2024.2.21(水)
広島 1-2 DeNA 那覇
ピッチャーがいないと言われていたDeNAですがいっぱいいましたね。度会と松尾汐恩も良かった。
カープは期待の田村、奨成、貴浩がノーヒット。こんな日もあるけど点差以上に敗北感の強い試合でした。
練習試合なんですけど今日のブログは厳しめです。
(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});
新井は甘い
敗北感の原因は与四球の多さです。安部友裕が何度も言ってましたがスイングの弱さも影響してる。
ヒット数はカープ8本、DeNA6本。だけども与四球がDeNAは2、カープは6。高と滝田はデビュー戦で緊張しただろうけど新人の1イニング2四球は萎えるよね。
ハッキリ言って2人とも開幕一軍は厳しい。絶望的。
以前高は右打者のインローを
「死ぬほど投げてきた」
と言ったことがあります。※日刊スポーツ
私は「絶対投げてない」と思いました。私は高のインローを知っているからです。高は絶対死んでない。
高太一はちょっぴり意識低い系です。もっと言うと
新井貴浩が甘すぎる
ということ。今風なのかもしれないけど。
あのタマで「死ぬほど」なんて軽率な発言をしたら高橋昂也に失礼。高のインローはまだアマチュアのタマです。
運動会で6人全員お手々つないでゴールしてた時代はいつなんだよ?
とにかく高の開幕一軍は絶望的です。滝田一希も論外。彼らは素材型ルーキー。
沖縄であと1試合投げたら二軍へGO。性格がいい子なのは知ってるし私も2人を大好きですよ。でも一軍メンバーをナメるんじゃありません。この2人は時間をかけてゆっくり大きく育てましょう。
サワヤカな田村
同じ理由で田村俊介もまだまだ甘い。
秋山と野間はボール球を振りませんが、田村は振ると思います。
ド真ん中のボールをホームランコンテストすれば田村が上でしょうが、一軍の投手はそんな球を投げてはくれません。
秋山と野間はアウトになりにくい打者。末包と奨成もだいぶ我慢できるようになってきた。
田村はまだ若い。当たり前です。20歳だし一軍経験も浅いんだし。
「だから田村を一軍で使って育てようぜ!」
っていうご意見に私は大賛成でございます。7番田村でも3番田村でも大賛成。
ただしその時は秋山か野間がベンチスタートとなります。田村が打てばカープは勝つ。打てないと負けます。勝率3割だと思います。
秋山と野間がヒットを打つ確率も30%くらいです。
だけど守備も良い、足もある、アウトの時に走者を進塁させている、相手投手に球数を投げさせている、試合中に仲間にアドバイスをしている。
田村俊介の打撃は美しくて強いです。野球がヒット数や美しさを競う競技だったら田村はとっても美しい。野間は泥臭い。もっと言うと汚い。
だけど野球はキレイなヤツより泥臭いヤツが最後に勝つスポーツなのです。
昨日の練習試合で安部友裕は「後ろ足に体重を残して強いファールを打て」と何度も発言してました。
言ってる意味はとてもよくわかります。松井秀喜が流行らせた打ち方で田村俊介もこのスタイル。
四番打者はこれでいい。田村俊介もそれでいい。
だが野間峻祥はそれじゃダメなのですよ。イチローと秋山もその打ち方オンリーではありません。
野球ってヒット数を競う競技ではありません。
相手より1点だけ多く取ればよいスポーツ。
アウトは27個あります。どう使うかは監督の自由自在。
田村俊介はまだ「投手と打者のワンオンワン」「1対1の真っ向勝負」。これしか知りません。田村の野球はサワヤカです。
一方、野間峻祥や秋山翔吾。タナキクもそうですが経験者は色々ズルいことを知っている。ヒットを打てなくても仕事をします。
昨日の試合の8回裏に田村と韮澤が2球で2アウト取られました。
次打者は坂倉。DeNAはさすがに3球で3アウトはないだろうと思ってましたが坂倉はボール気味の初球をマン振りしました。これは明らかに練習試合だからです。
坂倉はエサを撒いているのです。公式戦でもヤルヨのサイン。
対するDeNAも昨日の試合で3盗塁。これまた毎年恒例行事。一句詠みます。「春だけは、走るフリするDeNA」
私は騙されませんよ。シーズンに入ればDeNAは走りません。
開幕メンバー
キャンプ第5クールが終了。
明日からの3連休にオープン戦が3連戦。そしてキャンプは2月27日(火)で打ち上げ。
3月1日から本州でオープン戦3連戦。
ぼちぼちベテランが一軍に合流して3月のオープン戦に出場するため、昨日の試合に出てた連中は大半が二軍降格です。
開幕一軍が全てではありませんし、長いシーズンで高と滝田にチャンスが訪れる可能性も高いです。
だが初登板で緊張したり初球を漫然と見逃すヤツは開幕一軍には生き残れないです。
新井は若手に甘過ぎるんじゃないかね。それが新井の長所だけども。
DeNAは初球から振ってきたし、ピッチャーもどんどんストライクを投げてきました。だからカープ8安打。DeNA6安打。
カープは与四球6、DeNAは与四球2。試合に勝ったのはDeNA。カープが1つも走らなかったのは作戦だと思います。
とにかく昨日の田村はボール球を振りました。奨成も振った。
小園と坂倉はボール球を振りません。これが一軍。秋山と野間も振らない。
そりゃエース級のボール球には手を出しますが、練習試合の若い子のボール球は絶対振りません。
田村俊介はまだ若い。甘い球を仕留める力はありますけど、まだ内外や前後の揺さぶりへの対応力は未知数。
末包と中村奨成はある程度計算できる。ボール球を振らなくなったという意味です。中村貴浩も去年はできなかったが今年はとても頑張って我慢してます。内容がある。
野球はバッティングだけではないし、ヒット数や打率を争う競技ではありません。9人の力で9回終わって1点リードしていればいいスポーツ。過去の対戦打率など試合の勝敗にはほとんど影響を与えません。
田村のバッティングはたいへん美しい。奨成のバッティングは粘り強い。
守備走塁も含めてのポジション争い。
新井は常廣を開幕一軍のメンバーとして考えていないそうだ。秘密兵器。「6月に出てこい」って感じか。
俄然盛り上がるのは森翔平と玉村昇悟。私は黒原拓未が本命と見る。
この争いこそ3月の戦い。チーム内競争。
田村にも期待しているが、秋山と野間。末包と奨成の壁は高いんだぞ。
私の中で「代打貴浩」はアリなんだが「代打田村」と「代打奨成」はナシ。田村と奨成は毎日スタメンさせる選手だからです。
田村vs奨成。負けた方が開幕二軍です。貴浩とケンティーは負けても代打や守備固めの仕事ができるので開幕一軍の可能性は残ります。
大盛穂や曽根海成もいる。
秋山野間末包は確定でしょう。開幕一軍の外野手はあと2人くらいですかね。末包が間に合わないならあと3人。
ブルペンが8人なら控え野手は9人。捕手2人と羽月・松山・堂林は欠かせないので野手は残り4人。
上本、田中もけっこう欠かせない。だから残り2人となるのです。
開幕一軍は厳しい。お手々つないでランランランとは行かないのです。