2022.5.31(火)
広島 1-0 日本ハム マツダ
昨日の試合はよく見てません。中村奨成のファインプレーもアツが転んだ場面も見ていません。
一番気になったのは7回表、新庄が好投していた先発加藤に代打を出したことです。
試合後に「めちゃくちゃ悩んだ」と語りましたが、私なら0点で抑えてる投手を相手より先に代えたりはしませんね。先発投手が可哀相だからです。
ハムのミス
日本ハムファンには悔しい1敗でしょうね。
6回無失点(60球)の加藤を先に降ろしたこと。
8回裏、宮西が堂林にカウント3-1から3球続けて真ん中ストレートを投げたこと。無死2塁。
1番野間の送りバントにサードの選手が飛び出してしまったこと。1死3塁。
2番キクにはスクイズ警戒しつつカウント2-0。塁が2つも空いてるのにカンタにカウントを取りに行き、キクに簡単に犠牲フライを打たれました。0対1。
ハムのキャッチャーは石川亮。26歳。けっこうベテランですが幼稚なリードでした。ハッキリ言ってハムの敗因はキャッチャーです。
カープのミス
カープもたくさんミスがありました。
8回裏の無死2塁で野間。
佐々岡は「当たってる野間だけどまず1点」と語りましたが、この采配はミスに繋がる采配でした。
野間はただでさえ送りバントがヘタなのに、左サイドの宮西相手では三振する可能性が非常に高い。70%くらいあったと思います。
野間が三振するパターンはバントをファールしてノーボールツーストライク。そこから外スラを連投されて空振り三振、走り打ち。容易にイメージできます。
昨日は送りバントをファールして、2球目はキャッチャーゴロ。
「3塁タッチアウトだ!」
と思った瞬間、サードの選手がベースを離れて打球を捕りにきてました。これはハムの大チョンボ。草野球でも怒られるプレーです。
送りバントは成功ですがコレは結果論です。
無死2塁で宮西から送りバント決めるにはキチッと代打ケンティーを出さないといけません。
もっと大きな理想を言えば、野間がしっかり送りバントできるようにならないといけません。
私なら野間をベンチに下げてでもあの場面は代打ケンティーで送りバントしてました。右投手に代わってもケンティーでバントです。宮西vs野間でバントさせれば70%三振だから。私は床田に勝ち星を付けたいのです。
続いてカープのキャッチャーアツのミス。
完封しといてミスがある?あります。
アツがコケたところは見てないのですが、その後は見ました。
9回表2死12塁。代打清宮。得点は1対0。
初球カーブを要求。ど真ん中でしたが見送ってストライク。
この球は良い。普通の代打なら振ってくるところですが、清宮君はとにかくファーストストライクを振りません。詳しいデータは知らないが私の印象です。
アツのミスは次の球。アウトコースにストレート要求したことです。
どう思います? カーブの後のストレート。投手は栗林。点差は1点。
私なら2球目は「内角フォーク」を要求します。ファーストゴロでゲームセットを狙います。よしんば見逃されても3球目のストレートで詰まってくれる可能性が高いと思います。
アツの2球目は「外角ストレート」でした。結果はセカンドゴロで試合終了。カープ勝利も結果論ですよ。
私はアツの外角ストレートが事故の起きる配球だと思っています。
ど真ん中のカーブで見逃しストライクを取られた若いバッターは、次のボールをストレートタイミングで遮二無二振ってくるもんです。
アツが栗林のコントロールを信頼して「絶対投げミスはない、この一球で打ち取れる!」と考えていたならOKですが、たぶん実際のところアツの気持ちは「ここへ投げてくれ、頼んだぞ!」だったと思うんです。だって今シーズンずっとそういうリードなんだもん。
だから投手がミスってボールが中に入った時、清宮にやられるぞって話なのです。
巨人のミス
2022.5.31(火)
巨人 1-3 ソフトバンク 東京D
ついでに巨人のミスも解説しよう。カープ戦が早く終わったのでチャンネル変えたんですよ。
1対2で1点を追いかける巨人、9回表の守り。
グラシアルのヒットで1死13塁となり、1塁走者に代走周東。
バッターは5番中村晃。ピッチャー今村。
実は代走周東はカウント1-1になってから出てきました。ヘンテコなタイミングだったため巨人の桑田コーチはマウンドへ確認に行くタイミングを逃しました。
巨人のキャッチャー大城も味方に何の指示も出しませんでした。ただストレートを要求しただけ。
中村はそれをポコンとレフトへ流し打ち。
ソフトバンクはカープ戦でも1塁周東、ピッチャーまっすぐ、バッターホームランというパターンで得点していました。
このケースで巨人のコーチが出ていけないのであれば、キャッチャーの大城が守備の指示をしっかり出してあげないといけませんでした。
1塁走者がグラシアルだった時、巨人の守りは中間守備でした。13塁がバックホーム。二遊間がゲッツーシフト。
1塁走者が周東に代わっても巨人の守備位置は同じでした。3塁走者も俊足の牧原だったので、1塁走者が走っても2塁へは送球できません。
大城の考えは1塁走者がグラシアルだろうが周東だろうが、まず中村をゲッツーに取りたい、牧原をホームインさせないだったのでしょう。それは正しい一つの考え方です。
だが大城のミスはその考えをピッチャーと内野陣に伝えきれていないことでした。
守りの方針は「1点もやらない」「1点は仕方ない」などいろんなパターンがあってどれも正解です。ただしその守りの方針はいちいちチーム全員で共有されないといけません。特に1点を争う終盤であれば尚更です。
中村晃はストレートをレフトに流し打ちました。決してストレート狙いのタイミングではありませんでした。高めに来たので打ちに行ったのでしょう。
今村は周東を走らせたくないと思って投げ急いではなかったか? 大城はアウトコース要求でしたが、今村のストレートは中に入りました。
本日のゲームプラン
ま、キャッチャーは試合の勝敗を左右する重要なポジションだよということです。
今日の先発は遠藤。ここまで7試合に先発して3勝3敗。防御率2.68
実は今シーズンの遠藤はアツと一度もコンビを組んでいません。坂倉4試合、磯村3試合。
だから今日はキャッチャー坂倉のサード堂林なんてイイんじゃないのと思うのですが、現実はキャッチャー石原、サード坂倉なのでしょう。笑
ホントに佐々岡は何もわかっちゃいない。
中村奨成。
今日も左の上原健太なのでスタメン濃厚。
今日は打たないとヤバいよ。焦らず行こう。初球を振れているのは良いことです。