映画「イエスタデイ」ビートルズのいない世界

今日は唐突に ビートルズ の話をします。

昭和を代表する伝説のロックバンド、ビートルズ。ジョンポールジョージリンゴ。

私はビートルズにそれほど詳しくありませんが、ビートルズの曲で打順を組むくらいはできます。

3番がイエスタデイ、4番がレットイットビーです。

 

私とビートルズの関係

私はアメリカのビーチボーイズやイーグルスが好きなんです。

イギリスなら断然ワム!昭和60年代の中学生なら誰もが憧れた存在です。

ビートルズが世界を制したのは昭和30~40年代。私が生まれるちょっと前でした。

 

それでも昭和50年代、私はフジテレビの「ひらけ!ポンキッキ」でビートルズのイエローサブマリンやプリーズプリーズミーを覚えました。

3番打者のイエスタデイは中学校の英語の授業で習いましたし、4番のレットイットビーは高校時代の文化祭で演奏しました。私はハーモニカを担当しました。

 

あと周りの友人で熱狂的なファンがたまにいました。

頼みもしないのに

「おい、コレ、絶対聞いてくれ!」

と無理矢理ビートルズのカセットテープを私に貸してきたのです。カセットテープを知らんヤツは親に聞け。

 

ご存じの通り、私は人気者がキライなんですよ。

みんなから「カッコイイ♡」とか「スゴイ!」と言われてるヤツをぶっ倒すのが私の喜び。

昭和50年代なら王貞治、昭和60年代ならバースとクロマティをぶっ倒すのが私の喜びでした。

令和の今なら大谷翔平です。私は前田健太と小園海斗で大谷翔平をぶっ倒したい。鈴木誠也は今、何をやっとるんだ。

 

映画イエスタデイ

さてそんなこんなで2019年公開の映画「イエスタデイ」が本日の本題です。

この映画の舞台はイギリス、サフォーク市。ロンドンから車で2時間ほどの、のどかな街です。

 

私は20年前、ロンドンに行ったことがあります。

その時、ロンドンの方に教えてもらったことは

「イギリスでは新築の家ほど安くて、古い家ほど高価だ」

という話。

若かった私は非常に感心しました。都心の新築マンションより、ロンドン郊外の築200年のレンガの家の方が高価だというのです。新鮮な価値観でした。

「高価」というのは「expensive」ではなかったと思います。「worthful」だったかな。忘れた。

 

とにかくイギリスは面白い国でした。アメリカとは明らかに違う。

日本も中国も歴史ある国ですが、令和の今日すっかりアメリカのマネばかりしている。私は寂しい。

 

さて映画の話。

主人公は売れないミュージシャンのジャック。30歳。

ある日突然、世界中が停電し、暗闇でジャックは交通事故に遭ってしまいます。前歯を8本折ります。

歯の抜けたジャックを見守る彼女は幼馴染みのエル。

エルは美人ですが、幼馴染みということもあってか、ジャックとはまだ恋人ではありません。

 

ある日、ジャックが何気なくイエスタデイを歌ったところ、エルが涙を流して感動します。

「な、な、何なの今の? なんで今まで出し惜しみしてたの?」

「え、何言ってんの? ビートルズだろ」

「誰それ?」

 

謎の停電でなぜかビートルズが世界中から忘れ去られてしまったのです。映画の中ではコカ・コーラとハリー・ポッターも忘れ去られていました。ローリングストーンズは健在でした。

主人公のジャックはさっそく「インマイライフ」でデビューします。「シーラブズユー」でCDデビュー。

出す曲、出す曲、大ヒット。当たり前です。全部ビートルズの曲だからです。

 

ジャックはどんどんメジャーになっていき、ロシアでもアメリカでもビートルズを歌います。

ついにロサンゼルスのビバリーヒルズで年俸100億円×10年契約を持ち掛けられます。

「イギリスの地方都市でぬるいビールを飲むか、世界最高の名誉とお金のどちらを取るか?」

ジャックは即答します。「I take a chance」 わかるよ。私も若い頃はそうだったよ。 

 

もうビートルズですから、そりゃもう世界中で大ヒットです。SNSでもジャックは拡散しまくります。

出す曲、出す曲、大ヒット。市場は「もっとないのか、次はないのか」とジャックに迫ります。

ジャックは実は私レベルのビートルズファンでした。

ジャックはビートルズの楽曲を全部覚えてるわけじゃないんですよ。

「エリナ・リグビー」のマッケンジー神父がどこで靴下を縫っていたのか覚えていないのです。

ビートルズは韻を踏む歌詞が面白い。聖書のパクリが面白い。

メロディだけではダメなのです。あの歌詞が無ければ面白くない。

 

苦しみながらジャックが出した答えは

「休暇をくれ。リバプールに行きたい」

でした。リバプールはビートルズの故郷です。イギリスです。

 

ジャックはイギリスに帰りました。そこでエルと再会しました。

ホテルでエッチするのかと思いきや、しませんでした。

翌朝、リバプールの駅で別れる二人。ジャックは今や世界的スーパースターで、富と名声を得た成功者。

ジャックはアメリカに戻らないといけない。エルは学校の先生で明日は大事な父母会があります。だからアメリカにはついていけない。

 

ジャックはロサンゼルスに戻り、アビイロードを提案するが、アビイロードに4人はいない。ただの交差点。レコード会社はNGを出します。

ホワイト・アルバムも却下されます。多様性の問題があるそうだ。ヘイジュードも21世紀では歌詞を変えられました。

実に面白い。よくできた映画です。

こういう小ネタをクスっと笑える程度の知識があれば、この映画はますます楽しい。

 

最後はいろいろあって、ジャックはエルのもとに帰ります。

エルの家でエッチしながら、ジャックは言います。

「いやあ、やっぱ身の丈に合った普通の暮らしが一番だよ」

 

オブラディ・オブラダ

映画のエンディングでは結婚したジャックとエルの家が映ります。

BGMはオブラディ・オブラダ。

庭を走る子供たち。

デズモントとモリージョーンズは一緒にマーケットで買い物をする。

そして人生は続くのです。ライフゴーズオン、ブラ。

 

この映画の話もいつかブログに書きたかった。二俣翔一の歯が抜けたタイミングで書けて良かった。

最後にビートルズの曲で打順を組みます。

1.ハードデイズナイト

2.オブラディオブラダ

3.イエスタデイ

4.レットイットビー

5.ヘイジュード

6.オールユーニードイズラブ

7.キャントバイミーラブ

8.涙の乗車券

9.抱きしめたい


おしまい
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ありがとうございました。

-妄想