2020.8.16(日)
阪神 2-2 広島 京セラ
延長10回引き分け。田中のエラーとどん詰まりヒット2本で初回に2失点。
相手の秋山にまたひねられるのかと思いきや、矢野が謎の投手交代をしてくれて延長10回引き分け。
あー良かった。負けなくて。
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佐々岡監督のいいところ
闘争心の見えない佐々岡監督。
野村謙二郎や緒方孝市は若き熱血監督でした。部活のキャプテンが監督になったようなイメージでした。
その前はマーティ=ブラウン。暑苦しかったねえ。何気にマツダスタジアム初代監督。
山本浩二と達川光男はあんまり熱血タイプじゃないですが、この時代はヘッドコーチが鬼軍曹でした。
ダンディなミムさんも実は結構アツかった。巨人が嫌いなとこが大好きでした。
こう考えるとカープの大人しい監督、キレない監督って古葉&阿南以来34年ぶりかもしれないですね。
佐々岡が審判に抗議しない、相手チームとケンカしないことに私はイライラしてましたが、こういう監督も過去には存在してました。久しぶりすぎて忘れてました。
例えば西武の森監督やソフトバンクの王監督も「大人しい監督」の部類かも。仰木さんやノムさんが興奮したり退場した記憶もあまりありません。
佐々岡もこういうタイプだと思って見ることにしましょうか。
古葉も阿南もチームを優勝に導いた名将です。
佐々岡が昨日も新しい作戦を発動させました。一つ一つチームの戦術が増えていて良い傾向だと思います。
捕手・坂倉将吾
昨日書いた途端、坂倉がピッチャーを強気でリードしましたね。グッと来ました。
その場面は6回裏。2対1で負けてて阪神の攻撃。
先頭の3番サンズに四球。4番大山にもストレートが決まらずカウント2-0。
ここで坂倉タイムを要求。
なんと坂倉は全力疾走でマウンドに向かいます。おっちゃんはもうここで鳥肌が立ってました。
坂倉「ゴルァ!1点返してこれからっちゅう時にオマエは何を逃げとんねや!」
遠藤「スンマセン・・・」
坂倉「ワレ来週もフツウに仕事あると思てんのか。ビビったらチャンスのうなるど」
遠藤「逃げません!」
坂倉「わかりゃええんじゃ。ほな行くど。」
鬼の形相って程ではなかったですが、坂倉は遠藤に向かってけっこう目ん玉ひんむいてました。とっても頼もしかったですよ。
結局、対大山は三振ゲッツー。5番ボーアも三球三振。
「坂倉のリード」が今日も遠藤を引っ張りました。最高の結果を出しましたが、私には結果はどうでもよかったです。坂倉遠藤が阪神のクリーンアップ3人に強気のストレート攻めをしたことが嬉しかったです。
まだまだ優勝できますよ。このチーム。
捕手3人を同時起用しました
佐々岡の話に戻りますけど、たぶん開幕48試合目にして初めて「捕手3人を1試合で同時起用した」のではないでしょうか。
「同時」とは言いませんね。言いたいことは1試合に3人の捕手を出場させたという意味です。
8回表、先発坂倉に代打磯村。左腕岩崎に対して送りバント。んでマスク。
9回表。スアレスに対して代打會澤。男気溢れた9球勝負。アツは代打でもカッコいい。
長野と松山を先発で使っているため、カープの代打がちと弱い。安部と高橋は現在2軍。
今いるメンツで代打適性高いのがアツとイソ。坂倉とピレラは先発タイプ。
んで、アツや坂倉が先発マスクの時、これまでは代打磯村を使いづらかったんですね。
代打アツも5打数3安打1本塁打。昨日も粘りに粘って158kmをいい当たりで捉えたんです。ハイレベルな打撃でした。
佐々岡は捕手3人を使い切り、10回裏もキチンと守備固めを送って最善を尽くしました。
佐々岡もジワジワと成長しているのかな。まだ多少疑ってますけど、昨日の引き分けは評価します。笑
堂林翔太
さて堂林翔太。14タコで先発落ちの危機。
8月打率は.158。46打数7安打。
現在の打率.302、8本塁打、23打点、7盗塁。
143試合に換算すれば、打率.302、24本塁打、69打点、21盗塁。
たいへん立派な3番打者でしょうが。スタメンから外すべきではありません。三塁守備もまあまあ上手い。それにチーム盗塁王でもあります。
安部もメヒアもいないなら、サード堂林を育てないと勝てません。羽月も素質十分ですがまだ2年目です。それに本職はセカンドです。
みんな忘れてますけど堂林もけっこう天才なんですよ。10年ガマンしたんだし、1シーズンぐらい堂林にくれてやりましょうよ。今年は全部堂林。
キャッチャー坂倉。
サード堂林。
今年のカープはコレで行け。