2025.5.15(木)
広島 5-1 巨人 マツダ
6回裏に小園が逆転満塁ホームラン。インハイのボール球を強引に巻き込みました。
実は5回裏にも2死満塁で打順・中村奨成でした。私は奨成の満塁ホームランを夢見ていました。
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5回裏の2死無走者
5回裏0対1、2死無走者、打者モンテロ、投手山崎伊織。
今日の山崎伊織は球威もないしコースも高いなと思っていました。
だから甲斐拓也は子犬のような臆病なリードをしていたのかもしれませんが、5回以降は特に臆病になりましたね。
2死無走者から7番モンテロにツーベース。2死2塁。
慌てることなど全くないのに8番矢野にも球数かけて結局四球。2死12塁。
「ああ、これで6回裏は1番からだ。ラッキー♡」
と思っていたら、9番の代打秋山もヒットで2死満塁。
「おお。奨成。満塁ホームランとは言わんが走者一掃ツーベースくらい打ってくれ」
結果はコンパクトなセカンドゴロでした。奨成は謙虚なバッティングをしました。コンパクトなセカンドゴロでした。
「まあ間違ってはいないんだけどな…」
奨成のバッティングは間違っていないんだけど、奨成は「絶好調の山崎伊織のイメージ」で謙虚にセンター返しをしました。うーん…
6回裏の2死満塁
6回裏も0対1。打順は2番のキクから。
キクの打球は三遊間。フォークをひっかけたボテゴロ。
3塁リチャードのグラブの下をボテゴロが通過。ショート泉口がナイスカバー。
1塁へ大遠投。タイミングはクソアウト。1塁増田がハーフバウンドを正直に捕りに行きポロリ。
正直に捕りに行きとは、一生懸命伸びて捕りに行ったという意味。
増田君はおそらくファーストの選手ではないです。慌てず待って捕れば悠々アウトでした。ラッキー。しかも記録はヒット。
このプレーは完全にエラーだけど、今年の公式記録員は何かおかしい。吉川尚輝のサヨナラ三塁打も全く意味不明で私は怒っています。※参考記事
3番ファビアンはクリーンヒット。4番末包三振。この二人は振るべき球を振って、振るべきでないボールを見逃せているので完全にセーフ。主力。
5番坂倉。甲斐拓也は全球フォーク。ファビアンにも末包にも甲斐は全球フォークでした。
「シュートもカットも投げてる!」
ブー。素人。
山崎伊織は4回くらいから、フォークでしかストライクを投げてません。右打者にはストライクの外カットも多少使ってましたが、左には完全にフォークオンリー。ファビアンと末包はフォークを振ってアウトになったからバッティング的には大正解です。
キクと矢野はフォークに泳いでる。だから私はスタメンで使いたくないのだ。
坂倉四球。山崎伊織は1対0で勝とうとしている。だったらもっとストレート投げなきゃ。
6回裏0対1、1死満塁、打者小園、投手山崎。
またフォーク、次もフォーク、次もフォーク。カウント1-2。
目に見えるカウント的にはツーストライクと追い込まれた小園ですが、タイミング的には全く追い込まれていませんでした。変化球3球でのワンボール・ツーストライクは全然追い込まれた気分がしません。
「インハイに1球ボール球を投げて、またフォークを続けるだろうな。小園だから三振はないし、ゲッツー崩れでも1点は入るだろう」
と思って見てました。小園はそのインハイのボール球を振って逆転満塁ホームラン。4対1。
「え?小園ってツーストライク後のインハイのストレートを消してなかったんだ。スゴイな。今までそれで3割打ってたのか!」
と思いました。
ツーストライク後のインハイの見せ球をマジメにケアしていては、アウトローのストレートやツーシームなどへの対応が遅れます。
ヤクルトの村上宗隆はインハイのストレートを完全に捨てて、アウトコースの動く球を左中間に狙っています。
