個人記録を無視して「チームの勝利」を優先した男

2021.10.7(木)

中日 2-5 広島 ナゴド

一昨日の試合でケムナを無駄遣いしたため、4点リードの8回にケムナを出せず1失点しました。

おかげで9回は3点差となり、栗林30セーブに到達。

私のやりたい野球とは正反対です。若い人たちと佐々岡は栗林の個人記録で喜べばよいが、私のような指導者はそうはいかないのである。


 

2007年日本シリーズ第5戦

2007.11.1(木)

中日 1-0 日本ハム ナゴド

山井大介(43)は昨日の引退会見

「日本シリーズで岩瀬さんと二人で完全試合をやったことが一番の思い出」

と語りました。

あの時は1対0。中日の1点リードでした。

落合博満監督は迷いなく、9回表に岩瀬仁紀をマウンドに送りました。

究極の個人記録「完全試合」を完全に無視。落合はチームの勝利を最優先しました。

 

当時の私も頭では「山井を代えるべき」とわかっていましたが、代える勇気はありませんでした。

しかし落合はスパッと代えた。日本シリーズはまだ2試合も残っているのに。

立派な采配でした。チームは山井一人ではありません。山井の個人記録よりチームの勝利を選択する指揮官。最高だと思います。

栗林にセーブが付く時だけワッショイワッショイするアホ監督はただの傍観者だと思います。若いファンもそれで良い。

 

ちなみにあの試合のハムの先発はダルビッシュ有でした。7回1失点11奪三振。このダルの圧力も落合に「9回岩瀬」を決断させる後押しとなりました。ダルが崩れて3点差4点差あったら山井も続投できていたのです。

中日の1点は平田良介の犠牲フライでした。はよ、元気になってくれよ。

 

昨日の試合

昨日の試合に戻ります。

玉村昇悟が7回1失点100球。3ヶ月ぶり3勝目。

しかし与四球3、奪三振1が示す通り、内容は良くありませんでした。

五輪明けからずっとこんなんです。腕の振りが弱い。それはそうです。中6日をほぼ半年続けているのです。体のできたベテランでも重労働なのに、佐々岡は20歳の若者に何をさせているのか!

 

佐々岡は玉村を8回のマウンドにも上げました。その時点で94球だったから。

ア・ホ・じゃ・な・い?

アホの佐々岡はアホの中日にスキを見せました。アホの中日は武田に戦力外通告をして登録抹消。バードvs高橋周平に右の代打を送りませんでした。

キノタクも途中交代させて、栗林になってから石垣とアリエルを出しました。意味のわからない采配でした。

 

鈴木誠也。

33号満塁弾。ですがその前の2打席で決めてほしかったですね。

守備はキレキレでファインプレー連発。しかし昨日も途中で守備固めを出されました。どこをケガしてるのか私にはわかりませんでした。腰かな?

 

宇草孔基。

5打数3安打。今季2度目の猛打賞。

宇草はね、フライアウトが少ないのですよ。ゴロを打てるから良い。だから使えと言い続けている。

盗塁失敗も全然OK、むしろもっと早いカウントで行きなさい。私の好きな「初球の変化球打ち」もしっかりやりました。

守備も飛躍的に上達していますが、センターはまだちょっぴりどんくさい。後ろに下がる時がスピードダウンします。

宇草のライト&レフトは安心して見ていられます。スローイングもgoodです。もう治りました。

 

岡林の弟。

こちらも猛打賞。解説の宇野も絶賛してましたが、8回裏の先頭打者で玉村のインハイまっすぐをライト線にツーベース。

玉村が追い込んだので、私は

「岡林はどうせ流し打ちやろ。石原よ、インハイまっすぐで詰まらせろ」

と思いました。

 

すると岡林君、玉村のインハイストライクを腕をたたんでライト線に強く引っ張りました。

ツーストライクからコレができる打者はなかなかいません。少なくとも巨人には一人もいません

立派です。19歳。玉村とタメでカープにいた岡林飛翔の弟です。

 

フェニックスリーグのメンバーが気になる

さて、あんま言いたかないんですが、カープの戦力外通告について。

昨日フェニックスリーグの参加メンバーが発表になりました。それがこちら

ベテランの田中広輔が入っていることもサプライズですが、私はこの時期どうしても、フェニックスに参加しない人のほうが気になります。

 

それがこちらです。けっこう衝撃的なメンバーです。

フェニックスに参加しない人

■V3組・・・中﨑、今村、一岡、野村、薮田、中村恭平

■ケガ組・・・アドゥワ、野間、二俣、鈴木寛人、行木

■戦力外?・・・高橋大樹、白濱、畝Jr、佐々木

 

フェニックスリーグ参加者が第2次戦力外通告を受けることは多々あります。

また、フェニックスリーグ参加者が一軍招集されることもよくある。

36歳の白濱裕太は一軍捕手のケガに備え、広島に残ったのかもしれませんが、ひょっとするとクビ(=球団職員)の可能性もある。中村奨成の成長で磯村嘉孝が白濱の後任に就くかもしれない。

 

中﨑、今村、一岡は「今シーズンお疲れさん!」なら良いのですが、

「10年間お疲れさん!」

の可能性もある。

まさかとは思いますが、可能性ゼロとは言い切れません。

 

ノムスケと薮田はマジで戦力外の当落線上なのか?

そして中村恭平高橋大樹は・・・

畝Jrも私は面白いと思いましたがさすがにもう1年は厳しいか?

佐々木健はゴメン。なんで去年契約したのかわかりませんでした。静岡出身だから?前田銀治くんのため? んなワケないか。笑

 

クロンとメヒアの去就も気になりますが、カープは投手中心のドラフトをするかもしれない。

なぜなら桒原樹永井敦士中神拓都をフェニックス組に加えているからです。

こいつらが全員残留するなら、クビになるのは投手陣の方です。山口翔岡田明丈もフェニックスに参加します。ホッ

 

新外国人を補強しないかも

ついでに言うとカープは来季の外国人を減らすかもしれません。

現在7名。来季4~5名。理由はコロナ特例がなくなり、外国人枠が5人から4人に戻るかもしれないことと、外野の空きが無くなったこと。

誠也が抜けても、外野には野間、西川、中村奨成、宇草、大盛、羽月、正隨。長野、高橋大。

一塁手も堂林、林、クロン、メヒア。けっこう戦えます。

 

来季の外国人を減らせば、今年クビになる日本人は減ります。お金も節約できます。

クロンに年俸を提示をして、クロンが断ればそれは仕方のないことです。

フェニックスリーグの参加メンバーを見て、なんかそんなことまで考えました。


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感