右投げ左打ちのショートが一番有利

宗山1位公表から一夜明けました。

一晩グッスリ寝ながら考えたら、宗山1位指名の理由がだいぶ見えてきました。

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右投げ左打ちのショート

日本人の9割が右利きで1割が左利き。ざっくり。

なのに野球界は5割が右打者、5割が左打者です。

さらに3割打者の8割が左打者。2割が右打者です。

左打者の9割が右投げ。カープの左投げ左打ち野手は田村俊介のみ。

私も右投げ左打ちです。最近はノックも左で打つようになりました。

 

なんで左になったか?

高橋慶彦に憧れてスイッチになり、左を練習してたら右で打てなくなって、野村や前田は左一本じゃんと思ったから。

あと左投手と対戦する機会が本当に少なかった。これはたまたま偶然。味方には左投手がたくさんいました。

 

ド素人の方々がカープの年齢表を持ち出して、

「ほーら、カープには右の外野手がいない、だから今年のドラ1は青学の西川だ!」

と無邪気に騒いでおられますが、私は終始一貫、西川も渡部も要らんという考えでした。

 

右利きとか左利きとか関係なく、カープは「野球の上手いヤツ」を獲るべきです。

あと「外野手」のくだり。

外野なんてハッキリ言って誰でも守れます。アマチュアの外野手を獲って来れば、そいつは一生外野手です。

 

ショートは違います。

ショート守ってるヤツは将来どこでも守れます。

西川龍馬もショートでしたし、福留孝介もショートでした。宗山が打てて守れるようなら小園が外野に回ればよい。競争。

 

右投げ左打ちも「野球の勝利」のためには絶対有利。

右投げはあらゆる守備位置を守れるうえに、左打ちは1塁に近い。

私が左打ちに転向して、最初は苦労しましたが、慣れればやっぱり楽でしたよ。右投手のタマは見やすいし、スライダーも打ちやすい。

内野安打で得した回数も多いですが、私はゴロのダブルプレーを食らったことが生涯で一度もありません。おっさんになってからもありません。ライナーゲッツーはあります。

左打者はやっぱり有利なんですよ。出塁率が1割違います。

 

左投手が苦手ということも私には無かった。

小園と坂倉も対左の方が打率高いんじゃないか。セリーグは左投手が左打者にチェンジアップ投げないし。

 

要するに野球で一番有利な選手は「右投げ左打ちのショート」なんですよ。

ショートがダメなら他にコンバートできるし、打てなくてもゲッツーはない。1塁に残れる。

一発長打も欲しいけど、カープは一番野球センスのいい野手を1位指名する。右の強打者は既にチーム内にいる。

宗山1位公表の舞台裏はこういうことじゃないでしょうか。

 

クジ引きの後で

クジに当たったらまた考えましょう。

公表は3年連続と言いますが、2週間も前に公表したのは初めてじゃないか。斎藤と常廣の時はドラフト2~3日前でしたよ。

田村「決まっていることを隠す必要もない」※日刊スポーツ

ちょっと何言ってるのかわかりませんが、4球団競合が公表で3球団に減れば嬉しいですね。

 

小園海斗は4球団競合でした。あの時も公表してたっけ? してたような気もするな。

前日まで小園は1~2球団という話だったんですよ。根尾昂が4~5球団とかで。

結果は小園4、根尾4、藤原3、吉田0でした。

あの時も素人の皆さんは吉田吉田と騒いでおられましたが、私の評価は「1位じゃない。2位クラスだ」でした。※参考記事

 

「1位が上で2位が下」というのは契約金だけの話です。入団すれば一緒です。

有名なヤツが1位で、知名度の低いヤツが2位になりがち。それでいいんですよ。

今年の宗山はドラフト1位でないと獲れませんが、右打ちの強打者は3位か4位で獲れる算段があるのでしょう。

カープの目的はチームの勝利。右バッターを集めることではありません。

左打線でも勝てればいいし、ドラフト下位で西川級の好打者が獲れるということですよ。楽しみに待ちましょう。