2022.8.21(日)
DeNA 3-0 広島 横浜
結局カープ3連敗。DeNAはホーム何連勝?18連勝?
玉村も遠藤も大道も悪くなかったと思うんですけどね、こっちは堂林とマクブルームのポール際がファールになって、あっちはピッチャー京山がホームラン。
代打松山のファールフライはフェンス際で宮崎に捕られ、代打長野は失投を空振って三振。
あとは前半戦でDeNAに勝ちすぎた反動もゆり戻ってきてる感じですね。カープはDeNAに現在12勝8敗です。残り5試合。
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大阪桐蔭の海老根君
今日は月曜日なのでプロ野球がありませんが、夏の甲子園の決勝戦です。
仙台育英(宮城)vs下関国際(山口)
心情的には下関国際を応援したいんですが、ミラクルな勝ち方をするチームってたいてい準優勝で終わるんですよ。背番号6の投手も8回投げて中1日でしょ。
仙台育英は東北初の優勝を目指します。大越基と同世代の私は、そろそろ仙台育英に勝たせてあげたいですね。
さてそんな中、ドラフト候補として騒がれた浅野君(高松商業)
同じドラフト候補の山田君(近江)から打ったバックスクリーン弾の飛距離には驚かされました。
山田は1位って感じじゃないが、浅野君は複数球団が1位競合してもおかしくないですね。完成度も高いし甲子園で名を挙げた中村奨成や吉田輝星のパターンです。
もしカープが高校生を1位指名するなら誰でしょうねえ?
2年生にはキラリと光る子が多いですが、3年生はちょっと地味ですね。
浅野君にしても山田君にしても活躍はハデなんですが、体型が地味なんですよね。背が低くてずんぐりむっくり。ごめんなさいね、正直で。
カープの小園や小林樹斗もずんぐりむっくりなので、別にそういう子が1位でも全然問題ないのですが、私はもっと「シュッとした子」が好みです。
中村奨成、堂林翔太はシュッとしてましたがちょっと細身でした。
理想は安部友裕とか鈴木誠也のような感じですかね。ピッチャーは痩せててもいいんですが、野手にはある程度「芯」と「幹」がほしい。
そういう意味で私が夏の甲子園で最も気になった子が大阪桐蔭高校の海老根優大選手です。えびねゆうだい。外野手、背番号8。
大会前からプロ注目の選手なんですが、実は高校野球ファンにもたいへんな人気選手で、彼が試合前の5分間のシートノックの時に見せる強肩をファンは見に来ているのだと言います。youtubeでは「エビーム」と呼ばれていましたが、現場でも呼ばれているかは不明。
練習の時は大きく振りかぶって、大きくジャンプして、思いっきり全力投球しています。これは素人にウケるでしょう。
ただし、試合中のバックホームは素早いです。敗れた下関国際高校戦では9回表にセンター前、センター越えで1死23塁。ここで4番打者の打球はまたセンター前に飛びます。強烈なエビームが発動しますが、ホームは間一髪セーフ。大阪桐蔭、逆転を許します。
海老根君の走り方
今年春のキャンプで新庄新監督が「外野手の返球は走者なしでも全力で」をやっていましたよね。
あれが球場にいるファンや、テレビの前のマニアに大好評だったのですが、それを
「危ないからやめよう」
と言ってやめさせた男がいます。誰だか覚えてますか?
そう、われらの
佐々岡真司監督です。
佐々岡はホンマにちっちゃい男だよね。笑
そりゃ危ないか危なくないかで言えば危ないけど、そしたらバット振るのも危ないし、スパイクで滑り込むのも危ないじゃんよ。
その話は置いとくとして、何を隠そう海老根君が甲子園の試合の中でこれをやってるんですよ。
上の動画にもチラッと出てきます。よく観察してみてください。
だからどうしたって話なんですが、私はカープのスカウト部長・苑田さんに教えてもらって以来、
・選手がアウトになった時の全力疾走
・打たれた後の投手の態度
などに注目するようになりました。最近の子は打たれてもニコニコしてるピッチャーキャッチャーが多いねえ。私はこういうのはあまり好きじゃありません。
海老根君はセンター前ヒットを打たれた時、二塁手に強いボールを返しています。
もし悪送球になれば1塁走者を進めることになるので、やらない方がいいに決まってるんですが、彼は平均よりも強いボールを返します。
なんとなくですがこういう性格の子が私は好きですね。
あととても気になるのが彼の走り方です。
非常にドタドタしていて不細工です。新井貴浩のような感じがします。
近年、野球界も陸上選手から走り方を学ぶことが多いらしい。
私が知ってるのは「走りの学校」の和田賢一さん。
和田さんの決めぜりふは「ランニングとスプリントは全く別の走り方」というもの。
野球選手はほぼ全員がランニングだそうです。そりゃそうだよ、塁間短いし曲がらないといけないし。
ただ和田先生のスプリント走法を学べば確かに1日で50m走が0.1秒以上速くなります。1日でですよ。Jリーガーの方は1時間で0.2秒速くなった選手もいました。
50mを速く走る走り方と、塁間の28mを速く走る走り方が同じでいいのかは知りませんが、打席から1塁までまっすぐ走る時は絶対スプリント走法が速いでしょうね。
話を海老根君に戻します。
スリーアウト取ってベンチに戻ってくる時の走り方が非常にコミカルで昭和です。
新井に似てると言いましたが、じつは山本浩二にそっくりなんですよ。背番号も8だし。
ただ令和の今で言うと、ライトルのように大きく振りかぶってバズーカ砲を投げる投げ方はタブーだし、山本浩二のようにヒョコヒョコと頭を上下させて走る選手もいません。
打撃も手が先に出る金属バット打ちで、海老根君はかなり時間がかかる素材だと思います。
だがその荒削りなところが私には魅力的で、プロのスカウトが評価するところ。
去年のドラフトでは楽天に入団した前田銀治君が私のイチオシでしたが、今年はこの海老根君ですかね。まだこれからですけど。
ちょっと話が長くなりましたが、要するに海老根君は山本浩二に似ていて、昭和感の漂う選手だということです。
プロに入ればスプリント走法やクイックモーションでプレーするのかもしれませんが、少しだけでも今のドタドタ感を残してほしいです。笑