2026.2.15(日)
巨人 2-4 広島 那覇
カープ12安打で4得点。私は新井がもっとサインプレーで複雑な攻撃を仕掛けると予想してましたが、何のことはない「ジグザグ打線でただヒットを待つだけの野球」を繰り返しただけでした。
まあ練習試合だし、同一リーグの巨人相手に手の内を見せる必要もないけどさ。
カープの寸評
1番平川。4打数2安打1盗塁。
左では白木バット。右では黒白バット。これは紅白戦の時と変わりなし。
走者になると「素手」でした。これは紅白戦ではそうじゃなかったと思います。危ないから手袋を付けろ。
2番キク。3タコ。
3打席とも走者1塁で回ってきて、1度も走者を2塁に進められず。キクの打撃は相変わらずです。
守備ではさすがのゲッツーを見せました。1回裏の石塚のやつです。あれは見た目より難しいよ。
4番佐々木泰。4打数2安打1打点。
私が「ハイド打法」と呼ぶ理由が昨日の試合でご理解いただけたと思います。あのかち上げ打法は本当にミート率が低いんですよ。
9回表に見せた12塁間を鋭く破る「ジキル打法」のミート率は非常に高い。あればかりやってたら、泰は右打者で3割打てますよ。
辰見鴻之介。途中出場で2打数0安打1盗塁。
代走で出てきて左投手から完璧な盗塁を決めました。辰見はいよいよ本物ですね。打撃も2タコですが、思ってたよりずっと粘り強いです。周東佑京が代走からスタメンに変わっていった頃に似ています。
だからと言って辰見をスタメンで起用する勇気はありませんが、走るだけの選手ではないようです。私は辰見の打撃と守備を甘く見てました。ゴメンね。
センターフライをポロリしたのは仕方ありません。あれは内野手には捕れないでしょう。
6番奨成。4タコ。
バッティングもイマイチでしたが守備がイマイチでした。リチャードの三塁打は普通の外野手には捕れないが、お前なら捕ってほしかったぜ。
7番勝田成。3打数1安打2三振1四球。
7回表。1対1。無死無走者。先頭打者で打席に入り、左投手からレフト前。
いつものように1球目と2球目を見逃してカウント1-1。ここからファールしたり見逃したりしながら、6球目をレフト前ヒット。鋭い打球に巨人の方の緒方耕一が驚いてました。
守備でもいいプレーがありました。7回裏2死満塁での石塚のセカンドゴロ。2塁勝田が何気なくアウトにしてますが、バウンドが跳ねても沈んでもいいように「二重の保険」を掛けながら慌てずしっかりアウトにしました。
2アウトで右打者の打球ですから、捕球が第一です。投げるのは遅れても大丈夫。あっぷあっぷの高橋昂也でしたから、2死満塁で味方がエラーすると試合が壊れます。正面のセカンドゴロをただアウトにしただけに見えますが、打球は少しイレギュラーして勝田の体に向かって跳ねました。勝田は差し込まれながらもしっかりグラブで捕球しました。保険を二重に掛けているこの守り方は菊池涼介の守り方とまるっきり一緒です。
9番久保修。1打数1安打1四球1死球。
3打席で3度出塁しましたが、また牽制に飛び出してアウトになりました。
紅白戦やシート打撃で飛び出すのは、味方守備の練習になるからやってるんだと思ってました。対外試合になれば、アホな飛び出しはゼロになると思ってました。しかし久保は飛び出してアウト。アホか。
頭にデッドボールを受けましたが、あの当たり方は大したダメージではありません。頭が揺れただけでしょう。
西川篤夢。2打数2安打。
1本目は初球をレフト前。2本目は粘ってレフト前。いずれも左投手からでした。打った後のドヤ顔が非常に良い。昨日は守備機会もたくさんありました。
今、沖縄にいる高卒ルーキーは12球団で西川篤夢ただ一人じゃないでしょうか? 楽しみしかありませんね。
佐藤啓介。1打数1安打。
無死満塁で1番平川がライトへタイムリー。この時、2塁走者の佐藤啓介がホームに突入して悠々アウト。無死で打順2番3番と続くところで何やっとねん!…というプレーについて解説しよう。
おそらくこのプレーは3塁コーチ赤松真人が啓介を回したのでしょう。巨人のライトの肩を見るためじゃないでしょうか。
予想よりもいいタマが来て、啓介はホームで悠々アウト。ほら啓介のおかげで1個いいデータが増えたじゃん。
岡本駿。3回3安打2四球0失点。
毎回走者をためる苦しいピッチングでしたが、巨人の若手打線に救われました。
岡本は去年ずっと一軍に帯同し、ほぼ毎日ブルペン入りしてました。オフは湯布院にも行けず、秋季キャンプでリタイアするまで投げ込みました。春のキャンプもここまでフルメニュー。今が一番疲れる時期です。
それでも文句言わずにマウンドで修正して粘ろうとする姿はマジでめちゃくちゃ先発投手向きです。開幕ローテは 決定 だね。結果と内容が伴ってます。次は床田と開幕投手を争っちゃえ。
鈴木健矢。1回0安打0失点。
紅白戦では珍しく制球を乱しましたが、この日はしっかりストライク先行できてました。
鈴木健矢を一番活かせるポジションは「ビハインド時のロングリリーフ」って考えもよくわかります。セオリー通りです。
でもそれなら無理して現役ドラフトで健矢を取らなくても良かったんじゃない?
