2024.2.24(土)
広島 1-10 巨人 コザ
巨人のベンチに阿部慎之助と二岡智宏がいました。
この2人の顔を見ると裏金の2文字しか浮かびませんね。阿部と二岡で合計15億円くらいの契約金をもらっています。高橋由伸は1人でそれくらいもらっています。20年前の話です。
プロ野球の契約金は30年前から上限1億円。さすがに15億円はマズいにしても、このご時世に常廣や斉藤優汰の契約金が1億円というのは安すぎるような気がするな。
契約金は退職金
NPBのルーキーへの契約金の上限は1.0億円プラス出来高払い5000万円。年俸1500万円。
常廣は大卒ルーキーなので今年7~8勝すれば出来高払いの5000万円もゲットできるのかな? その場合常廣の契約金は1.5億円相当。
斉藤は高卒ルーキーなので出来高払いは一切ナシの契約金1.0億円でした。年俸は800万。
カープは高卒ルーキーに年俸800万からスタートさせます。1位が800万。斉藤も小園も奨成も800万スタート。2位のうっちーは600万。
小園が高卒1年目にフレッシュオールスターでMVP獲ったりプロ初ホームランを打ったりして大活躍してたころ、同期の根尾昂や吉田輝星が年俸1500万なのに対し、小園が半額の800万円であることが話題となりました。※日刊スポーツ
年俸は頑張れば上がります。小園海斗の今季年俸は5400万円です。
だけど契約金はアップしません。阿部は10億、二岡は5億。この時代も上限1億円というルールはありましたが、巨人西武ダイエーは一切無視して裏金フェスティバルでした。阪神と横浜も栄養費という名目で大学生に裏金を払っていました。懐かしいですね。
契約金はある意味「プロ野球選手の退職金」と言われます。
裏金はダメですが、このご時世に上限1.0億円もちょっと安すぎると思います。
MLBのドラフト1位は10億円以上の契約金をもらっているそうです。
NPBが厳格に1.0億円の上限を20年間守り続けてきたのは阿部と二岡と高橋由伸のおかげなんですよ。上原浩治、澤村拓一、内海、野間口も裏金。お前らのベンチにいるヤツは全員裏金。
長嶋茂雄も巨人から裏金もらって土壇場で南海ホークスを蹴ったんやで。実話やで。
いつも流し打つ巨人
阿部と二岡のおかげでドラフトが正常化され、プロ野球も浄化されました。
令和に入ると巨人も浄化され、梶谷&井納以後、アホなFA乱獲をやめました。私はここ2~3年の巨人を非常に好意的に見ていますよ。
今年のチームへの評価も高く、Aクラス入りも夢ではないと思っています。マジで阪神より巨人の方が強いかもしれないと思っています。いました。
昨日の試合でも10得点。
7点リードで盗塁か、スゴいねえ。萩尾かあ。いつかぶっ○してやる。
いい気になって10点取った巨人ですが相変わらず打球方向は反対方向ばかり。左打者はレフト前。右打者はライト前。
これも巨人の伝統なのかもしれないけど、ここ5年くらい巨人打線はずっと流し打ち。そんな野球おもしろいんかな?
阿部慎之助は現役時代、強く引っ張ることに強くこだわってきた打者でした。
阿部は左中間にホームランできる技術を持ちながら、エース格の投手と対戦する時にはその技術を使いませんでした。
阿部は力勝負にこだわる打者でした。
2015年6月30日、東京ドーム。40歳の黒田博樹vs36歳の阿部慎之助。試合は9回裏。1対0。
阿部は黒田の外角ツーシームを強烈に引っ張ってライトにタイムリーしました。
私は阿部の打撃に感動しました。
「裏金もらってもこんなバッティングができるんだ・・・」
マジで感動しました。当時の記事でもディス・イズ・プロ野球と阿部を大絶賛しています。※参考記事
そんな阿部巨人が2024年、19歳の斉藤優汰に向かって流し打ち三昧。7点差で盗塁。
別にいいんだよ、ルール守ってるから。オープン戦で流し打って嬉しいのか巨人?
