新井があのままじゃダメさ

2024.9.18(水) 

ヤクルト 5-4 広島 神宮 

昨日あれほど言ったのに、新井はまだ「普段通りの野球」から脱却できない。

まあいいか。もういいよ、それで。カープって優しいチームだもんね。

勝負の世界では「優しい」ことを「甘い」と呼ぶ。

緒方孝市も甘かったし、今思えば古葉監督でさえ甘い部分が多かったねえ。

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明日があるさ

今日は負けてもいいさ。明日があるさ。

坂本九は「若い僕には夢がある」と言いました。

若いカープには将来性しかありません。若いカープには夢と来年があります。

今季は敗北です。トーナメントって1回負けたらそこで終わりなんですよ。

 

いちおう応援はしますよ。

だが新井の普段通りの野球では「勝利を手繰り寄せる」ことができないと思います。

新井の普段通りの野球では残り14試合を7勝7敗か8勝6敗がいいとこ。こんなんで巨人が10連敗してくれたら優勝できるのかしら。

 

昨日の試合で言いたいことはたくさんあります。

4回表3対0。2死13塁。打者九里、投手ヤフーレ。

阿部慎之助が似たような場面で「菅野に代打秋広」を出した時、私は「やられた」と書きました。

通常ならば先発投手を5回未満で降ろすことはしません。リリーフ投手に負担がかかるし、個人記録にもよろしくないから。

8番菊池が申告敬遠されたんですよ。九里の今季の打率は.000です。

アツとイソをベンチに入れているんですから、ここで代打を使わなきゃ。

 

結局、控え捕手3人に出番はありませんでした。1戦必勝のトーナメントに

「何かあった時の控え捕手」

なんか必要ないんですよ。何かあったら負ければいいだけです。

トーナメントの戦い方は「何もない時に全力で勝て」です。捕手の骨折なんか滅多にありません。それに備えてアツやイソをベンチに残しておくのは「26人対24人」で試合をしているようなものなのです。

 

26人対24人というと僅かな差に聞こえるかもしれませんね。

野手だけに絞ってみましょうか?

9人の投手を引くのです。すると、

17人対15人になります。

この「巨大な差」が理解できますかね? DHありのチームとDHなしのチームが試合するくらいの巨大な差ですよ。

 

新井カープには明日がある。のんびりしていていいねえ。

私にはもうないよ。

 

痛恨の日本シリーズ

昨日も書きましたが、

 

カープっていう球団は、

 

歴史的に、

 

功労者に甘い

です。そこが大好きなとこでもあるんだけどさ。

 

近年で記憶に新しいのは、緒方孝市が田中広輔の連続フルイニング出場にこだわったことや、丸佳浩を日本シリーズで3番起用し続けたこと。

1979年の日本シリーズで江夏豊を続投させたことも古葉さんの甘さ。結果的にはドラマになったけど、今思えばあの采配もどうなのと思うところはある。

1986年の3連勝から4連敗も阿南監督の甘さ。高橋慶彦が「浩二さんに代走を出しとけば勝ってた試合」と何度も言ってます。

要するに マジメ なんだよな。カープってチームは。

 

本日のゲームプラン

吉村vs床田。

床田寛樹は中6日です。普段通り。

私の構想では完全に「明日の巨人戦に中7日の床田」でした。新井ってホントにマジメで勤勉だなあ。

中6日の床田がヤクルトと真っ向勝負。ベンチには控え捕手が3人。ハッキリ言って勝率は6割でしょう。明日があるヤツの戦い方です。

 

私ならアツイソ抹消。

石原貴規はリードが未熟ですが、若さとパンチ力があります。あと優勝争いを「経験させておきたい」ってのもあるんですよ。まあもう争ってないけどさ。

坂倉がFAで出ていけば石原貴規が将来の正捕手です。私だってちょっぴり未来のことも考えてるんですよ。

 

マジメな新井は今日も床田に6回100球を託すつもりです。

床田がそれをクリアする確率は高い。キャッチャー坂倉ならなお高い。

だがそれでも勝率は6割です。8勝6敗。

 

その野球じゃ巨人に追い付くことはできません。

昨日の4回表2死13塁。9番九里に代打を送り、4回裏から遠藤淳志に投げさせるのが私のゲームプランでした。※参考記事

「遠藤なんかに投げさせたら逆転されるよ!」

それも一理あります。

だが今は4回表2死13塁。3対0でカープがリードしています。

この状況で九里に代打を送ればどういうことが起きるか? 

 

チームに「必死さ」が生まれるんですよ。

普段通りの野球じゃない、優勝を争ってる「短期決戦用の雰囲気」が生まれるんですよ。

普段は「ケガしちゃいけない」とか「ペース配分を」とか考えながら野球をやってます。

今日はエース九里を3回で降ろしたり、平気で代打を送ったりする。

となるとチームの雰囲気が変わるんですよ。普段通りの安全な野球から「命がけの一発勝負」に。

 

私には昨日の試合が命がけの一発勝負でした。

んで負けました。

負けるのは仕方ないけど、新井は控え捕手3人を使わないまま負けました。

秋山に代走羽月を送りましたが、あれも私ならやらない。だって羽月で1点取っても同点だもの。代走羽月は逆転のランナーで使いたい。

 

ってことで、今日も新井はマジメに普段通りの野球をするでしょう。

1986年の日本シリーズと2018年の日本シリーズはそれで負けたように記憶しているけどね。新井貴浩はどっちにも参加していなかったか。

今日アツとイソを抹消しろ。床田だから第2先発は要らないという話にはならない。

普段通りの野球では残り14試合で12勝できません。

新井が「選手を壊したくない」のなら仕方ありませんけどね。