何のための三軍制か?

新井が2月10日に紅白戦をすると息巻いている。

若手だけでやるなら平均的なペースですが、秋山とキクにも合わせて来いと言うのは少々ムチャだと思います。

だったらアツと野間にも合わせて来いと言うんですか?無理でしょ。

秋山とキクもゆっくりでいいと思います。紅白戦なんか出る必要ありません。

  

結果と競争

新井は何を焦っているのかな?

競争させるのは若手だけでいいですよ。

カープには戦力がありますよ。先発も揃っていて、リリーフもまあいないわけじゃない。黒原の存在が大きい。

キクと秋山を試合に出さないといけないならカープは上に行けない。脇役の結果など気にせず、チームの中心に勝敗を背負わせるべきです。

 

チームの中心は小園・坂倉・奨成。続くのが末包・ファビアン・モンテロ。

ファビアンとモンテロも宮崎で紅白戦に出るのか? やめといた方がいいと思いますよ。沖縄からでいいよ。

私は小園と坂倉さえマイペース調整でいいと思います。奨成はまあ言われたら出ないといけないかな。

 

新井の言う「競争」の中に上の6人は含まれないと思います。床田や森下も含まない。栗林も島内も森浦も含むわけねーだろ。

新井は焦ると動きたがる。去年の7月もそうでした。

私は「新井の育てて勝つ」という「政策の幹の部分」に大賛成です。ただ「育て方」を乱暴な「結果」と「競争」のみで片づけてほしくないのです。

 

私は新井が監督を10年やってもいいと思ってます。今年は4年目ですが、5年間は任せていいと思っている。

だから新井まで「結果」を求めすぎないでほしいと思います。新井の言う結果がただの「打った」「抑えた」だけではないことを切に願います。

いい当たりのアウトと情けないポテンヒット。結果と言うなら新井はどちらを評価するのか。

 

即戦力

ここからは巨人の則本昂大の話をします。カープにもちょっぴり関係があります。

巨人は岡本が抜け、グリフィンが抜けました。

だからドラフトで社会人の投手を取り、FAで松本剛と則本を獲った。

もしカープがオフにこういう補強をすれば、私は イヤだなあ と感じます。

短期的な補強は長期的にチームが弱くなると思うからです。

 

実はカープも2019年から、現在の巨人と似たようなドラフトを繰り返しています。

2019は森下暢仁、2020年は栗林良吏、2021年は黒原拓未。3年連続即戦力投手を指名しました。

彼らは新人王も獲ったし、現在もチームの中心選手です。選手に罪はありません。

ただそこから6年が経過して、今のカープはどうです?

チームは強くなりましたか?

 

育成

1位指名だけの話をしても意味ありません。

カープはこの5~6年で「ドラフト6人中、4~5人が即戦力、1~2人ほど高校生」みたいな指名を繰り返してきました。私は非常にイライラしてました。

新井が就任した1年目、1位2位で斉藤内田の高校生を連続指名した2022年。あの年のドラフトが久しぶりに カープ感 を感じられて私は嬉しかった。「新井わかっとるやんけ!」と歓喜しました。※参考記事

 

「大学生だから即戦力。高校生だから育成」と決まったわけではありませんが、基本的にカープのようなお金のないチームは

「獲ってきた選手を、獲ってきた時より、どれだけ成長させられたか

が他球団との差別化ポイントになります。カープの優位点はここしかないと言っていい。

後は「ドラフトのクジ運」てのも案外大きい。今の阪神が強い理由は案外ドラフトのクジ運だったりします。

 

要は「カープは育成で勝負しろ」ということです。最近やってねーぞ。

ドラフト1位で宗山塁や立石正広を獲ってくる野球では、金のあるチームと同じ土俵で同じ相撲を取ってるようなものなのですよ。

私はカープのことを「お金のない地方球団だ」と見ているので、巨人やソフトバンクと同じ戦い方をしては力で負けると考えているのです。

昨年のドラフトも大学生が6人、高校生が1人です。

新井は2月10日にこの大学生たちを「競争」させて「結果」を求めると言う。私はその方針は間違っていると思います。

 

三軍制

私は長年フレーミングと三軍制を否定してきました。今でもその気持ちは変わりません。

キャッチャーのフレーミングなんて、お前らの好きなロボット審判が始まれば一瞬で絶滅します。

三軍制の方も最近は排出スピードが落ちてきました。

リチャードとか大竹以降、排出ペースが落ちてませんか?

 

まあ元々「育成選手による三軍制」は「出てきてくれたらラッキー」という感覚で育てているのと思うので、これが正常と言えば正常なのかもしれない。

出てこなくなりゃ選手をどんどんクビにして、またどんどん取ってくればいい。それが金満三軍制。

私が言いたいのは三軍制を敷いてるチームが中途半端な補強をするのは 愚か ということ。

一部の巨人ファンはとっくに気付いているが、巨人はこれまでも梶谷や井納といった中途半端な選手をかき集めて失敗してきた。

37歳と金城と38歳の相川を獲ってきたことも一体何だったのか?

 

今回阿部は32歳の松本剛と35歳の則本昂大を獲りました。

則本はリリーフならまだまだ良いボールを投げますが、先発させたらどうなりますか?

松本剛ももう打てないと思います。松本を使うなら私は中山礼都と岡田を使いたい。

人的補償もどうなるかわかりません。楽天が「金銭でいい」と言ったから、巨人が則本を獲った可能性すら感じる。則本に人的払ったうえで3年13億はあまりにもアホすぎるからです。

 

何のための三軍制なのか?

巨人の三軍制は中途半端です。ソフトバンクみたいにもっとドライにリストラしないと、巨人の三軍制は全く機能していないじゃないの。

それで中途半端な補強を繰り返して、競争する余地を自ら放棄している。要するにアホなのです。

 

駒田と岡崎の動画

巨人は先発と四番が足りない。

だったらまずは外国人ですよ。それが最も「即戦力」の補強です。

あとは「何年後にこいつがFAだからそれに備えておこう」ドラフト。

巨人が石塚裕惺を1位指名した時、私は巨人のドラフトを賞賛しました。「石塚は岡本にも坂本にもどちらにもなれる」とホメました。※参考記事

高校生を獲ればいいって単純な話じゃなくて、「獲った時からどれだけ伸びるか」で指名しろと言っているのです。

 

新井が高校生を指名したのは1年目だけで、2年目3年目は大学生を中心に指名しています。

新井カープが躍進したのは高校生をたくさん指名した1年目だけです。常廣と宗山を1位指名した年は、チームは失速しました。

宗山公言や立石公言は若手がグレるんですよ。「俺たちは期待されてない」って意味ですから。

もしかすると今は

カープのスパルタ練習ができない→だから伸びない→だから大学生を獲る

という流れになってるのかもしれません。練習できない理由はパワハラのせいじゃなくて、猛暑のせいで。

 

何でこんな記事を書いたかと言うと、巨人の駒田と岡崎の対談がおもしろかったからです。

駒田は昨年まで巨人の三軍監督でした。その駒田がなぜ巨人の若手が育たないのかを語っています。

岡崎は巨人の元二軍監督からのスカウト部長。その岡崎がかく語りき。

「支配下でも10人に1人しかレギュラーになれない世界。育成なら50人に1人が当たり前」

確かにそりゃその通りだなと思いました。