恋わずらいのエリーと田村俊介の変化球打ち

私は少女漫画を少々たしなむ。

私は日々ライバルと戦い、仲間のために命を削って生きている。ハッキリ言って疲れている。

そんな時、ひいき球団に癒しを求めるが、その球団は今日もチャンスでノーヒット。

内田だ奨成だと騒いでも、私の妄想は新井に届かない。

そんな時、私は少女漫画の世界へ旅に出る。今日は「恋わずらいのエリー」の話をします。

 

恋わずらいのエリー

恋わずらいのエリーって漫画があります。

主人公は高校1年生の女の子エリー。本名えりこ。

エリーは引っ込み思案で恥ずかしがり屋で根暗タイプの女の子。

友達もいないエリーの唯一の趣味はブログに変態的な妄想を綴ること。なんかどっかで聞いた話だな。

 

そんなエリーの憧れはテニス部の近江君。

ある日、ひょんなことから

「憧れの近江君とエッチなことがしたいわー。キャー♡恥ずかちー」

と書いたスマホを近江君本人に見られてしまいます。

 

近江君はスポーツ万能で成績優秀。学校のアイドル。

エリーは友達が一人もいないネクラ女子。しかも少し痛いヤツ。

この二人がなんと いきなり付き合っちゃう んですよ。女のロマンですねえ。少女マンガですねえ。

 

自信と成長

エリーちゃんは近江君とお付き合いするうちに、少しずつ自信をつけクラスメイトから信頼を得ます。

昭和の偉人が「恋する女はキレイさ~♪」と言いましたが、恋は確かに人を成長させます。何も女性に限った話じゃありません。

 

恋わずらいのエリーは普通の女の子が自信をつけてどんどん成長していく物語。

最初は友達もいないネクラな自分でした。

私は誰からも見えない透明人間なんじゃないか?

私はリアルの世界に存在しているの?

SNSで妄想を繰り返すイタい自分。

 

そんな彼女が少しずつカラを破って成長する姿がこの物語の魅力です。物語のテーマは自信と成長。

しかも成長するのは彼女だけではありません。周囲の人間まで彼女のひたむきさに心を打たれ、成長が連鎖 していきます。その姿がたいへん美しいのです。

テニス部の近江君もその一人。モテモテで完璧に見える彼も、内面に弱点を持つ普通の男の子でした。

そうなんだよ。プロ野球選手だからって最初からいきなり完璧なヤツなんていないんだよ。1年目から3割打てるヤツなんて滅多にいないんだよう。

 

選手の伸びしろ

なんかさあ、カープがたった3試合連続完封されたくらいで

「寂しい」

「諦めた」

「野間を出せ」

とかみんな、気が弱すぎない? 自信なさすぎない?

 

私は中村奨成と二俣翔一がいる限り、今年のカープは大丈夫だと思ってますよ。

田村俊介だって懲罰交代で張り切ってる。内田湘大はやっぱり親子ゲームをするためのファーム行きでした。※東スポ

 

オープン戦で打った打たないはマジで関係ありません。

まだ自信のない若者に安打の記録は確かに精神安定剤。

だけどどん詰まったヒット1本より、私はこないだの 田村の一塁ライナーゲッツー に成長の証を見ました。

 

あのタマは初球のスライダーでした。田村はそれをしっかり捉えた。

去年の今頃、田村はストレートだけを打ってました。他球団から試されていたんでしょう。

シーズンに入ると田村は変化球で攻められました。私と田村はそれをわかっていましたが、田村はストレートを待ち続けていました。

7月なると田村は二軍で変化球打ちとセンター返しを始めました。それまで田村はストレートを強く引っ張る打撃ばかりでしたが、成長を求めて新しいチャレンジを始めました。

私は2025年の田村俊介に大いに期待しています。

そりゃ現時点では野間の方が全てに上です。しかし若者には伸びしろがあります。野間には30発打てませんが、田村なら打てる可能性がある。

 

内川聖一がRCC中国放送で

「大分の常廣君を応援してる」

と語りました。※RCC

実は内川もけっこう遅咲きの選手でした。

初めて規定打席に到達したのはプロ8年目。それまではショートやセカンドの守備に苦しんでました。

鈴木誠也もショート守備から解放されてから打撃が良くなったと言ってました。

 

内川聖一は外野に専念して、8年目にやっとレギュラー獲得。

その時の成績は「打率.37814本塁打、189安打」でした。

ドラフト1位で入団して苦労して苦しんでレギュラー獲得。厳しい世界じゃよくある話です。

ん?なんだ?

中村奨成も今年が8年目か。ふーん。どっかで聞いた話だな。


おしまい
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ありがとうございました。

-妄想