今日は私が近鉄と楽天で夢を見た選手を紹介します。
「なんで近鉄と楽天が一緒くたなんだ?」というご意見も分かりますが、
・阪急ブレーブス+オリックスバファローズ
・近鉄バファローズ+楽天イーグルス
で選手数のバランスが取れるからです。四の五の言わせません。強引に始めます。
近鉄で夢を見た選手たち
近鉄は意外にアマチュア界のビッグスターを獲得しています。
まずは太田幸司。甲子園アイドルの元祖。
続いてジャンボ仲根。あたしゃこの2人のことはよく知りませんが、当時はかなり騒がれたビッグネームです。
1981年の金村義明はよく覚えています。夏の甲子園優勝投手で小園海斗の先輩。けっこう騒がれて入団しました。私はすぐバッターになった方がいいと思ってました。
以後、阿波野秀幸(3球団)、野茂英雄(8球団)、福留孝介(7球団)の当たりクジを立て続けに引き当て、その他にも寺前正雄、真木将樹など将来性豊かなホープも獲得しました。
特に寺前は大阪・北陽高校で愛媛・新田高校と延長17回の死闘を演じたことで一躍有名人になりました。松坂大輔より先に延長17回を一人で投げ抜いたヒーローでした。
実は野茂英雄の「トルネード投法」はファンの公募によって名付けられたものです。コレは確実に事実。んで寺前正雄の「アルバトロス投法」も確かプロ入り後にファンの投票によって名付けられたような記憶があります。野茂の二番煎じ。プロ入り前はアルバトロス投法とは呼ばれていなかったように記憶しています。30年前の記憶なので間違ってたらごめんなさいですが。
下位指名では中村良二、藤立次郎、中村紀洋の右打者トリオにはめちゃくちゃロマンを感じてました。
中でも私は藤立次郎がイチオシでした。3人とも荒っぽい「いてまえバッター」でしたが藤立のスイングが一番シャープに見えました。
中村良二は天理高校時代からのスター選手で、引退後は母校の監督に就任。森浦大輔らを指導しました。
村上隆幸、鈴木貴久、石井浩郞、中根仁、川口憲史もいてまえ打線にふさわしいフルスイングの強打者で夢を見ました。生え抜きではないですが吉岡雄二も近鉄式「いてまえ打法」がフィットしたようですね。
1988年、伝説の10.19で、近鉄の優勝が消えた9回裏の守りに就いた若手の加藤哲郎、木下文信、加藤正樹に将来の夢を見ました。羽田耕一がゲッツーに倒れ、失意のグラウンドに向かった3人は仰木監督と私の「悔しさをバネにして大きく育て!」というメッセージをしっかり受け取ったと思います。
楽天で夢を見た選手たち
2004年に近鉄球団が消滅して楽天イーグルスが誕生しました。
以後、何度かカープは楽天とのクジ引きに敗れました。
2005年片山博視、2007年長谷部康平、2012年森雄大。みな夢を見ましたよ。笑
現役選手では内田靖人、引地秀一郎、吉持亮汰、石橋良太、小野郁(現ロッテ)、高梨雄平(現巨人)にも大いに夢を見ました。
20歳の黒川史陽は智辯和歌山で林晃汰や小林樹斗と一緒に甲子園に出場した間柄。応援しています。笑
そして私が今年のドラフトでイチオシだった前田銀治も楽天に入団。
この子はきっと鈴木誠也みたいなバッターになると思います。大切に育ててよ。