2021.7.12(月)
広島 6-2 中日 マツダ
大瀬良大地が7回2失点。3ヶ月ぶりの3勝目。
ビックリしたのは3回表に出てきた時。「え?1番からだよ。ヤバいよ。」
5回も6回も驚きました。「どこまで引っ張るん?明日は九里、明後日は森下やで」
7回表も大瀬良が出てきました。「興味深い。さすが佐々岡だな」
大瀬良の続投
大瀬良の続投に私はかなり驚きました。
2回表に2死23塁。打席には9番投手の大野雄大。
ここが昨日の試合のターニングポイントでした。
代打を出せば大瀬良はKOされてた可能性が高い。
しかし大野は中日のエース。2回表で早くも4対1でした。しかも3日後にはオールスターブレイク。野手出身の監督ならばリリーフを総動員したい展開。
しかし与田は大野を代えませんでした。結果三振。大瀬良は逆球ばかりでしたけどね。
一方の佐々岡も与田のライバル。ルーキーの頃からしのぎを削ってきた間柄。こちらもガンコに大瀬良を引っ張ります。ビックリしましたね。矢崎拓也と高橋樹也がいるのに逆球の大瀬良を引っ張りました。2回を投げて42球。私は5回持たないと思いました。
東尾のシュート
私は大瀬良のことをカープのエースだと思っていますし、もはや「豪腕」ではなく「精密機械」だと思っています。
カープの精密機械と言えば北別府学。いい時の大瀬良は北別府。
昨日の大瀬良は東尾修のようでした。
東尾と書いてトンビと読む。ウソです。ひがしおおさむさん。
横浜高校の松坂大輔をくじで当てた人であり、何かにつけて北別府学と比較されてきた人。
まあ東尾に追いつけ追い越せだったのが北別府かもしれない。内角シュートとインスラの達人。インスラって右打者への内角スライダーのこと。今で言うフロントドアのこと。
んで、実は東尾って北別府や西本ほど内角シュートを投げませんでした。
記憶違いならごめんなさい。なんせ東尾なんて日本シリーズとオールスターでしか見てませんから。
東尾の内角攻めはシュートではなく「ストレート」でした。だからコワい。シュートなんて当たっても痛くない。ストレートが頭に来たらそれはコワいと思います。
北別府と西本はシュートで内角を攻めてました。東尾はストレート。東尾の方がコワいっての。
大瀬良の最大の武器は「内角のストレート」です。
大瀬良はツーシームも投げてますが、右打者の内角へストレートも投げられます。だからコワい。だからエース。
九里亜蓮はシュートです。森浦大輔も左打者の内角へストレートを投げます。だから私のクローザー候補。森下暢仁はまだ甘い。もっとできるはず。遠藤淳志もいい内角ストレートを持っている。だから期待している。はよ上げろや。
まあ、上の石毛vs東尾の対談を見てみてよ。面白いから。
近鉄デービスに投げたしょっぱいシュートが全国放送されたため「東尾=内角シュート」のイメージが付いたのだと思います。私は東尾と言えば内角ストレートのイメージです。江本や平松は内角シュートですが東尾は内角ストレートです。間違ってたらごめんなさい。西鉄ファンの方に教えて頂きたい。私はカープのことしか知らないもので。
大瀬良は前回よりはシュート回転が治ってました。腕の角度も2時から1時30分に戻ってました。
坂倉は相変わらず良いリードをします。構えたコースにボールが全然来ないので、右打者の外角低めに構えてシュート回転した球がストライクゾーンに来るようにしていました。「なら1塁の松山と3塁の林を早く代えたらいいのに」とか思いながらボケーッと見てました。
佐々岡の野球
昨日の大瀬良は中5日でした。
今日の九里も中5日。日曜日が雨で中止だったので私は月曜日が「森下スライド」で、火水が中6日の大瀬良と九里だと思ってました。
日曜の試合があったら水曜日は誰だったんだろう???
佐々岡が中5日で逆球連発の大瀬良を7回まで引っ張ったのはたいへん興味深かったです。
捕手はリードのしようがないし、守ってる野手は長野と松山。中日の打球はセンター野間とショート小園のところにばかり飛んだので、大瀬良は7回2失点で済みました。
佐々岡の野球は面白い。私にはマネできん。私なら大瀬良を2回で降ろし、3回から矢崎と樹也でした。
裏事情はわからんけどね。