2026.3.29(日)
広島 1-0 中日 マツダ
栗林が1安打完封。6回裏に1点取って、7回表に3番岡林を打ち取って、「こりゃ完全試合を見られるぞ」と思ったら、8回表に1本打たれてしまいました。
2015年の クリス=ジョンソン も開幕2戦目に準完全試合を果たしています。
栗林の高めの変化球
栗林はこの日、立ち上がりからタマが高ったんですよ。
解説の天谷は「栗林は高めを上手く攻めている。低めに投げとけばいいという時代はもう終わりましたよ」と言ってましたが、坂倉はミットを低めに構えてました。
私は
「天谷はそう言うけど、単に上ずってるだけじゃないの?」
と思ってました。
5回になっても6回になっても栗林のタマは高いまま。
特にカットとフォークが高い。
「今はパーフェクトだけど、そのうち掴まるんじゃないか」と思いながら見てました。
結局、ストレートはミット通りに行くようになりましたが、カットとフォークは最後まで高いままでした。低めに決まるフォークやカットもありましたが、半分くらいは高めで見逃し三振を奪ってました。
「さすがにこれは栗林がワザと投げているのかもしれない」
と思ったのは、細川にセンター前ヒットを打たれたあたりからです。
クローザー時代は一発がダメなのでフォークは低めにしか投げていませんでしたが、今年の栗林は先発なので「高めのフォーク」と「高めのカット」を持ち球に加えた可能性があります。今後も注目しよう。
1安打された瞬間はガッカリしましたが、その前の回の勝田のショート守備がもう笑えるくらいにガチガチでしたから、これで緊張が解けて完封できるかもねと思いました。ええ、完全に負け惜しみです。
坂倉のリードも普段通りというか、前日のターノックが強いツーシームで中日打線をねじ伏せていたので、この日は栗林のカーブとカットで中日の打者を前に出して泳がせているのかなと思いました。
もちろん完全試合なんか狙っていませんが、坂倉らしいインコースの強いタマと得意の3球勝負でどんどん攻めていました。
カープの攻撃
昨日も書きましたが、カープの攻撃が後手になっています。
その原因は奨成と小園がスカタンだからなのですが、中日の先発3人が全員スゴかったので仕方ない面もあります。
カープはぎっくり腰のアブレウから4点取った以外は、2点・2点・1点でした。
しかも相手のエラー絡みばっかり。今季初得点はレフト細川がポロリした秋山の3塁打からでした。
決してカープ打線が順調なわけではないので、3連勝にあまり浮かれ過ぎないように。
平川と泰がボール球を振るのは仕方ありません。奨成・小園・ファビアン・坂倉がしっかりすれば、ルーキーたちも打てるようになります。
勝田も三振が多いですが、8番は四球OKで厳しく攻められがちなので意外と難しい打順です。
そんな中、昨日の試合の6回裏2死12塁、栗林が完全試合継続中という中で、新井はまた6番キクに代打を出しませんでした。
カウント1-2からの4球目、高橋宏斗の外角ストレートが決まったと見えましたが判定はボール。中日ファンにはストライクに見える。カープファンにもストライクに見えたフォーシーム。
いつもそうなのか知りませんが、高橋宏斗は三振を狙った時だけストレートをシュートさせますね。ツーシームとは違って、シュート回転させたフォーシームだと思います。
石伊のミットはベースの中でしたが、ボールがベースの上を通過した時は外だったかもしれない。どちらにしてもきわどかった。キクは完全に手が出なかった。
んで次の球が外カット。バッテリーはうまく泳がせたのですが、打球が一二塁間のいいところに飛ぶ。
守備範囲の広い田中幹也が追いつき、一塁へ送球。
これをサノーがポロリしたのです。カープ先制。栗林に「完全試合の権利」が生じました。
サノーのエラー
ここで少し サノーの話 をします。
私はこのサノーを少し見直しているのです。
サノーはメジャーで何度も30本塁打した強打者で、三振も多くてエラーも多いと評判でした。