私も毎年同じこと言ってるのでもう言いませんが、巨人の若手や新人選手の打撃内容にかなりガッカリしました。絶望と失望。
特に門脇と佐々木にガッカリしました。流し打ちばかりで全然ストロングじゃありません。
泉口君だけですよ、強く引っ張ってきたのは。
ピッチャーも全員似たようなタイプばかり。バッターも秋広を筆頭に右投げ左打ちの流し打ちバッターばっかり。
実はカープも巨人と似たようなチーム編成なのですが、二俣翔一は引っ張りにこだわりを見せ続けていますし、斉藤優汰は明らかに個性的です。要するに巨人はドングリ。斉藤はビッグツリーです。
ハッチと斉藤と森浦
ハッチは2回2失点。
良いタマを投げてましたが味方のエラーやボテボテの内野安打から2失点。
セットポジションに課題を残しましたが十分及第点ですよ。巨人がオープン戦なのに必死に走ってきてくれてむしろありがたかったです。
ハッチが2回で降板したのは予定通りだったのか? ひょっとすると3回の予定を2回で切り上げた可能性を感じます。
斉藤が2回6失点。
斉藤が1回6失点したのはハッチの緊急降板のせいではないか?
明らかに球威が出ていなかった。ちゃんと準備できていたのか?
良い勉強になったとも言えるし、1イニングで6失点できる体力もスゴいぞ。大野豊はデビュー戦で5失点して途中降板しています。斉藤は6失点してなお続投。大野を超えたぞ斉藤優汰。
森浦大輔、2回無失点。
斉藤の立ち上がりが悪かったことと森浦が2イニング投げたことが「ハッチ緊急降板説」の根拠です。
ハッチが3イニング目に行けなかった、斉藤も3イニング目に行けなかった。だから森浦が2イニング行ったのではないか。
森浦はロッテとDeNAの練習試合に登板してどちらもピリッとしませんでした。球数と四球が多かった。
んでDeNA戦の途中で投球フォームを変えたら落ち着きました。
どう変えたかというと、投げ終わった後のピョコンと右足を引く動作をやめました。
森浦大輔は球威ではなく、緩急や制球を使って打者を翻弄するタイプだと思うんですよ。
なのに去年か一昨年あたりから球速150kmを出したがって、右足をピョコンと引き始めました。
この影響で制球と投球テンポを乱して森浦は2年間苦しみました。球速と奪三振数は増えましたけどね。
私は昨日のスタイルが良いと思います。森浦は力投せず静かにクールに投げてほしい。
2イニング26球無失点ですが、空振りを10個くらい奪いました。空振りが多すぎます。森浦はまだまだ球数を減らせると思います。
田村と貴浩と石原と高木
田村俊介。4タコ。
なんで私が褒めた選手はみんな打たなくなるのかね。笑
変化球に空振り連発。実は田村のヒットって全部ストレート系なんですよね。変化球は前に出される傾向があります。2日連続フル出場しました。今日もフル出場すると思います。一軍の試合は6連戦やで。
中村貴浩も4タコ。
貴浩も前に出され始めました。10打席くらいノーヒット。
こういう時もある。貴浩はもっと呼び込んで打ててたよ。ドンマイケル。
打てない時に守備に気合い入れてる姿に感動した。昨日は強風に苦しみましたが、捕ってやる、斉藤を助けてやるという気迫を感じました。
石原貴規にもハッチと斉藤を助けたいという気持ちが溢れてました。
その気持ちが強すぎるのか、ハッチにはサインに首を振られ、斉藤の時はマウンドに駆け寄るのが早すぎて、斉藤が本当にテンパった時にマウンドに行けなくなってしまいました。
石原は「1点くらいやってもいい」というリードをするべきでした。ハッチは自分でそういう投球をしましたが、マジメな斉藤は全球「1点もやりたくない」とテンパってしまいました。
高木翔斗。オープン戦に初登場。
高木って大きいんですがまだ20歳。田村とタメ。
その年齢で一軍の試合に出るってスゴいことですよ。
なんかマスク越しにニコニコしてました。嬉しいのかねえ。
島内のチェンジアップが全部高めに抜けてるのは高木が捕りやすいようにかなあ・・・と妄想しました。んなわきゃないですよ。島内は低めを狙ってました。
最終回の滝田&高木のバッテリーはたいへん不安でした。だって滝田君、練習試合でガッタガタだったんだもん。
なのに高木はニッコニコ。わかってのかね、コイツ。笑
高木と滝田は巨人の攻撃を3人でアッサリ抑えて帰ってきました。怖いもの知らずで良かったです。
本日の中村奨成
最後に本日の中村奨成。
昨日は出番なし。試合前の打撃練習では松山竜平風の白いサングラスを付けてました。そんなことしたって打てないものは打てないぞ。
昨日は貴浩と久保がフル出場しました。
今日は奨成とケンティーがフル出場させてもらえるはずです。
奨成は2打席かもしれませんが、ヒットを欲しがっちゃダメです。
ボールを見逃してストライクを振ればそれでOKです。欲張っちゃダメよ。