日本ハムの西川、大田、秋吉がノンテンダーFAになりました。
何がノンテンダーだ、なに言ってんだ-。
ハッキリ言って自由契約。戦力外通告のことです。
悪しき前例
高額年俸と成績が見合わないからノンテンダー。
プロは1年ごとの実力勝負。
ハア・・・球団経営者がこんなことを考えているのは非常に幼稚ですね。
学生さんがそんなことを考えるのは良い。表面的にはそれが「プロの厳しさ」だからね。
大人の経営者は功労者にそんな態度を取らない。プロの厳しさを選手には向けない。
私と古葉監督はプロの厳しさを自分自身に向けながら生きてきました。ハムとは違うのだよ、ハムとは。
ランバ=ラルが部下に向かってプロの厳しさを説くことはあっても、部下のクビをあっさり切ったりはしないでしょう。ランバ=ラルを知らない人は知らなくても良い。この人も35歳の若さで組織のトップに立った人である。
外野手・上原健太
仮に西川と大田が揃って巨人に入団したとしよう。
するとハムの外野は浅間-五十幡-万波か。ロマンあるけど、経験は足りない。
新外国人も獲るだろうし、近藤も王もレフトを守れる。何とかなるかな。
んで私が超絶期待している外野手が上原健太選手なのですよ。知ってます?広陵出身だから応援してるんじゃないですよ。
上原は広陵高校→明治大学と進み、DeNAの佐野とずっと一緒。ノムスケ、森下暢仁とはちょうど入れ違い。
んでカープはこの上原健太をずーーーっと7年くらいマークしていたんです。
ところが上原は大学4年の時に少し調子を落としました。他球団の評価もやや低下。
大学3年時はカープを含む複数球団が上原を1位指名するだろうと思われていましたが、4年の夏頃には「あれ?2位でも獲れるんじゃね?」みたいな空気が漂いました。同じ頃、県岐阜商業の高橋純平がものごっついボールを甲子園で投げていましたので。
結局、カープは岡田明丈を1位指名。上原はハムの外れ1位。ヤクルトの真中監督がハズレクジでガッツポーズした年のことでした。
実はこの頃から上原の足は西川遥輝よりも速くて、長打力は中田翔に負けないと言われておりました。
パリーグなので打席に立つことも塁に出ることもなかった上原君。
彼のバットが爆発したのは奇しくもマツダスタジアムでのことでした。
投手のホームランとしてはオリックスのシュルジー、カープのルイスらが場外ホームランを打ったことがありますが、それに匹敵する上原の豪快弾でした。
私はこの時、確信しました。ああ、コイツは絶対バッターになった方がいいと。
2022年の上原健太が非常に楽しみです。28歳です。
内野手・石井琢朗
打者転向でちょこっと活躍する人は多いですが、大きく育った人は案外少ないです。
川上哲治やベーブ=ルースは時代が違う。
王貞治は甲子園優勝投手だけど、んなこと言ったら金村義明も堂林翔太もそうなるじゃん。
プロに投手として入団し、打者として一流になった人。
そのトップランナーはこの人じゃないか。
その名は石井琢朗。通算2432安打。投手としては通算1勝。
プロで1勝して2000本安打したのは川上哲治と石井琢朗の二人だけ。大谷翔平は続けるか。
柴田勲は投手として0勝2敗で2000本安打。惜しい。
あとは愛甲猛、嶋重宣、糸井嘉男、高井雄平、木村文紀くらいか。学生時代投手だったってのはたくさんいるけど、プロで投手をやって打者に転向して大成功した人は案外少ない。
実は石井琢朗も古葉監督時代にドラフト指名された選手です。
当時は石井忠徳つってねえ。背番号66のいい投手でしたよ。
高校1年目か2年目の忠徳を見ました。低めに伸びるストレートで140km。いいタマでしたねえ。
この子は絶対いいピッチャーになると思ったら、数年後、サードにいた石井忠徳君。名前も背番号も変わってたので気が付くのにしばらく時間がかかりました。
野村謙二郎の盗塁王を何度も阻止してウザかったぜ。
1993年にはたった24個で盗塁王。それはまだいい。同じ24個の巨人の緒方耕一にも盗塁王を与えたことがムカつく。もう1個走らんかい。
2021年は24個で盗塁王が3人。その一人がノンテンダーの西川遥輝。なにやってんだー、もう1個走らんかい。
プロ野球で投手から打者に転向してシブい活躍をする人は多いが、1000本安打した選手は少ない。糸井はエラい。上原も続け。
今週のカープ
佐々岡よ、ハルキとタイシは要らないぞ。
大瀬良と九里にしっかり肉をおごりなさい。なに、もうおごったのか。この記事によると、自分の方が選手よりがぶ飲みしたそうじゃないか。大丈夫か、そんなので。九里にFAされそうな気がしてきたぞ。笑
鈴木誠也のポスティング申請が容認されました。今年のMLBはFA外野手が少ないです。幸運です。
契約更改がスタート。バードとメヒアがクビ。秋季練習は今日から最終クールです。