昨日の新人選手入団会見を見て感じたことをつらつら書きます。
平川蓮
ぽやーんとした大人しそうな子だねえ。第一印象と変わりません。
「右はパワフルで左はシャープ」
って言ってたけど、この言葉じゃ素人に伝わらないよ。
私も左打ちに転向する前はスイッチでしたから、平川の言いたい感覚はよくわかる。
当時の私のスイッチは「右が池山隆寛で左は篠塚利夫」と自称してました。左で打ち出すと、なぜか右がドアスイングになってきて空振りが増えたんですよ。
「作った左」の方はなかなか強いスイングができない。私の場合は足を活かしたかったので、どうしても「強く振る」より「当てる」ことに重きを置きたくなる。
池山ほどホームランを打てるわけでも、篠塚ほどヒットが打てるわけでもないんですが、あくまでもイメージというか「目標」でした。
平川の言った「右がパワフルで左がシャープ」って意味はこういう感覚だと思います。また予言しますが、平川は1～2年で右打席をやめると思います。なんか野村謙二郎の右打席に似ているからです。私の右打席にも似てる。
野村謙二郎も学生時代は中途半端なスイッチでした。野村がカープに入団してスイッチをやめたので、私もやめて左一本に専念しました。左の方が左を打ちやすいからです。
最近はノックも左の方が打ちやすくなってきました。もう右は全然打てないです。
右と左で感覚が違うならスイッチはやめた方がいい。左で打てるなら左一本がいいと思うぞ。西武のデストラーデは最後までスイッチでしたが、大洋にいたRJ=レイノルズは右打席をやめました。現在の平川はあの頃の私たちに似てると思います。
2位齊藤、3位勝田
齊藤は「1年一軍で10勝を目指す」と宣言。
新人らしいさわやかな目標です。私は1年目の齊藤にそこまで大きな期待をしていませんが、黒田も九里もドラフト2位でしたから、将来は大きく育ってほしいですね。
齊藤が背番号11を着た時に「似合うな」と直感的に思いました。ユニフォームが似合うヤツは大きく育つぜ。
勝田は「いやらしい」を連呼していて、マジで少しいやらしかった。笑
「いやらしい選手」って言葉は相手から言われる言葉であって、あまり自分から言うことじゃねえぞ、なるるよ。
何が「なるる」だ。これも自分で言うことじゃあねえ。
勝田には1年目から開幕スタメンとシーズン100安打を期待している。羽月と矢野と菊池涼介を超えていけ、なるるよ。
4位工藤、5位赤木
4位工藤は「たいたいきん」らしい。オヤジの俺にはもうついて行けないぜ。
なに？正しくは「たいきんきん」だと。どうでもええわ。
工藤の目標は「マーガス=ストローマン選手」らしい。聞いたことのない選手なので調べてみたら、今シーズン限りでクビになってました。大丈夫か、たいきんきんよ？
5位赤木。
試合の時はコワい表情で、ドラフト指名された瞬間はカワイイ顔でした。そこがいい。
昨日もカワイイ顔をたくさん見せてました。
私は赤木にも開幕一軍を期待している。頑張れよ。
6位西川、7位高木
6位西川は将来の目標について聞かれると
「背番号54ということで…」
と切り出しました。
「え？目標韮澤？ それとも槇原寛己？」
いろんな54番が走馬灯のように駆け巡りましたが、誰だったと思います？
正解は
「背番号5番の小園さんと、4番の矢野さんを合わせた選手になりたい」
と語りました。何だよ、韮澤じゃないのかよ。
7位高木は「森下さんに会いたい♡」「森下さんとおしゃべりしたい♡」ばかりでした。
お前の年齢じゃ森下と接点ないやろ。
まあ森下のスタイルを目指すのは良い心がけだと思います。正統派の本格派ですからね。とりあえず来年はリハビリ。焦らずに行け。
育成の小林と岸本
小林結太は「1年目から一軍で活躍するので見てほしい」とのこと。頼もしい。
今年大卒の選手は高木翔斗とタメです。22歳。
清水叶人が1個下の21歳。
この状況で私は「今年のカープのドラ1位は小島大河で行け」と高らかに宣言しました。※参考記事
清水と高木とあと1人この世代の捕手がいれば、バランスがいいかなと。
安竹は一浪してるため現在24歳。小林と安竹の実力を私はまだ知りませんが、もし一軍の坂倉が離脱すれば、第3捕手は足りません。私は二俣を捕手として計算してません。
磯村の抜けた穴は大きいし、アツももう常時一軍は厳しい。若い捕手には結構チャンスがあると思います。
7位岸本。新人ですが24歳のショート。
育成契約とはいえ、3年も時間は無いと思います。
球団も「小園が長期離脱した時の保険」くらいにしか考えてないんじゃないか？
現ドラで辰見が来たことも岸本にとってはライバルです。
入団会見では「一日も早く」と言ってましたが、私は「のん気なことを言うてる場合じゃないぞ」と思いました。
岸本の順番が小林の「すぐに一軍で活躍してやる宣言」の直後だったこともあって、余計に気の弱さが目立ってしまいました。以後は慎みなさいよ。
広島カープにはこんな言葉がある。「弱気は最大の敵」
一軍のマツダスタジアムに来れば見られるぜ、岸本よ。
平川の父ちゃん
朝10時の入団会見が終わると、恒例の昼食会。
2年前は滝田一希のお姉ちゃんたちが活躍し、去年は誰だっけな？渡邉悠斗が何かヘンなこと言ってましたっけ？
今年は平川のお父ちゃんが気になりましたね。こちらの映像です。
平川のお父ちゃんは北海高校野球部の監督で、4位の工藤の高校時代の恩師であることも度々語られてきました。
広島の方はしれっと聞き流しておられるかもしれませんが、北海道で北海高校はけっこう有名でございまして、その中でも北海高校野球部は夏の甲子園全国最多の 41回出場 を誇る名門であります。
春夏合わせると平安や中京が1位になるんですが、夏の1位は北海高校41回。2位は松商学園38回。
そこの監督が平川の父ちゃんですよ。見た感じ、私と同じ年齢くらいかな。
その名門野球部の父に向かって「ああ、なんか毎日野球頑張ってますわｗ」と言い放つ22歳平川。アホなのか大物なのか、私にはまだわかりません。
30年前、北海高校のある「平岸」って町に「ハドソン」という会社があり、私は仕事で一時期そこへ出入りしてました。ハドソンはお得意様だったので、よく中に入ってお茶を飲ませてもらってました。
若い子はハドソンを知らんかもね。「桃鉄」ってゲームあるやん。正式名称「桃太郎電鉄」。あれを作ったのがハドソンです。
今はコナミと合併して東京に行きました。私と平岸の思い出はハドソンです。
味噌ラーメンの純連も平岸ですが、いつも混んでるので私はあまり行ってませんでした。札幌ドームも平岸ですが、当時はまだ建設中でした。平川蓮が生まれるずっと前の話です。