杉原ラミレスロベルトの去就と育成契約のリスク

カープ球団は昨日「杉原望来・ラミレス・ロベルトの3選手を自由契約にする」と発表しました。

「戦力外通告」ではなく「自由契約」です。

「戦力外通告」と「自由契約」はどこが違うのか?

 

結果は一緒

結論。

両者の結果は何も違いません。まったく同じ です。間違ってたらごめんなさいね。

去年のカープは支配下選手の河野佳と育成3年目の名原典彦に 戦力外通告 をしました。んで12月に育成契約。

今年のカープはトミージョン手術の辻大雅にも戦力外通告をしました。12月になれば育成契約の予定です。

 

プロ野球の選手契約は2月1日から11月30日まで。

だから戦力外通告をした選手とも11月30日まで契約が残っています。小園海斗や矢野雅哉はまだカープから給料をもらっており、球団設備を使って練習してもOKなのです。

 

では「自由契約にした選手」と球団はどういう関係なのか?

私の理解では戦力外通告とまったく同じです。羽月のように契約期間中に「契約解除」とならない限り、11月末まではカープの選手です。

カープは過去にも育成3年目の選手を「自由契約にする」と発表したことがあり、その選手たちとは4年目の育成契約を結び直してきました。

2022年の前川誠太と木下元秀がそうです。彼らは12月に4年目の育成契約を締結しました。※安芸の者がゆく様

 

2024年の巨人がわかりやすい。

巨人は3年目を終えた育成選手のうち来季も契約延長する選手(石田と代木)には「自由契約にする」と伝え、クビにする3年目の育成選手には「戦力外通告」と伝えている。両者の結果は全く同じです。

育成再契約する「育成選手」には「自由契約にする」という言い方。

育成再契約する「支配下選手」には「戦力外通告」という言い方が用いられている。

 

カープ球団の意思

以上の話を整理します。

・来季育成契約を結びたい支配下選手には「戦力外通告」

・来季育成契約を結びたい3年目の育成選手には「自由契約」

・来季育成契約を結びたくない3年目の育成選手には「戦力外通告」

 

よくわからないのは、カープ球団は2025年10月に3年目の育成選手だった名原典彦に戦力外通告を行っています。

名原はクビかと思ったら、戦力外通告をした時点で4年目の再契約の方向と報じられていました。※中国新聞

 

育成選手は3年間しか保留できません。

だから4年目の再契約を結び直す時には育成選手を一旦自由契約にしなくてはならず、理論上はその時 他球団にその選手を獲られるリスク が生じるのです。

「自由契約にする」という優しい言い方を用いても、球団がやってることは「自由契約選手として公示する」ことですから、戦力外通告と何ら違いはありません。このことは 確実に事実 であります。

 

「ほな、なんで名原は戦力外通告で、杉原は自由契約やねん?」

そこが私にもわからないのです。

私が思うに

「名原は他球団に獲られても構わない」

「杉原は他球団に獲られるのがイヤ」

という球団の意思表示かもしれませんが、言い方を変えても やってることは全く同じ だと私は思います。

 

私のこの考えを論破できる方いれば、ぜひ論破してもらいたい。

私も両者の違いを知りたいです。

 

育成プロテクト

昨日、巨人は手術をした浅野翔吾選手に戦力外通告をしました。

世間は「育成プロテクトだ」と言ってますし、実際私も「その通りだ」と思います。

ただ浅野が手術をしたことは事実であり、2018年の上原浩治のような露骨な育成プロテクトではありません。来季も一軍で使えないのでしょう。

 

巨人は2020年に支配下選手の堀田賢慎を「自由契約にする」と発表し、育成契約しました、

2021年、3年目を終えた育成選手の堀田賢慎を再び「自由契約にする」と発表し、育成再契約しました。

このように支配下選手にも「戦力外通告」ではなく「自由契約にする」によって育成契約を結んだケースもありました。

やはり違いがよくわかりません。

 

育成契約のリスク

巨人が育成プロテクトをするのは不潔で卑怯な行為ですが、ルール上は合法なので止めることはできません。NPBはいつまで黙認しているのか?

巨人は自前の選手を自由契約にしても獲られるリスクが低い。給料が高いから。

 

しかしカープが育成再契約を目指して保留選手を自由契約にすることには 大きなリスクがある と私は考えています。

平たく言えば

杉原とラミレスを獲られる

という意味です。ロベルトは大丈夫。

 

辻大雅だってトミージョン手術したとはいえ、ルール上では他球団と契約を結べるようになりました。

辻大雅を支配下であれ育成契約であれ、巨人やソフトバンクが契約することは可能となったのです。

私は心配だなあと思いつつも、来季の支配下枠を一つ広げられるメリットも理解しています。

だから杉原望来とラミレスを支配下選手にするためなら、辻大雅を育成契約にすることも致し方ないのかなと理解していました。

 

ところが昨日、カープは杉原とラミレスを自由契約にすると発表しました。私はズッコケました。

「どアホか、杉原とラミレスを獲られるぞ!」

 

巨人やソフトバンクは育成選手が逃げませんが、カープの場合は逃げられます。

ロベルトは大丈夫ですが、杉原とラミレスは獲られるぞ。

「大丈夫だから育成再契約するのだ」

ホンマか? 私はかなり心配だ。

 

育成選手を数多く抱えれば抱えるほど有利なのはわかる。

そして秋に支配下昇格させるより、開幕してから支配下昇格させる方が便利だということもわかる。

わかるがそれもまた新井とカープのスケベな考えです。他球団と同じことをやってると「カープは不利だ」と思うのです。お金がないからです。

 

私なら杉原とラミレスと即刻支配下契約を結びます。

こないだ書いたばかりですが、カープの支配下枠は3つ空いてるからです。※参考記事

辻大雅・杉原・ラミレス・河野佳で3つ枠を使えます。

辻を育成にしたので残る3人を支配下に上げろというのが私の考え。

河野は自由契約にする必要がないので開幕前後の昇格でよい。

杉原とラミレスは一旦自由契約にしなければならいため、育成再契約には大反対です。即刻支配下選手を結ぶべきというのが私の考えです。

この件に関して反論を許さない。よそに獲られたらどうすんのよ。

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