2024.5.4(土)
広島 4-1 DeNA マツダ
一昨日完封されて新井は「私が反省する」と言ってましたが、翌日のスタメンはバッテリー以外全部同じでした。どこを反省したのかな?
松山のスリーランや森下の猛打賞はもちろん嬉しいが、あくまでそれらはラッキーパンチ。
カープの攻撃は相変わらず、走者を進められずにヒット3本繋がるのを待つ野球です。
カープの盗塁企図数
ここまで27試合を消化してチームの盗塁数は12個。失敗17。盗塁成功率.414
牽制死に飛び出して2塁でアウトになるのも記録上は「盗塁刺」いわゆる盗塁失敗にカウントされます。カープはこれもけっこう多い。
ただ私は盗塁成功率の低さを嘆いているのではなく、むしろ盗塁企図数やエンドランの企図数の多さをホメています。
要するに新井カープはこれ以上ないくらい足を使った攻撃を仕掛けているということ。百点満点。
なのにセリーグ最少の76得点。試合数も少ないけどとりあえずセリーグ6位。
森下が3安打して、松山の代打ホームランなんて年間何度も起こることではありません。昨日はあくまで幸運だったということ。
ケイ投手が好調でDeNAのリリーフが不安定なところから、三浦がケイを引っ張りすぎたということ。
森下はバッティングセンス抜群です。しかしそれを「計算」に入れるわけにはいかないです。あくまでラッキーパンチ。森下の3安打目が出なければ0対1で負けていた可能性が高いのです。新井はいったい何を反省したのか、という結論です。
まあ勝ったことは嬉しいですよ。これでチームの勢いも戻るでしょうし、何より打者の重圧が少し軽くなると思います。
力を抜いて打て
松山がヒーローインタビューで良いことを言いました。
「僕も森下みたいに力を抜いて打とうと思いました」
ほほう・・・これはたいへん興味深い。
バッターはよく「力を抜いて打て」と言われますが、これが案外難しいのです。
構えた時にガチガチに力んでる人は論外。
構えた時にリラックスできていても、トップを作ってスイングを始めるその瞬間、グッと両腕に力が入っちゃうんですよねえ。打てない時ほどこの状態に陥りやすい。
調子いい時でも「ここで絶対打つ!」と力んだら、つい力が入っちゃいます。非常にバッターあるあるです。んでここからスランプが始まったりするんですよね。
スイングを始める時にリラックスしていることが大切。わかっていてもコレがなかなか難しい。だって打ちたいんだもん。人間だから。
スイングを始める時に力を入れていなくても、下半身を使った正しいスイングをすればインパクトの瞬間、自動的に力が100%伝わるものです。バッティングってそういうメカニックです。
ピッチングも同じです。昔、前田健太が「ゼロから百への力の伝え方がわかった」と言いました。全く同じ。※論スポ
森下の活躍と主砲松山の目の覚める一発で、カープ打線も少しリラックスできたでしょう。
森下と松山をきっかけにして、打線が目覚めてほしいと思います。
本日のゲームプラン
九里亜蓮vs大貫。
大貫とは開幕カードで対戦して6回4安打2失点。つってもソロ本塁打と内野ゴロの1点で、打ち崩したわけではありません。
今日はリラックスして打っていきたいですね。その雰囲気は昨日作れました。
右投手相手なので矢野と宇草がスタメン濃厚。
4番は今日も堂林。
素人の皆さんが色々言いたい気持ちを私もたいへんよく理解できます。昨日は守備で手痛いミス。こないだは怠慢走塁。現在20打席連続ノーヒット。
堂林家は夫婦円満だと思います。堂林が野球に集中できてない理由は2週間ヒットが出ていないからでしょう。
でもいいじゃん、今日も4番は堂林で。だって他にいないんだもん。
堂林は繋ぎの4番。しっかり送りバントを決めて、勝負所で代打松山を出せたので、堂林は自分の仕事を果たしていますよ。
一方DeNA打線はこの2試合、5安打と2安打。こちらも全く当たっていません。今日まで静かでいてもらいたい。
度会と石上は出てくるのかな? 度会vs九里といえば開幕戦のスリーラン。もう打たせませんけど、度会もちょっと見てみたいんですよ。
本日のゲームプランは九里が抑えて小園が打つ。
DeNAはリリーフが弱い。森原のフォークは鋭かったが、あとは全員スカタンです。
DeNAは1戦目も2戦目も松山に右投手をぶつけてきました。私は左の石川投手を高評価しているんですがね。
九里が当たってないDeNA打線を6回0失点。小園が打って1対0。7回以降、DeNAの敗戦処理が出てくれば、そいつを打って4対0。
9回に1点取られて完封ならず、4対1で試合終了。とか今日もそういう感じになると思います。