火曜の朝は二軍の話をします。
ちょっと驚いたのが高橋昂也が8回裏にリリーフ登板したんですよ。
一般の方は高橋昂也がリリーフ登板したことに何の驚きもないと思うんですが、高橋昂也を8年間見てきたマニアのおっさんに言わせれば、
「とうとう来たか・・・」
と思わずにはいられないのです。
高橋昂也24歳。野球人生の曲がり角に来た感じです。
高橋昂也
カープが高橋昂也をドラフト2位指名したのは2016年10月のこと。
あの時は甲子園のヒーローで高校BIG3を2位で取れて信じられない気持ちでした。
前田健太、今村猛、堂林翔太など、甲子園のヒーローが次々とカープの主力に育った時代でもあったので、昂也君も疑いなく将来は20勝投手。そう信じてやみませんでした。
それから順調にファーム日本一、プロ初勝利と歩みを進めますが2019年に左肘のトミージョン手術を受けます。
2年間登板がなく、2021年に一軍復帰。防御率5点台ながら一軍で5勝7敗とそれなりにイニングを投げました。
2022年は謎のコンディション不良(脇腹痛)により一軍に呼ばれることは一度もありませんでした。
捲土重来を期した2023年も2軍スタート。ウエスタンリーグ4試合で3回13安打8失点とパッとしない成績。
ただ私の記憶にある限り、高橋昂也はプロ6年間で一軍でも二軍でもリリーフ登板をしたことがなかったと思うんですよ。
その昂也君が日曜日のソフトバンク戦で8回裏にリリーフ登板。ハッキリ言って敗戦処理。
走者なしでセットポジションというのも初めて見ました。今までは豪快なワインドアップでしたけどねえ・・・
先頭打者を打ち取るもショート小園海斗が送球エラー。
ファースト内田湘大が一塁に入るのが遅れたのかもしれないが、一軍レギュラーを目指している小園ならどうってことのないイージープレーでした。悪送球で無死2塁。
高橋昂也は走者を出してギアを上げました。
そこからは圧巻の投球で三者凡退。なんで最初からやらないのかな・・・
とにかく二軍でも一軍でも初めて高橋昂也がリリーフ登板しました。
河内貴哉が初めてリリーフした時もビックリしました。わからない方のために例を挙げると前田健太がリリーフ登板したり、佐々木朗希がリリーフ登板するようなものなのですよ。
リリーフを馬鹿にするわけじゃありませんが、オリックスの山本由伸がリリーフ登板するくらいの衝撃なのですよ。
高橋昂也世代の代表格がその山本由伸。今年メジャーに移籍するかもしれない。
あとは我らの坂倉将吾とアドゥワ誠。西武の今井達也もBIG3の一人でした。
今中日で無双している清水達也は花咲徳栄出身で高橋昂也の1個後輩。親友で有名。
今札幌で四番を打ってる野村佑希も花咲徳栄。昂也の2個下。カープ韮澤は3個下。入れ違い。
現在プロ野球で活躍している花咲徳栄OBはみな高橋昂也の背中を見て育ってきた選手達。ホークス井上とか中日味谷とか。
高橋昂也に勝てなかった春日部共栄の大道温貴は一足早く一軍昇格しました。甲子園で高橋昂也に投げ負けた藤井黎來は相変わらず二軍。
昂也君はみんなに追い越されて崖っぷち。
まだクビにはならないと思いますけど、先発ローテ争いでは後輩の遠藤淳志や玉村昇悟に大きく差を開けられてしまいました。
森浦大輔も高橋昂也の同級生。森翔平は1個上。松本竜也は1個下。みなカープ一軍でバリバリに働いている選手達。
そんな中ついに高橋昂也がリリーフ登板。新井の愛情かもしれないし、プロ野球の厳しさかもしれません。
林晃汰
お次は林晃汰。
こちらは好調です。打率3割3本塁打10打点。三振が少ないのも良い。
一軍のサードはデビッドソン。すり足打法でタイミングが良くなってきましたが、二軍の林の突き上げがデビッドソンを点火したのかもしれない・・・んな訳ないか。笑
とにかく林は調子が良い。中村奨成も二軍で打率6割、OPS1.500を誇っていますが、いかんせん右肩痛で奨成は代打オンリー。ちょっと一軍では使いづらいコンディションです。
今週は斉藤優汰がウエスタンリーグで登板するかもしれないらしい。
まだ早いとも思いますし、雨が降るようなら全然無理しなくていいと思います。
今夜も降水確率100%。
下手すりゃ一軍ナイターは午前中に雨天中止が決まるんじゃないかな、っていうくらいのどしゃ降り予報です。