巨人の岡本和真やDeNAのオースティンは低めをある程度捨てて、高めの甘いタマを逃さないように構えています。ツーストライク後もその傾向は強いです。
小園のツーストライク後の対応として、これまでは低めの変化球を拾う「三振しないバッティング」が主流でした。
去年の小園は一人で打線を引っ張ってましたからね。
だが今年は違う。今日は後ろにモンテロがいる。
元々小園は高めのボール球を積極的に引っ張り込む打撃が得意です。報徳学園の頃から得意です。
だけどプロでそれをやるとポップフライになることがある。去年の小園は高めのストレートを引っ張り込む打撃を封印しました。去年の小園はアウトになりにくい打撃に徹しました。
1死満塁で巨人の守備体形はゲッツーシフトでした。去年の小園は一人で打線を引っ張っていたので。ショートゴロを打ってました、満塁でショートゴロ。1対1の同点。
去年の小園は自分がアウトになればチームが負けるというがけっぷちで1年間プレーしました。んで明日勝てばマジック点灯というところまでチームを引っ張って行きました。
去年の小園のOPSが650で矢野のOPSも650だと言うデータ野郎がいます。たわけです。スカタンにも程がある。
小園はチームバッティングでホームラン2本。矢野は自由な立場でホームラン2本。
去年の小園はホームランできる球をワザとショートゴロにしていたのです。完全に実話です。
昨日はインハイのストレートを引っ張り込みました。これは小園の意識が変わったことを明らかに示しています。ただの1打数1安打4打点ではありません。
この先も長打を狙うのかどうか知りませんが、今年の小園には
バックが付いてます。
バックとは「仲間」という意味です。
小園は自由に打てる環境が整った。小園の前後にはファビアンと奨成が付いているからです。
本日のゲームプラン
甲子園で村上vs森下。
床田が2完封して
「よっしゃ、これであとは15勝すりゃ沢村賞だ」
と思っていたんですが、日ハム金村と阪神村上も2完封。なんだよ、今年も飛ばないボールかよ。
阪神の村上とは開幕戦でも対戦しました。マツダで8回2/3を0失点。あわや完封負けでした。
あの時は「大したタマじゃねえ。坂倉が帰ってくれば見てろよ」と思ってました。※参考記事
あれから2ヶ月、森下も村上も順調に金曜日に先発し続けていたんだね、偉いね。お天気にも恵まれてたんだね。
スポーツニュースで見る近頃の村上頌樹はタマが低い。ストレートがMVP取った時に戻ってる。
マジか村上。打ちにくそうだな。
キャッチャーは坂本。こいつのリードの方が弱そうじゃないか。
カープの坂倉は昨日コントロールがメタメタのドミンゲスをリードしてました。あたしゃ驚いたよ。
数年前、西川龍馬と同期入団の船越涼太がノーコン時代の矢崎拓也に向かって外角低めのスライダーを要求していました。
私は
「アホか船越。矢崎がそんなタマを投げられるはずないだろ」
とブログに書きました。※参考記事
坂倉はドミンゲスや島内の時はミットを真ん中に構えます。
そして緩急を使うのですが、ドミンゲスの場合は球種が豊富なので、昨日は「まっすぐ真ん中でOK。カット、ツーシーム、カーブ、チェンジアップは腕さえ振ればどこへ行ってもOK」という感じのリードをしました。
リードというのは指先で出すサインだけはありません。試合前のミーティングや日常のコミュニケーションも含めて「坂倉のリード」です。ドミンゲスとしっかり意志の疎通ができていたと思います。
今日は森下と坂倉です。明日は床田で明後日玉村。
降水確率は高めですが、このまま行けば坂倉将吾は週6日スタメンです。
私は嬉しいが、坂倉は大丈夫か?
緒方孝市がYoutubeで坂倉のリードとスローイングに難癖をつけていた。アホか、緒方、お前に坂倉がわかるか。
捕手坂倉は勝てる捕手です。盗塁阻止率や打率などに興味はない。坂倉はチームが勝てばそれでよいのだ。