現役ドラフトで矢崎拓也がヤクルトへ移籍しました。
一報を聞いた時、素人の皆さんにはサプライズだったかもしれないが、玄人の私には
「なるほど。そう来たか」
という印象でした。
黒原拓未
2025年のカープは 黒原拓未 を結構重要な場面で使うことになると思われます。例えば クローザー とかね。
去年カープが優勝していれば新人王は黒原だったと思われます。※NPB
黒原は今季がプロ3年目の25歳。遠藤や中村奨成とタメ。
球種はカット、カーブ、チェンジアップ、フォーク。
ちょうど栗林を左投げにしたような投球スタイル。コマンドもイイですよ。
現役ドラフトで矢崎がヤクルトに移籍すると発表された時、私は反射神経的に黒原が勝ちパに加わることを確信しました。※参考記事
カープの7~9回はハーン、島内、栗林。誰かが抜ければ矢崎が埋めてました。
この矢崎の代わりに今年は黒原を使いたい。矢崎をカープに残しておいても十分戦力ですが、矢崎個人の個人記録と年俸は伸びにくい。
ならセーブやホールドの稼げる球団に移籍して、7~9回で毎日投げた方が矢崎のためになる。これぞ現役ドラフトの精神そのもの。
カープの7~9回はハーン、島内、栗林、黒原の4人。
で誰かが抜けた時にフォローするのが 大道温貴 だと私は考えている。
大道温貴
大道は2023年に48試合登板。
49回投げて被安打44、奪三振49。防御率2.72
与四球も多かったけど、ピンチの場面で空振り三振をたくさん取ってくれました。
大道温貴は栗林、森浦と同期のドラフト3位です。
ルーキー時代には解説者の藤川球児から
「彼はすごくいい」
とお褒めの言葉をいただきました。※中日新聞
火の玉藤川が大道のストレートを絶賛しました。それくらい大道のストレートは特別なボールでした。
ただ私は「良いボールは良いが、良くないボールが多すぎる」と当時の大道を評しています。※参考記事
あれから4年。
同期の栗林は120セーブ、森浦も170試合登板。
一番若い背番号をもらった大道は79試合、防御率4.31。
2023年に48試合登板。結婚もして2024年を飛躍の年にしたかったが4試合、防御率10.38。
ホップステップときてズッコケた2024年。
もう一度ホップステップからやり直すのか、いきなりジャンプできるのか。
カープ球団が矢崎を思い切って現ドラにかけたということは「黒原と大道を一軍で使いたい」との意思表示だと思うんですよ。
ハーン、島内、栗林で3人。黒原、森浦も欠かせないし、左のリリーフ1人で計6人がレギュラー当確。ここでは仮に塹江としておこう。
ブルペンを8枚とするなら残り2枚。新外国人とアンダースローも加わりましたし、河野もフェニックスで活躍しました。
大道、ケムナ、高、益田、松竜、中崎。高橋昂也と遠藤淳志もいる。長谷部、赤塚は最後尾。
この中でシーズン50試合投げたことがある投手は大道と中崎だけだと思います。おっと松竜も50試合投げてました。ケムナも3年間で120試合。
大道が何気に2025年のカギを握るかもしれない。松竜でも河野佳でもいいんだけど、過去の実績では大道が一番有力候補じゃないか。
島内颯太郎
その大道が一番仲良くしている先輩が 島内颯太郎 だそうだ。
大道がボケで島内がツッコミらしい。マジか島内、ツッコミできるんか。※NHK
島内と森浦のチェンジアップは一級品ですが、まさかツッコミまでマスターしていたとは恐るべし。
島内が毎年「変化球をもう一つ増やしたい」と言っていますが、私はあまり期待していない。
島内はまっすぐとチェンジアップだけでよい。
まっすぐがシュート回転しなければ今のままで十分抑えられる。上原も大魔神もフォーク以外の変化球はほとんど投げませんでした。
それにしても島内がツッコミか。
北別府や黒田がボケるくらいの違和感があるぜ。