2024.4.27(土)
中日 4-6 広島 ナゴヤD
宇草孔基が先制ツーラン。飛びましたねえ。
キャンプで宇草は
「全部ひっくり返してやる気持ち」
と語りましたが、マジで全部ひっくり返しました。
もう宇草はレギュラー確定。ワッショイワッショイです。
カープ振り返り
マジメな話、宇草は右投手の時に欠かせない選手になってきました。
当面は6番レフトでいいと思います。末包が上がってくれば5番ライト末包。
秋山翔吾は速いストレートに刺され気味の打席が増えてきましたので、休み休み出てもらいましょうか。
會澤翼。攻守に活躍。
序盤コントロールに苦しんだ森下をよく助けました。打者の反応を見て、チェンジアップを上手に使いゴロを打たせてました。
点差が4点に広がるとストレートで押しました。良いと思います。残像が残りますから。
益田は2発喰らいましたけど、四球で歩かすくらいならホームランを打たれていいのが益田武尚の現在地。3失点しましたがアツのリードは正解です。
今年のアツはツーストライクでもストライク勝負する場面が目立ちます。私の好きなリードです。
森下暢仁。7回1失点。95球。
ベストコンディションじゃないことは知っていますが、完投してほしかった。それも無四球で。
4点差に開いた直後の7回裏。先頭打者にいきなり四球。
その後はギアを一段上げて中日打線をねじ伏せましたが、もうちょっと圧倒してほしかったです。4点リードですからね。
小園海斗、振り返り
小園海斗。4打数3安打3打点1四球。
普通です。ノーマル。
こんなので私は小園を褒めませんよ。こんなので小園を褒めるヤツは小園をナメてる。
1本目のタイムリーが2点リードを4点リードに広げるタイムリー。
2本目のタイムリーが1点リードを2点リードに広げるダメ押しタイムリー。9回表でした。
ハッキリ言って普通です。小園なら普通。やって当たり前。
カープのチャンステーマに
「お・ま・えが、決めろ。こ・ぞ・の!」
とか
「お・ま・えが、決めろ。シャ・イ・ナー!」
とかあるじゃないですか。
あのチャンステーマの時、一番カープファンの声援が大きいのが小園なんですよ。完全に実話です。
ファンが一番期待している選手が小園海斗。私だけじゃないんですよ。
積極的な走塁もよい。
1死12塁の浅いライトフライで小園は3塁へタッチアップしました。結果はアウト。
中日のライト岡林は右肩のケガで長期間休んでました。だから小園は浅いフライで行ったのです。
スライディングが腰高なのでアウトになりましたが、ナイストライです。
中日振り返り
中日は惜しい試合を落としましたね。
ハッキリ言って勝てた試合だと思います。
勝てた試合が言いすぎなら、「もったいない試合」であることは間違いないですよね。
勝負を決めたのが7回表の小園の2点タイムリーなんですが、実はその前に「2死23塁でバッター坂倉」という場面がありました。
7回表。3対1。カープリードで2死23塁。バッター坂倉。
梅野は2イニング目でした。先発が序盤で降りたので左のリリーフを出しにくい状況でした。
2死23塁。カウント3-1。1塁は空いてます。
梅野は内角低めに鋭いカットボールを投げました。意図して投げたボール球です。
坂倉はこれを振らない。見逃して四球。5番小園に繋ぎました。
昨日の勝敗を分けた場面はこの場面でした。
中日はここで左投手を出しませんでした。気持ちはわかるよ。事情もわかる。
ただ中日は投手コーチがマウンドに行きませんでした。
坂倉の場面で行っても良かったが行きませんでした。
後述しますが2死無走者から「失策→単打→盗塁」での2死23塁。
この2死23塁の「なり方」では確かにコーチは行きにくい。ドタバタしたくない気持ちもよくわかる。
だが2死満塁でバッター小園。こうなれば、これは行かないといけない。行かないと高確率で打たれるからです。
中日の大塚コーチは出てきませんでした。
小園はボール球を見逃し、ストライクを振って試合を決めるタイムリー。小園がカープを勝利に導きました。貫禄です。
中日は小園を甘く見てました。ど素人とは言いませんが、勝負勘が鈍いと思います。
カリステと鈴木孝政
7回表にエラーしてくれたカリステ。
試合の流れを全部、
ひっくり返してくれました。笑
キクの走塁も素晴らしかったです。キクと上本崇司は内野手の送球が逸れた時、いつもサボらず忍者スライディングをしています。だからチームに欠かせません。
その後、カリステが益田からホームランを打ち、エラーを取り返したと思ってるかもしれませんが、カープにはありがたいエラーでした。
解説の鈴木孝政。御年69歳。
今日の解説は冴えに冴えていました。
宇草ツーランの後、
「宇草選手は来年の首がつながりました」
小園タイムリーの後、
「こうなると森下投手に完投してもらいたい」
細川のタッチアップの後、
「菊池選手の3塁送球が素晴らしい。細川がオーバーランする可能性もありますからね」
他に何か言ってたかな? 忘れた。
とにかく鈴木孝政の解説はほとんど精神論でしたが、鈴木孝政にはしっかりと試合の流れが見えてました。
「今はカープのリズムだけど、ここを抑えればこっちに流れが来る」
「投手が試合中に悪いとこを修正するなんて、できるものじゃない」
「カリステのエラーにはイヤな予感しかしない」
令和の子には迷信と思われるかもしれないが、野球ってなぜか昔からそういう風にできてるんだよ。
明日のゲームプランは明日書きます。