君たちも前へ走っちゃおう

2024.9.10(火) 

広島 1-6 巨人 マツダ 

森下vs菅野でこんな惨敗になるなんて1ミリも想定していませんでした。

昨日の負けは想定外。この3連戦で1番勝率の高い試合だと思っていました。

どうする森下。お前、生涯広島でええんか?※関連記事

 

消極的なカープ

1回表の坂本のソロ本塁打はまあ仕方がないとして、問題は6回表の3失点です。

2死無走者からモンテスがライト前。これも良い。四球出すくらいなら打ってもらおう。

次の浅野が初球を死球。コレ、浅野は打ちに来た後で死球になっているんですよね。

アツが球審に抗議したところで判定は死球のままですが、

「当たりに来ただろうが!」

という闘魂スタイルは見せてほしかったね。アツにね。

 

続く門脇に左中間タイムリー。3球目の外角チェンジアップ。

門脇は1か月間、レフト方向にしかヒットを打っていません。

なのにかわしに行っておあつらえ向きの左中間ツーベースを打たれました。

アツの配球にも問題があるが、森下の投げミスの方が罪は重い。

 

優勝争いの大一番。次の1点が大事という展開で先に点を取られた森下とアツ。

点の取られ方も悪い。2死無走者から5球で2点。

一方、阿部慎之助は積極的でした。

カープが8番の小林を敬遠すると、阿部は9番菅野に代えて代打秋広を投入しました。

 

私はこの時

「やられた」

と思いました。阿部のナイス采配に感心しました。

巨人が菅野を引っ張ると、たぶん失点していたと思うんですよ。

だから阿部はいいタイミングで代打を出せてラッキーだったと思います。

カープが小林を敬遠せずに勝負するという手もありました。しかし「通常」なら、誰もここまで無失点で球数50の先発投手を交代させるとは夢にも思いません。小林敬遠→菅野勝負が妥当な作戦。通常ならね。

だが今は 通常じゃない のです。正念場です。

阿部はトーナメントのような戦い方をしました。素晴らしい采配だったと思います。

 

足を使え

負けてしまったものは仕方ありません。

取り返していきましょう。負けるのは1回で十分です。

先週1勝5敗。今週0勝1敗。

ここまでチームを支えてきた先発投手が失点を重ねているパターンが続いています。

まず先制される。次に中押し点を取られる。リリーフ投手も打たれる。

これにかかるとチームは冷静な判断力を奪われ、最後には攻撃意欲も失ってしまいます。

 

選手たちは疲れています。ここまで2位でよく頑張ってきた。

「二軍の元気な選手を呼べ!」という声も聞こえてきそうですが、私ならメンバーは代えない。とりあえずメンバーはこのままでいいでしょう。

秋山君、野間君。

君たちも次の塁へ走っちゃおう。

 

坂倉と末包が打てなかった時のカープは足を使って攻撃していました。

最近は坂倉と末包が3割打つもんだから、いつの間にかカープは走らないチームになっていました。

4~6月のチーム盗塁数は12、15、12。

7~9月のチーム盗塁数は6、5、2です。

 

このままじゃイカンよ。

秋山と野間はベテランで疲れもピーク。1塁走者の「走ってファール」はマジ疲れる。夏のマツダで誰もやりたくありません。

だから新井はエンドランや盗塁を控えめにしてきたのですが、小園の負担を減らすためにも走者秋山、走者野間をもっと動かしてみてはどうか。

「1塁走者が盗塁すれば小園が敬遠される!」

いいんです。

今年は小園が敬遠されてもいいんです。後ろに末包と坂倉がいるからです。

秋山と野間が走れないなら、奨成と矢野に走らせろ。2番矢野、3番野間、4番小園も私はキライじゃありません。

 

本日のゲームプラン

アドゥワvsグリフィン

この3連戦で今日が「最も勝率の低い試合」と私は見ています。

カープはなぜかグリフィンを打てないんだよな。それでも春先は足を使って、攻略してましたけどね。

カープが打つだけだとグリフィンは気持ちよく投げられます。昨日のバルドナードも無死1塁なのにクイックを使わず気持ちよさそうに投げていました。走者がアツなので誰でもそうするんだけどさ。岡本もベースに付いていなかったし。

 

とにかくいつも相手にリードされていて、相手の1塁手はベースに付いてないなんて野球は少しアホっぽいです。打って5点差をひっくり返す野球はカープには向かない。

1塁手を1塁に付かせて、投手にクイックさせて、打者は広くなった12塁間を狙う。走者は一気に3塁を奪う。これが伝統の広島野球だったはずです。

今日はそれをやりましょう。

できないんなら送りバントです。野間と小園はバントが下手だから打たせてよいが、無死1塁で2番矢野には打たせるな。バントさせろ。

 

守り。

今日のスタメンマスクは坂倉です。

相手がグリフィンだからと言って石原貴規を出すと今日も負けますよ。

捕手坂倉、一塁堂林。打てなくてもいいから守りを固めましょう。

最近勘違いしてますが、今年のカープは「逆転のカープ」じゃありませんよ。「逃げ切りのカープ」ですよ。

末包に爆発力があるったって、チーム全体の火力は弱い。

足を使って守って勝つ。扇の要は坂倉将吾。

 

アドゥワは先週、坂倉と組んで6回6失点です。データは最悪。

だが初回に5失点した後、アドゥワと坂倉は2~6回までの5イニングをソロHRの1点だけに抑えました。

アドゥワって何にも言わないけど、こういう粘りと言うか根性も持ってるんですよ。

アツはかわしに行って打たれました。坂倉は向かって行って打たれました。

どうせ打たれるんなら

向かって行け

って話ですよ。


おしまい
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ありがとうございました。

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