各球団2022年の"先発三本柱"は誰?
という記事を昨日ネットで見ました。
そこには「安定の阪神、広島は投手王国」と書かれてありました。ベースボールキング
んで今日はその企画をパクります。
先発ローテの顔ぶれはセリーグの順位を動かすどころか「順位を決定づける」ものですからね。比較しないと順位予想は語れません。では始めます。
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ベースボールキングの記事
セリーグ順位予想シリーズpart2。
ベースボールキング紙がピックアップしたセリーグ6球団の「先発三本柱」は以下の通り。
■ヤクルト
小川泰弘(22先発、9勝6敗、防御率4.14)
奥川恭伸(18先発、9勝4敗、防御率3.26)
高橋奎二(13先発、4勝1敗、防御率2.87)
■阪神
青柳晃洋(25先発、13勝6敗、防御率2.48)
秋山拓巳(23先発、10勝7敗、防御率2.71)
伊藤将司(22先発、10勝7敗、防御率2.44)
■巨人
菅野智之(19先発、6勝7敗、防御率3.19)
戸郷翔征(26先発、9勝8敗、防御率4.27)
マット・アンドリース(新加入/メジャー通算28勝)
■広島
大瀬良大地(23先発、10勝5敗、防御率3.07)
九里亜蓮(25先発、13勝9敗、防御率3.81)
森下暢仁(24先発、8勝7敗、防御率2.98)
■中日
柳裕也(26先発、11勝6敗、防御率2.20)
大野雄大(22先発、7勝11敗、防御率2.95)
小笠原慎之介(25先発、8勝10敗、防御率3.64)
■DeNA
今永昇太(19先発、5勝5敗、防御率3.08)
大貫晋一(21先発、6勝7敗、防御率4.34)
東克樹(3先発、1勝2敗、防御率2.29)
確かに阪神には安定感があり、広島には王国感があります。
カープの三本柱
プロ野球の三本柱と言えば「北別府・大野・川口」が代表例です。一時期巨人の斎藤雅樹と誰やらも私に無断で三本柱を名乗っていた時期があります。困ったヤツらですね。
カープの三本柱といえば長らく上の3人でしたが、私は2年前から九里亜蓮をカープの三本柱に加えました。2020年の三本柱は「大瀬良、KJ、九里」でした。2021年以後「大瀬良、九里、森下」の三本柱となりました。
この三本柱はかなり強力でございまして、3人で45勝を期待してもいいんじゃないでしょうか?
■昭和の三本柱 勝ち星合計
1986 北別府18、大野 6、川口12
1987 北別府10、大野13、川口12
1988 北別府11、大野13、川口13
実は昭和の三本柱でも3人合計で37勝が最多です。1988年
令和の三本柱にはまずこちらを超えてもらいましょうか。
阪神の三本柱
阪神は「柱」というより10勝投手が6人揃ってるイメージです。
ベースボールキングの記事では青柳、秋山、伊藤の名前が挙がっていますが、エース格は西勇輝だし、開幕投手は藤浪晋太郎でした。私が一番嫌いな先発投手はガンケルです。
ここに奪三振の鬼・高橋遙人が控える。20歳の及川とカープファンの西純矢も楽しみな投手です。
中日の三本柱
オヤッと目を引くのが中日ドラゴンズ。
昨年の最優秀防御率男、柳裕也の一本立ちで実は中日は3年連続最優秀防御率のタイトルを獲得しています。2019大野雄大、2020大野雄大、2021柳裕也。
んでここに7年目の小笠原慎之介が加入した中日の三本柱はカープに次ぐセリーグ2位の三本柱ではないか?
私は小笠原慎之介のチェンジアップを非常に高評価しています。去年はちょっと落ちすぎたのがいけなかった。空振りは取れるがゴロアウトが取れずに球数がかさんだ印象です。チェンジアップで打たせて取ることができればラクに10勝できるでしょう。一歩間違えば沢村賞候補ですよ、この子は。
他のチームの三本柱
ヤクルトはたいしたことありません。小川なんか計算に入れてちゃダメでしょう。
奥川もまだまだ未知数。そんな簡単に15勝などさせませんよ。
高橋奎二は良い。ムラが無くなればなあ・・・と言いたいところですが彼の持ち味はそのムラッ気にあるような気もするんですよね。昭和の川口和久みたいに荒々しいスタイルで13勝10敗くらいが似合うのかな。
DeNAも苦しい。今永と東が手術明け。東はシーズン終盤に良いタマを投げてました。二人が復活してやっと平均点レベルのローテーションです。DeNAはリリーフも苦しい。打線がカバーしないといけないでしょう。
巨人の先発はガッタガタです。笑
ベースボールキングを見ても明らかです。菅野が1番に来るようでは苦しいですね。
外国人投手は2.4億円×1年契約。去年のサンチェスが3.4億×2年ですからサンチェス以下の投手ということ。
ただ巨人の新人はいい。1位の子はたいしたことないが、2位山田と3位赤星はかなり良い先発投手です。原と桑田がこの子らを使いこなせるかですね。東海大学の山崎伊織も楽しみです。3年生の時は良いタマを投げていましたが、体の線は細かった。
まとめ
広島と中日の先発は充実しています。
だが去年は4位と5位。どちらも監督がアホだったからね。笑
中日のチーム防御率はセ1位でした。パークファクター込みだけど。
先発投手が規定投球回数に3人も達したチームもセでは中日とカープだけ。阪神2、巨人1、ヤクルトとDeNAは0。
中日の立浪新監督が連れて来たコーチ陣はサムソンから落合英二投手コーチ、エヌズメソッドの中村紀洋打撃コーチ、どこかの居酒屋から連れて来た西山秀二バッテリーコーチ。
かなり劇薬です。新庄監督より個性強いかも。
ハムと中日は1位か6位じゃないかな。なんかそんな気がする。だいたいは6位だけど一歩間違うとミラクルが起こりそうです。
カープも先発は充実しています。
去年は大瀬良が手術、九里と森下はコロナ。
特に森下は東京五輪の疲労もありましたし、恋女房の坂倉とも離ればなれにさせられたし、不本意なシーズンでした。
目標は「3人で45勝」と言いましたが、「1人15勝」のつもりではありません。
森下には「理想は20勝、最低背番号」を期待する。大卒の選手は在籍7年で国内FA権を獲得します。このタイミングでポスティングによるメジャー挑戦を目指すなら森下の残りシーズンはあと5年しかありません。5年で沢村賞を2回は取りたいところ。
私の開幕投手は森下です。森下が金曜日の男。移動日ゲームで完投し、リリーフ投手を休ませることも森下の仕事です。