2019年のFA宣言公示日は本日が最終日。
ロッテ勢続々残留。巨人ガッカリ。
カープの菊池涼介と長野久義はまだ態度を保留しています。残留濃厚と報道されてはいますが私には一抹の不安も残ります。
キクの態度に大きな意味はない
キクは1週間くらい前に
「侍の合宿で忙しいから鈴木本部長とは電話で済ませるわ」
と発言。
これにはもう「長年連れ添った夫婦」というか「カープ球団と菊池涼介の信頼関係」がハッキリと見て取れませんか?
私には見えますね。キクの残留が。
前田健太の時も「ポスティング&メジャー発言」から2~3年後の移籍でした。
キクも順調にいけば海外FA権は2021年に取得予定。
ならポスティングは2020年、つまり来年のオフってことが双方の既定路線だと思いますよ。
丸はFA宣言する前に相当悩んだし、宣言後も相当悩んだ。カープ残留もできましたから。
キクはあんまり迷ってません。なら当然残留で間違いないでしょう。
長野久義はわからない
その点、長野久義は悩んでいます。
巨人に戻りたいって意味ではなく、純粋に出場機会に飢えていると思うんですよ。
カープの外野陣は層が厚い。若手も大勢。2020年は坂倉、西川、鈴木が第一線。そこに野間、高橋、松山、長野。若手に正随、大盛、宇草。
チョーさんは35歳。年俸2.2億円。今季の成績は72試合、打率.250、5本塁打、20打点。
AランクのチョーさんはFAしてもおそらくどこも手を上げないだろう。
今年のFA市場は外野手だらけ。福田&バレンティン。秋山翔吾もMLBがダメなら国内12球団の話を聞くみたいです。
残り5年の野球人生
チョーさんを取り巻く環境は非常に厳しい。
最も現実的なのはカープ残留。んで代打か二軍。チームがこういう構想を持っているなら年俸は下がり続けるでしょうね。
代打の切り札・前田智徳の晩年は年俸5000万円でした。
チョーさんの年俸はこのままカープに残れば2.2億(34歳)→1.6億(35歳)→1.2億(36歳)→7000万(37歳)→5000万(38歳)という緩やかなカーブを描くのではないでしょうか。
おそらくオーナーと鈴木本部長はこの話を長野にしている。
人情味溢れる長野久義ですが、同時に「歴戦の勇士」でもあります。補欠前提の野球人生はプライドが許さない。
でもチョーさんは現実を見られる冷静さも併せ持つ。
「パリーグでオレは必要とされるのか?いや、そもそもオレの野球は通用するのか?」
長野の残りの5~6シーズンを送るチームはどこがふさわしいか。
外野が固まっていないロッテやオリックスはどうか?
ロッテは若い外野手が大勢いるし、大阪は怖いからヤダ。
ならカープの温かい仲間と楽しくやるか・・・
長野の「本日、FA宣言!」はないでしょう。
でも「減俸からのトレード!」はあるかもしれない。2億なら欲しくないけど1億なら欲しがる球団があるかもしれない。
阪神も外野が薄いが、元巨人の長野が阪神入団とかあり得るのかな?
楽天はドライすぎてダメ。オコエさえ放出しそうな勢い。
筒香の抜ける横浜はどうか? DeNAはいいかもね。繁華街も多いし。