確かに去年はキャリアハイとなる24試合に登板しましたが、それぐらいなら日本ハム時代から投げてるんですよね。
「40試合」とか「100イニング」とか、もっと健矢に投げさせるポジションはないものかね?
それを考えるのも俺の仕事か…ったく。
巨人の寸評
竹丸和幸。2回1安打0失点。
去年都市対抗で見た時はもっと速くてキレがありました。まだ調整段階なのでしょう。
降板後の竹丸のインタビューがかなり面白かった。ルーキーの時の 矢崎拓也 を思い出しました。
毎日ステレオタイプの同じような質問ばかりでウンザリしてるんでしょうね。竹丸は頭のいい子かもしれない。坂倉の部分だけ自分の言葉で話せている印象です。
石川達也。1回0失点
久保にデッドボール当てて危険球退場。許してやるけど、お前久保の前の渡邉悠斗にもインコース150kmを投げやがったなあ。「おい、練習試合だぞ」と思いながら見てました。悪いのはキャッチャーの岸田か?
練習試合だから退場しなくても良かったのに、石川はマジメに退場させられました。
5番DHリチャード。
DHでスタメンしたのに途中から1塁に入りました。これ、公式戦ではルール違反です。
めんどくさいので調べませんが、昭和のDHは一度守備に就くとDHは解除されていたはずです。今は大谷ルールができたので、私は今のDH制度を詳しく知らないんですよ。
練習試合はDHを好きに使っていいけど、来年までにもういっぺんDHのルールを整理しておこう。
浦田俊輔。2打数1安打。
この子はいいですね。あわや逆転満塁ホームランのファールの後、高橋昂也からライト前タイムリー。
1打席目もカウント2-0から1塁ファールフライ。巨人で強く引っ張れる打者は珍しい。
守備位置はショートとセカンド。浦田は吉川より打つんじゃないか?
田和廉。1回1安打0失点。
こいつドラフト2位なの? ウソやろ?
そういえばドラフトの時、早稲田の伊藤と田和が連続で呼ばれとったな。2位やったんか。しかも背番号30って巨人の昔のエース番号やんか。
期待されてんのかな? タマは大したことなかったですけど。
勝田が三振した120kmのシンカーは確かに「お化けシンカー」ですが、他のタマがヘボいです。シンカーにタイミングを合わせておけば、他のタマは十分対応可能です。
実際、勝田三振の後、啓介がシンカーをヒット。林もシンカーをいい当たりのファーストゴロでした。
面白い投手ですけど、もう少しまっすぐのスピードを上げるか、シンカーをもっと遅くしないと、140kmと120kmではバッターに対応されるでしょう。150kmと120kmにするか、140kmと110kmにしたいところ。
代走・林晃汰
最後に 代走の話 をします。
私たちオールドファンは過去に色々な代走起用を見て、盛り上がってきました。
例えば1988年のオールスターゲームで中日・中村武志捕手の代走に広島・大野豊投手が出たことがあります。※ソース
山崎隆造に代走今井、野間峻祥に代走羽月が出た時も興奮しました。
2010年3月30日の公式戦では、メジャーリーグから復帰したばかりの田口壮が、5年目のT-岡田の代走に出ました。
この時、田口は
「22歳の選手に40歳の代走ってどないやねん!」
とツッコみながら、いきなり二盗を決めていました。※ソース
昨日の試合では死球で退場した久保修の代走に 林晃汰 が出てきました。
沖縄の青空に響いた「1塁ランナー久保に代わりまして林」は二度と聞くことのできない珍しいコールでした。味わい深かった。
実はオープン戦では「足の速い選手に足の遅い代走を出す」ケースは少なくありません。その選手が予定の2打席を終えたとか、次の回から守備に就くキャッチャーが代走に出てきたりとか。
オープン戦では「坂倉に代わって代走石原」なんてことは別に珍しくないのです。
しかし、それにしても代走林はなかなか面白いパワーワードでした。
代走林は代走ブーマーとか代走ペタジーニみたいなものですよ。味わい深いでしょうが。