2021.11.11(木)
白組 5-2 紅組 マツダ
秋季練習で紅白戦が行われました。
紅組が若手主体。白組が主力主体。試合は6回で終了でした。
紅組の先発は山口-奨成。白組が遠藤-坂倉でした。
佐々岡はおかんむり
遠藤は3回5安打2四球で2失点。山口は2回3安打2四球で1失点。
遠藤はセンター大盛に2点ぐらい防いでもらったので実質的には3回4失点。いいボールと悪いボールがハッキリしていました。
山口翔はエラい変わりようでした。140kmそこそこのシュートとスライダー。球威が落ちた分、まとまった感じでストライクはまあまあ取れてました。2個もフォアボール出したっけ?という感じ。ゴロピッチャーとして生きていけそうです。
佐々岡はこの二人をはじめ6イニングで9四球を出した投手陣に
「期待外れ」
とまた失礼な発言をしました。デイリー
スモールボスですね。器が小っちぇえ。
悪かった人
11月の練習試合でベストを発揮しろってのが無理な話で、四球を減らしたいならそれは佐々岡がシーズン中にやっとくことでした。
あのな佐々岡。
投手の四球を減らすのはお前の仕事なの。し・ご・と。1億円ももらっとるんやから仕事をしろ、し・ご・と。
紅白戦でイマイチだった人は遠藤と野間。あとはまずまず。こんなもんですよ。
遠藤は坂倉とバッテリーを組み、若手中心の紅組と対戦。
いいボールも多かったですが、高いボールも多かった。球速も143km前後。遠藤は球速だけの投手じゃありません。いい143kmも悪い143kmもありました。
ピッチャー返しが5回ありました。5回目は足にも当たりました。まあ外野の頭を超されるよりピッチャー返しがマシじゃないですか。5回のうち1回は自分でアウトにしました。あのプレーには燃えました。
遠藤は一軍の公式戦で十分使えますよ。坂倉と組ませれば6回3失点くらいできると思います。
野間峻祥。
3打数2安打1打点。ただ足が遅いです。
下半身のコンディション不良でチームを離脱した野間。
盗塁失敗、2塁打を打ちましたが3塁へ行けず、田中の3塁打で1塁から長駆ホームインするもアウト臭かった。どれもいつもの野間のスピードではありませんでした。
足が遅いと言うより「無理をしていない」だけかもしれませんがね。
良かった人
紅白戦で良かった人は大勢います。
まず木村昇吾。昨日の解説者です。笑
小窪のコーチ就任を喜んだり、中田廉とのエピソードを披露したり、遠藤の背番号66について愛着を語ったコメントには萌えました。
ただねえ、私がブログで語りたいことを先にテレビで語るのはやめてもらいたい。
木村「投手の遠藤君がキャッチャーの返球を落とすのはこれで2回目なんですよ」
木村「レフトがいけません。今の打球で1塁走者をホームインさせるようではダメです」
木村「菊池選手のようなファインプレーだけが守備ではありません。中継プレーをもっと大事に」
とか、全部先に言われてしまいました。笑
レフト中村奨成は、クッションでもたつき2塁打で1塁走者にホームインされました。
遠藤がボールをポロッとやった後も、矢崎がポロッとやって、ライトの野間もフライを捕った後、ポロッとやりました。カープのボールが滑るんじゃないか?
選手で良かった人。
3位二俣翔一。高卒ルーキー。
記録は3打数1安打。しかし3打席でファールを10球くらい打ったんじゃないかな。かなり粘っていました。簡単にアウトにならないところが良い。19歳ですよ。
守備走塁の見せ場はありませんでしたが、打席の雰囲気は非常に実践向きに見えました。
2位林晃汰。
記録は4打数2安打1打点。凡打の2打席もタイミングはドンピシャでした。
贅沢を言うと、三塁側にファールした球を前に飛ばしてもらいたい。2~3球三塁側にファールしたと思うのですが、二俣の2ストライク後のカットと違って、林のファールは2ストライク前の打ちに行ったミスショットでした。
ライトフライもホームランにできました。タイミングは良かった。来季は林に求めるものを一段階上げることにします。
守備も良かった。3-6-3の併殺に木村昇吾さんも大絶賛でした。
1位。
2回パーフェクトの矢崎拓也ではありません。あんなの矢崎なら普通です。
4打数2安打の羽月も普通。美技連発の大盛も3塁打の広輔も普通。
昨日の1位は持丸泰輝です。高卒2年目。20歳。
入団前から「坂倉っぽいな」とは思っていましたが、いい雰囲気に育ってきました。
一昨日の紅白戦でホームラン。昨日は2打数1安打1四球。木村昇吾さんは1四球を賞賛されていました。
私が絶賛するのはキャッチャーの守備です。またかよ。笑
まず構え。
近年MLBでも少なくなった「マイク=ピアザ型」と言いますか、お尻を浮かせる「和式トイレ」みたいな構えの仕方がカッコいい。好みの問題です。笑
走者がいない時は片膝をついて構え、走者が出るとウンコ座りに変えるのが捕手の基本ですが、持丸のウンコ座りはとても腰が高い。これは捕球に自信がある捕手の特徴。ウエスタンでもこうだったっけ?
5回裏は先頭打者堂林に四球を与えました。1塁走者が堂林の時はまだ「ケツの高さは膝の下」でした。
しかし6回裏の先頭打者野間に四球を出すと、持丸のケツは膝を超えました。これがピアザスタイル。
ウンコ座りした時にお尻の穴が膝の上に来る捕手はNPBに一人もいないと思います。持丸だけじゃないか? 好みの問題です。野茂英雄の相棒だったマイク=ピアザの構えが好きなんですよ。
続いて実技部門。
この日は1塁で先発出場。捕手についたのは5回裏からでした。
結果だけを言うと藤井黎來と組んで2回3安打2四球で3失点。
5回に1失点。6回に2失点。
6回裏に田中広輔の3塁打で失点しました。ここで持丸はマウンドに行って黎來と何か話をします。
んで次打者の小園から黎來-持丸バッテリーはフォーク中心に切り替えて、小園-堂林-林-石原という「強力打線」を抑えました。
2回3失点という結果だけしか見ていない佐々岡は「黎來はダメ。使えない。期待外れ」で片付けるだろうが、内容と未来を見ている私や新庄のような指導者は
「失点した後にズルズル行かない姿勢」
を高評価するのです。
決勝点を奪われた5回裏、黎來-持丸は続く1死2塁のピンチを無失点で切り抜けました。
6回裏もスリーベースの後、無死3塁のピンチで持丸は黎來と話し合って内野フライ、内野ゴロ、内野ゴロ、センターフライです。
持丸はマウンドで何を話したか?
経験値の高い捕手なら
持丸「今日はまっすぐがダメだよ。フォーク中心で行こう」
だと思いますし、まだ20歳の持丸なら
持丸「レイラさん、まっすぐとフォーク、どっちを投げたいんですか?」
だと思います。
どっちでもいいんですが、結果は抑えました。
すぐに支配下契約しろとか、一軍で使えとか言うつもりはありませんが、もっちーは良い捕手だなあという話です。
黎來君は残念だったけど、いいとこもありました。11月に試合なんかさせる首脳陣が悪いのですよ。ただ黎來君の一軍キャンプスタートは消滅しましたかね。また二軍からスタートです。