昨日、JSPORTSのキャンプ中継を見ていたら、室内練習場のすみっこで赤塚健利が小林幹英と黒田博樹に挟まれて、熱心に腕の振りを指導されておりました。
幹英は真剣な表情で、黒田にいたってはまるで怒っているかのような熱血ぶりでした。
私は、
「ほな、なんでブルペンでやらへんねん? 平らなところでフォームチェックするのおかしくない?」
などと思いながら見ていました。
小林幹英と黒田博樹
しかしまあ、この二人からあんなに熱血指導してもらえる赤塚は幸せだなあ…
うん? 幹英と黒田?
おお!
この二人には「大きな共通点」があるやんか!
ご存じでしょうか?
マニアの方には簡単なクイズです。
正解は・・・
幹英と黒田って・・・
二人とも・・・
専修大学出身なんです。しかも1個違いの先輩後輩。バリバリのチームメイトでした。
んで有名な話が「スカウトの苑田さんが3年生の小林幹英を見に行った時、2年生の黒田博樹の素質に惚れ込んだ」という話。
1996年のドラフト2位(逆指名)が黒田で、1997年のドラフト4位が小林幹英です。
カープは昔から同じ学校のチームメイトを一緒に指名したがります。私が知ってる一番古いのは山崎隆造と小川達明かな。その次が西田真二と金石昭人と小早川毅彦。
「いいなあ、赤塚。俺も黒田から怒鳴られたいぜ…」
なんて思って見ていると、ベテランらしきアナウンサーの方が幹英と黒田が専修大学の先輩後輩だったことをバラしてしまいます。
「ちっ、なんだよ。バラすなよ。明日のブログのネタが無くなったじゃないか」
アナウンサーの方は「古葉監督も専修大学出身」とおっしゃいました。おっとそっちは忘れていたぜ…
赤塚健利の使いどころ
さて幸せな赤塚ですが、実は私は今年1年間ずっと赤塚健利の使いどころについて頭を悩ませていました。
二軍ではリリーフばかりで13試合13イニングを投げて被安打10、与四球11、防御率3.46。
球速も平均142~3kmといったところで、これといった決め球もありません。
1年前の入団時には
「頑丈そうだし、イニングイーターとして使えそう」
と思いましたが、今年1年間はリリーフでショートイニングばかりでした。
ならば角度を活かしたまっすぐとか、森浦の様なオリジナルの決め球が欲しいところ。
赤塚は198cmの長身の割に、腕の位置は低いです。それが必ずしも悪いことではないですし、昨日の幹英と黒田も「肘を上げろ」と言ってる様子はありませんでした。
まだルーキーですから、伸びしろだらけとも言えますし、私は赤塚に「まとまり」を感じるので、無理して使えばけっこう一軍で即戦力かもとも思っています。
赤塚のオフの課題はこのあたりになりますかね。
先発なのかリリーフなのかもよくわからない。
のびしろ型なのか即戦力型なのかもよくわからない。
それが赤塚の現在地ではないでしょうか。
コーチの言いなりではなく、自分の理想も追求してもらいたいです。要するに便利屋で終わってほしくないんですよ。