「どうせ中田翔みたいな大雑把なヤツだろう」
と最初は思いました。
ところがオープン戦を見てると案外コンパクトで、守備もヘタですが、とても一生懸命です。カープとの3連戦でも味方の乱れた送球を一生懸命伸びて何度もアウトにしてました。
体が固いのでゴロを捌くのはヘタそうですが、一生懸命さは伝わってきました。
佐々木泰が櫻井頼之介の一塁牽制で逆を突かれた時、サノーは必死で泰にタッチに行きました。セーフと判定された瞬間にベンチに素早くリクエストも要求してました。私は「守備の時間も集中してるんだなあ」と感心しました。
プライドの高い外国人選手なら、ここまでやらないと思います。日本に馴染もうと頑張ってる姿勢をこの3連戦ずっと見せていました。
そのサノーが昨日手痛いエラーをしました。
記録はサノーのエラーですが、私は投げた田中幹也のエラーだと思う。送球がベースから離れていたし、キクは右打者なんだからもう1歩踏ん張って投げる時間もありました。
田中幹也の送球が少しライト方向に逸れたので、サノーがポロリ。高橋宏斗は自責点ゼロで負け投手。その前のボール判定もアンラッキーでした。
中日はアキーノも我慢できずすぐに二軍へ落としました。
中田翔は自分で離脱していったんだっけ?もう忘れました。
サノーは我慢して使ってあげてほしいなあ。4番は無理だろうけど、6番ならそこそこ打つと思います。守備もヘタそうだけどマジメです。
平川のバックホームが無ければ、サノーに1打点が付いてたのになあ…
モンテロの話
だから私はモンテロを使ってほしいんですよ。モンティもマジメだから。
新井はまたファビアンに守備固めを出しました。要らないっての。
完全試合がかかっていれば私もさすがに代えるけど、マダックスくらいなら外野はファビアンのままでよい。9回裏があれば打順はファビアンからだったし。
興味深いのは9回表の守りがサード小園とショート勝田のままだったこと。
これがもし完全試合のかかった9回表ならどうしていたでしょうね?
小園を引っ込めてサード泰、ファーストモンテロとかやってましたかね?二俣もいるし。
この妄想はコワいので今日はやらない。新井はたぶんモンテロの守備を私ほど高評価していないだろう。ファビアンを下げるくらいだからね。
もう一つ考えられるのはモンテロはやっぱり試合に出られないのか?という話です。
キクに代打を出さない理由は、新井がキクを好き嫌いで起用してるからだと思ってますが、昨日の6回裏と2戦目の8回裏も2死12塁でキクをそのまま打たせました。
WBCのベネズエラ戦で井端が「相手が左投手だから」という理由で先頭打者の若月をそのまま打たせました。侍ジャパンは小園をベンチに残したまま試合に敗れました。
新井は「全部1点差勝ちだった♡」と喜んでますが、井上監督がアホじゃなければ3連敗もあり得ました。野球って1個ミスると接戦を落とすのですよ。
モンテロが試合に出られないのはキクや勝田との兼ね合いです。
モンテロを出すためにはキクと勝田を下げねばならない。
ロースコアの試合をモノにする戦いは私の望むところですが、4番泰はあまりにも 無計画 です。
泰を育てる覚悟ならキクをスタメンから外しなさい。それが痛みと変化じゃないのか?
7番サード佐々木泰、クリーンアップにファビアンとモンティ。
モンテロはボール球を振りますが、走者12塁で打席が回れば、相手は強打者にもストライクを投げてくるのです。これがいつも言ってる「打線」の仕組み。
1対1で「個の野球」をするのは頭の悪いメジャーリーグとデータ野郎だけでよい。
高橋宏斗はそれをよくわかっている。だから勝田が2三振したのだ。勝田の後は完全試合の栗林良吏。カープが代打を出せるはずないから、ボールになる変化球で攻めてくるのだ。
モンテロの打率が1割なのは、モンテロの前に走者がいないからボール球ばかり投げられているからです。
ランナーがいたらモンティは打つよ。開幕戦で打ったじゃないの。