました。だがカットマンはいない。2塁走者・藤原恭大の生還を許しました。カットマンがいない時、センターは高い球を投げてもいいと思います。私はそうしていたし、だいいち外野前進守備は2塁走者をホームに返さない守備体型です。カットマンがいてもセンターは思い切りバックホームするべきです。
だから1戦目で打者走者の岡を2塁に行かせるのは良い。ダメなのは大盛が低いタマを投げて、2塁走者のホームインを悠々セーフにしたこと。大盛はワンバンでキャッチャーに届く球を投げるべきでした。いっそ山なりのノーバンでもいいくらいです。外野の前進守備とはそれが目的だし、岡の打球も速かったからです。
2戦目。ライト犠牲フライにおける中村健人の守備。
1死23塁からライト犠牲フライで栗林1失点。低めストレートを控え捕手(右打ち)に外野まで運ばれたことに少し驚きましたが点差は2点。1点はOK。この場面、アウトカウント増やせる犠牲フライはOKなのです。
ケンティーの守備位置は定位置よりやや深め。右打者の控え捕手に対し「少し深いな」という印象でしたが、打球は深めのライトフライ。もう打った瞬間にバックホームは無理。1点は仕方ない。問題は2塁走者である。同点のランナーを3塁へ行かせてはいけません。
ライト中村健人の守備はカンペキでした。少し下がりながら前のめりに捕球し、カットの2塁手へ素早く強い送球。2塁走者は足の遅いエチェバリア。2塁手は上本、3塁手は田中。
こちらのプレーです。
カープのカットプレーはテレビに映りませんでした。笑
あの位置であの送球。エチェバリアの足は遅いというのが私の認識。
あれでなんで3塁セーフになるのか私には理解できません。
上本か田中がポロリとやったか、上本の送球がヘボかったかのどちらかでしょう。たぶん上本の肩かな。
とにかく小園がショートに入ってから、カープの中継プレーが大雑把になってることは私が日々言い続けていることです。この2試合、ロッテにはことごとく余計な進塁を許しました。私の目はごまかせませんよ。プンプン
それで栗林が2失点と1失点。防御率7点台。世論が「栗林は大丈夫?」となるのです。
大丈夫です。栗林は去年と一緒です。
ただし去年の栗林は色々幸運でした。栗林が持ってる本来の実力は「60試合で2.50」です。9試合投げれば2試合くらいは失点します。
だからバックが守ってやんないとね。野手出身の私はそういう考えで選手を指導したいです。
佐々岡が「ケンティーの開幕スタメンもある」と言ったのはリップサービスでしょう。ケンティーは東やエスコバーからヒットを打てませんよ。
ただ守備は良い。ファインプレーはないが堅実です。廣瀬純っぽい。肩は中村奨成よりずっと強くてコントロールも良い。野間と大盛にも負けてません。守備要員として開幕一軍をゲットする可能性はありますね。その時は曽根海成か長野久義が開幕2軍です。
私は曽根とチョーさんを選びますが、まずケンティーにチャンスを与えるのも悪くはないでしょう。