今日から愛媛県でヤクルト2連戦。松山坊ちゃんスタジアム。
松山と言えば広島からフェリーで2時間程度の姉妹都市。なのになぜか今日と明日はヤクルトの主催ゲームなんですよね。少しトクした気分です。
小園と末包
広島のローカル番組で前田智徳がとてもいいことを言いました。
一つ目は4番小園と5番末包について。
前田「4番小園5番末包が機能している。この並びが3番4番に収まる形が理想」
ふむふむ。前田は小園に「出る仕事」より「返す仕事」を期待しているようです。なるほど。
私も小園を3番に置きたい。4番は末包でいいや。レイノルが6番。
ほな5番は誰やねん?
あの男しかおらんやろ。シャイナーじゃないですよ。
坂倉
5番は坂倉将吾。ここまで打率1割台。
前田「今の坂倉はフォークボールを怖がってる。だからストレートにも差し込まれる。だから左投手相手にスタメンさせなさい」
コレです。私が唸った前田の言葉は。
ここまでは相手が左投手の時、アツがスタメンすることが多かった。
だけど前田曰く、
「左投手は左打者にフォークを投げない。まっすぐとスライダーのコンビネーション」
とのこと。なるほど。
左打者が不調に陥った時、左投手に当てると打撃が良くなるって話は昔からあります。
フォークが少ないこともそうですが、体の開きを抑えられてセンターからレフト方向にいいヒットが出て、気分がラクになることが多い。
前田が言った言葉は「交流戦まで坂倉を打席に立たせ続けろ」です。
今日からさっそく実践しましょう。石原貴規のスタメンにも賛成ですよ。その時は坂倉が1塁です。
九里
九里亜蓮が勝ててない理由は「1点もやりたくない」と思っているから。
実際、味方打線はこないだの柳裕也から1点も奪えませんでした。
坂倉がフォークにビビって腰が引けるのも「九里さんのために進塁打を打とう」とか余計なことを考えているから。
投手は野手を助けたい。野手は投手を助けたい。1点もやりたくないし、早く1点取ってあげたい。
坂倉よりも無邪気で、ヒットを打つことしか考えていない挑戦者たちの方がいい結果を残せています。宇草やケンティーのことね。
二俣も林も試合の勝敗など気にせず、まずは自分がヒットを打つことに専念すればよい。チャンスを掴め。
でも主力選手はどうしても試合の勝敗を考えちゃうんですよ。
「こないだは無死1塁2塁で送りバントを失敗しちゃったなあ。今度はなんとか12塁間にゴロを打ちたいなあ」
と考えていたのが、さっき前田が徹底解説していた坂倉の打席の心境です。
九里もそう。
1点もやりたくないと考えるから球数や余計な四球が増えるのです。
クリーンアップの前の1番2番に余計な四球を与えると、3番4番と「走者あり」で「ストライク勝負」をしなくてはいけなくなります。そうなると苦しい。
そんなことみんなわかってるんですが、ついやっちゃうんですよねえ。人間だもの。だから野球はおもしろいんですけど。
九里の投げてるタマはとてもいいです。新フォームも合ってる。「1点くらいやってもいい」と思えるかどうかです。
1回表の送りバント
本日のゲームプラン。
予想先発は小澤と吉村。カープは床田と森下。
村上宗隆の史上最年少200号がかかっているらしい。村上は現在24歳3ヶ月。清原和博は24歳10ヶ月だったそうです。
ソロ本塁打なら打たれてもOK。個人記録などいくらでも作らせろ。三冠王で神様神様言わせておけばよい。
小澤投手には前回6回2安打無失点とけっこう抑えられました。
簡単に打てそうなタイプに見えるのですが、今シーズンここまで5試合に先発して0勝3敗。防御率2.57
去年も100イニング投げて6勝4敗。防御率3.02。けっこう試合を作れるタイプです。
こちらの先発は床田なのですが、ヤクルト打線をゼロで抑えるのはなかなか難しい。
マジで「ソロホームランならOK」の気持ちで行かないと大量失点のリスクがあります。1番2番をしっかり抑えよう。
カープ打線は1番秋山が好調な割に1回の得点が少ないです。数えてみたら5月の8試合で1試合しか初回に得点できていません。
1番秋山は1回の打席で8打数3安打しています。カッコつけてないでまずは初回に送りバントをしてみてはどうだろう?
初回の送りバントは新井のポリシーに反しますが、それはクリーンアップが打つチームの話でしょ。
九里が柳に負けた試合も2回に小園と末包がヒット。無死12塁で坂倉ライトフライ。矢野ゲッツーで無得点。
これがさっきの「前田智徳・徹底解説」の坂倉の打席です。チェンジアップ引っかけてライトフライ。
積極的な攻撃はまず1点取ってからでどうだい?
今日は小澤投手なので、
8秋山、9野間、4キク、5小園、7末包、2坂倉、6矢野、3林、1床田
とかになるかもしれない。
無死1塁で2番野間なら打たせてもいいけど、1死1塁で3番キクならセーフティ気味の送りバントをするべきでしょう。キクはバント失敗しないから2死2塁で小園に回ります。歩かされたら末包勝負。これで無得点なら諦めもつく。
先週は1死1塁で2番二俣が送りバントした試合がありました。その後キクが四球で小園タイムリー。3対2、カープ勝ち越し。先発アドゥワに勝ち星が付きました。
毎回上手くハマるとは限りませんが、まずは得点圏に走者を進めることが必要かと思います。盗塁をしかけてもいいですね。