日本酒の話

沖縄キャンプ打ち上げ。

佐々木泰と持丸仲田が入れ替わり。

思ったより入れ替えが少ないですね。一軍の捕手が2人だけになるのも斬新だ。

ハイ。カープの話はここまで。今日は お酒 の話をします。

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お飲み物はいかがなさいますか?

2020年のコロナ禍以降、私が外でお酒を飲む機会がめっきり減りました。

お酒も弱くなりました。「お飲み物はいかがなさいますか?」と聞かれて、昔は「生大」って言ってたのが最近は「瓶ビール」です。あのデカいジョッキを持ち上げるのが、もう最近めんどくさいんですよ。

家で飲むお酒はもっぱら焼酎です。麦が好きで贅沢する時は芋を飲みます。カープを見る時はだいたい麦焼酎の水割りを片手にあーだこーだと応援してます。

 

今日はお酒の話の中でも特に 日本酒 の話をしたい。

私はお酒の中で日本酒が一番好きで、特に冬の熱燗は最高です。

「だったらなんでカープの時、酒じゃないんだ?」とお思いかもしれませんが、それはやっぱり「酔っぱらっちゃうから」が一番の理由です。焼酎やウィスキーはいくらでも薄めて飲むことができますが、日本酒はストレートしか許されない。

日本酒を飲む時は少し緊張します。若い頃、何度も痛い目にも遭いましたから。

ま、そのような緊張感もお酒を飲むときの エンターテイメント性 であるわけです。酔わないように美味しく味わって飲むのが大人の飲み方。とんねるずみたいに下品な一気飲みはしないのです。

 

日本酒離れ

ところが近年、若者たちが日本酒を飲まなくなっています。

私も何度も日本酒を勧めましたが、

「いやボク、日本酒ダメなんですよ」

と何度も断られました。

 

過去30年間で、私が日本酒どうだ?と勧めて「ダメなんです」と言われた確率はおよそ 60% くらいあると思います。「いただきます」と言われる確率は40%くらい。

私の記憶には女性は交じってません。男だけ。とにかく20代から50代の男性に日本酒を勧めて「いただきます」と言われる確率はおよそ40%でした。今ならもっと確率が低くなっていそうです。

 

じゃあなぜ若者が日本酒を飲まないかと言ったら、他にもっと飲みやすいお酒があるからなんですよね。

代表がビール。今はハイボールも人気。

焼酎もハイボールも一時期は死んだと思われましたが、バブル崩壊後に「リーズナブルだ」と華麗に復活。令和の今日、野球中継を見てると田中みな実の「タコハイ」CMがよく流れますが、あれも昭和のリメイク。昭和のタコハイは松田聖子でした。本人は出ない。マイスイートメモリーだけが流れる。

タコハイじゃなくて缶ビールだったわ。

 

昭和と令和で食べ物も変わりましたよね。

昔の飲み屋はもっと魚が多かった。肴はあぶったイカでよかった。

今は肉だもんね。マヨネーズと脂もぎっとり。そりゃ日本酒に合うはずないよ。

私は肉も好きですよ。お好み焼きにはマヨをかけないけど、普通にマヨネーズも好きです。

だけど焼肉屋やお好み焼き屋では日本酒を飲まない。焼き鳥屋や寿司屋なら飲む。

 

あと、ここが今日一番言いたいことなんですが、

誰かから勧められた酒を私は基本 断らない です。

今、日本酒を飲んでるのにブランデーを勧められたら一杯は付き合います。別に今すぐ飲まなくてもいいし、後で飲めばいい。

 

つべこべ言わない男になりたい

お酒の席だけじゃなく、野球のアドバイスを受ける時でも同じですが、

「オレの知りたいことだけ教えてくれ」

とか、

「オレが飲みたい酒だけ飲ませてくれ」

とか言うヤツを私は「カッコ悪い」と思って生きています。

つべこべ言いたくないんですよ。黙ってすぐに「ハイわかりました」と言うだけでいいんですよ。

 

「詐欺師が声をかけても、お前は二つ返事で答えるんか?」

それは別の話でしょ。私が言ってる話は酒を一緒に飲んでる仲間や友人の話ですよ。

昔、私の上司に頼りにならない人がいて、その人を見て私は

「ああ、これはオレがしっかりないとダメになる」

と強い責任感を抱きました。その人はアホ上司でしたが、私を一番成長させてくれた上司かもしれません。

 

そんな人から「一杯飲め」と言われたら、私は黙って飲みますよ。

調子に乗って「もっと飲め」とか勧めてきたら、それはキッパリ断ります。だって一杯付き合って私の「義務」は果たしましたから。義務というのは言い過ぎか。まあ義理は果たしました。

 

対外試合18打数0安打の田村俊介が、打撃コーチの朝山東洋から

「お前、すり足で打ってみたらどうだ?」

と言われたそうだ。素直な田村はすぐさま実践。

田村は今、当てに行って当たらない状態なので、むしろ一本足でマン振りさせる方が私はいいと思いますが、朝山はさらにコンパクト打法を勧めました。

田村は素直だな。高橋宏斗あたりなら「イヤ、ボクのフォームはそうじゃないんで」とか言いそうだな。

 

コーチの言いなりになるのは決していいことじゃありません。

だけど田村は素直に朝山の助言を受け入れた。よっぽど悩んでんのかね? 私は田村に強いスイングをしてほしいけどね。

 

中田英寿のCRAFT SAKE

サッカーの中田英寿が現役引退後、日本酒を海外に販売する会社を立ち上げたことも新鮮です。

中田は世界中を数年旅して、最後は日本酒に注目しました。そこも面白い。

ハッキリ言って中田には「もっと儲かる仕事」がたくさんあったと思います。

でも中田は手間と時間のかかる日本酒造りの仕事を選んだ。ビールでもワインでもなく日本酒。かー、シブい。さすが同世代。

 

中田はグラウンドでも人と違う場所を見ていました。中田は広いスペースと狭いスペースがあれば狭いスペースにパスを出す選手でした。※参考記事

だから好きなんですよ。日本酒はキレイな地下水と美味しい日本のお米で作られます。工場や人工物のない世界です。

そういえば代打のあぶさんがバットにかける酒しぶきも日本酒です。

なんか日本酒って野球だなあ。