山田太郎と佐々木麟太郎

セリーグの全日程が終了。

順位と個人タイトルも確定。原辰徳も辞任。

スッキリしたところでカープは10日後に始まるクライマックスシリーズ1stステージに挑むことになります。

CSまでまだ時間があるので、今日はドラフトの話をします。テーマは佐々木麟太郎です。

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佐々木麟太郎の進路

10月26日(木)に開催されるプロ野球ドラフト会議。

プロ志望届の提出期限はドラフト当日の2週間前まで。つまり10月12日(木)頃が締め切り。

注目の佐々木麟太郎(花巻東高校)はまだプロ志望届を出していません。

各球団の編成部門も佐々木麟太郎の動向に注目しており、彼がプロ志望届を出すか出さないかでドラフト戦略は大きく変わります。

 

そんな中で昨日、佐々木麟太郎に少し動きがありました。

進路をNPBかアメリカの大学かの二択に絞ったというのです。日刊スポーツ

 

ふーん・・・

で済ましていい話なんですが、もし麟太郎がアメリカの大学を選択した場合、来年以降のドラフト会議は確実に変化します。

来年以降、麟太郎のマネをする高校生が増えるぞって意味。

NPBを経ることなくMLBへ挑戦する高校生が増えるでしょう。お金はかかるけどね。

 

昨日、井端弘和が侍JAPANトップチームの監督に就任することが発表されました。

井端はU15の代表監督も兼務しており、これまで見てきたU12のメンバーが3年後は15歳になるわけです。

井端は今年の夏にすごくいいことを発言していました。

 

それはこうです。

 

井端「若い年代にスモールベースボールはさせない」夕刊フジ

 

これはU18の馬淵監督が佐々木麟太郎を代表メンバーから外して守備と小技を重視するメンバーを選んだ時に言った言葉です。

この時は私も

「佐々木麟太郎は選ばない」

と何度も繰り返しブログに書きました。※参考記事

 

結果、馬淵ジャパンは史上初めてU18で世界一の栄冠をつかみ取りました。

だがそれは勝利至上主義ではなかったか?

馬淵史郎は30年前に松井秀喜を5打席連続敬遠した監督です。

 

井端は言いました。

「馬淵さんの野球は僕の野球の正反対」

「スピードとパワーでも世界に勝てる」

「若者には勝利より大切なものがある」

イイですねえ。非常に深いです。

なるほど毎日プロ野球を見ていると勝利至上主義に偏りますが、確かに10代の若者に毎日送りバントや進塁打をさせてる場合じゃありません。

強く振って、思い切り投げるべき。 

 

私と馬淵は佐々木麟太郎を「打つだけの選手」と見てメンバーから外しましたが、井端は「打てる選手」だからメンバーに呼ぶべきだという考え方。素晴らしいプラス思考です。

 

山田太郎

これまた30年前ですが、ドカベンの世界で山田太郎(明訓高校)が10球団からドラフト1位指名を受けました。

カープも山田を1位指名しましたが当たりクジを引いたのは西武ライオンズ。カープの外れ1位は犬神了(土佐丸高校)でした。もっと他にいなかったのかよ。笑

 

山田は捕手でした。高校通算打率は.750。本塁打は甲子園だけで20発。

佐々木麟太郎は一塁手。高校通算140本塁打。体重110kg。

清宮幸太郎が7球団競合。清原和博は6球団でした。

高校生の一塁手で6~7球団はスゴい。

山田は捕手なので10球団。ちなみに残り2球団は岩鬼正美(明訓高校)を指名しました。

 

山田は鈍足でしたが守備は上手かった。キャッチングもスローイングも正確でした。

捕手で3番や4番を打てる選手なら10球団競合もよくわかるというもの。

 

一塁専門の佐々木麟太郎には何球団が1位指名するだろう?

3~4球団ですかねえ・・・NPBでは。

 

佐々木麟太郎はアメリカの大学も視野に入れていると言う。

コレって実は

とてもナイスな選択

ではないか?

 

NPBではまだまだ「走力」とか「守備力」とか「バランス」を問われる。DHのないセリーグはさらにその傾向が強い。

馬淵史郎も麟太郎を外した。私も1位では指名したくない。

理由は足が遅いから。小技ができないから。

 

だがMLBではどうだろう?

MLBのドラフトは完全ウエーバーなので「競合」することはありませんが、パワーヒッターの麟太郎はかなり上位で指名されるのではないか?

それに麟太郎は元々メジャー志向。若いうちからアメリカの野球に慣れておきたいという気持ちもあるでしょう。特に強打者タイプの選手はアメリカのタマに早くから慣れておきたいところ。

 

よって佐々木麟太郎は今年プロ志望届を提出しない可能性もある。

出すだけ出しといて1位指名を蹴る可能性もある。いや、マジメそうな子なのでこれはないだろう。笑 

 

とにかく日本の若者の野球観も変わってきている。

昔のように送りバントできないとダメ、守れないとダメ、と言うばかりではなく、長打力とバット一本で勝負する日本人がいてもいいんじゃないか。

大谷翔平がついにホームラン王を獲得しました。麟太郎が大谷と同じ高校というのも密かにポイント高そう。

井端が育てた小学生もこの夏に国際大会を経験しました。これからの若い子の進路はどんどん増えて広がっていくでしょうね。