2024.11.17(日)
白組 5-3 紅組 天福
昨日の紅白戦の寸評とプレミアの話をします。
いつも私はビデオに録画したカープの紅白戦を見て寸評を書いていたのですが、こちらは2時間番組に編集されているので試合全部を見ることができません。
しかしスカパーオンデマンドの「見逃し配信」なら3時間全部を見ることができるんです。昨日気付いたんですよ。
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練習生のオルティス
だからちょっと気になってた練習生のオルティスの登板だけ見に行ってきました。
金曜日の紅白戦で0/3回を投げて被安打2、3四球で降板。その後をブリトーが抑えた、あの試合。
あの試合、オルティスの登板はテレビではカットされていたので、どんなピッチャーなのかなあ、スカタンだったのかなあ、と気になっておりました。
んでスカパーオンデマンドで再放送を見てみたら左投手でビックリ。私はそんなことも知らなかったんですよ。
「左かあ…知らんかったわー。へえ、けっこう速いやん」
と思って見ていると、仲田侑仁が低めのストレートをキレイにセンター前。
「仲田もなあ、ボールワンからピッチャー返しは間違いじゃないけど、俺は何か間違ってると思うぞ」
その後、オルティスは1安打3四球を浴びて1死も取れず交代。
「そやけど、なかなかいいタマ投げるで」
というのが私の印象です。顔が千賀滉大に似ていて精悍だし、3四球も逃げたわけじゃなくて、荒れて3四球。
いいタマもたくさんあったし、何度も足を滑らせていたから、そのあたりを微調整できればヘロニモ=フランスアみたいな投手になれるかもしれません。
まっすぐは150km近く出ていたし、スライダーとチェンジアップもストレートと同じ腕の振り。
フランスアも来日当初はスカタンでした。オルティスもある日、突然化けるかもしれません。ただし既に25歳だそうです。
昨日の紅白戦寸評
昨日の試合に戻ります。
木村昇悟の解説でした。お前クリケットどうなってるんや?
内田湘大。3打数1安打1四球。
木村昇悟がサード内田のカットプレーにダメ出ししてました。もちろん愛のダメ出しです。
確かにあと半歩速く投げてほしいところでした。その後、3塁コーチの三好匠がすかさず内田に指導をしてました。お前ら、紅白戦では敵同士だろ。
実は内田のスローイングには私も以前から「もうちょっと強く投げてほしいな」と思ってました。
高校時代の投手内田の映像を見た時も「まっすぐの軌道はいいが、左肩の開きが早い」と感じてました。
内田はサードでも開きが早いと言うか、リリースした時に力が100%伝わっていないような気がします。林晃汰も長年ずっとそうです。
まあ、内田のスローイングは今でも十分強肩の部類ですし、今後ますます良くなると思います。
1回表に内田は難しいサードファールフライをフェンス際で見事にキャッチしました。やはり守備範囲は相当広いです。
ランナーに出た時も好走塁を見せてました。順調に成長していますよ。
林晃汰。3打数0安打。
この日はレフトでスタメンし、途中からなんとライトにも就きました。
4回くらいからレフトロベルト、センター末包、ライト林でした。こんな布陣を練習する意味あるのかな?
一軍でライト林は99%あり得ません。レフトロベルトを練習させたかったのでしょうか? センター末包はけっこうタマが飛んできて無難でした。ライト林には1球も飛んできませんでした。
1週間前、新打法が好調でマスコミに絶賛された林。その直後に林の打撃はトーンダウン。
木村昇悟は「引っ張りに行く意識が強すぎる。体が開いてる」と言いましたが、私は林の場合はそれくらいが丁度いいと思ってます。
林は一軍の投手にタイミングを合わせて早めに打て。
今日は日高、高、ブリトーと対戦。少しくらい前に出されてもいいんじゃないか。
林vsブリトーはこないだの満塁でゲッツーの因縁もありました。あの時はカウント2-1から真ん中のストレートをひっかけてセカンドゴロ。ブリトーのストレートは少し動いてました。
この日の林はその反省から、ブリトーの初球を流し打ってレフトフライでした。ったく、かわいいヤツだぜ。
日高暖己。2回1安打0失点。
立ち上がりは制球に苦しみましたが、無失点にまとめる好投。内田のファインプレーにも助けられました。
斉藤のスケール感に対して、日高はしなやかさという感じ。投げてるストレートはほとんど同じ威力です。
来年すぐに一軍でという感じではありませんが、ウエスタンリーグで無双くらいはしてほしいですね。斉藤と二人で。
田村俊介。3打数2安打1打点。
高橋昂也のスライダーをセンター前にタイムリー。大道温貴のストレートを左中間まっぷたつ。
この二つの打撃は繋がっていて、田村が夏からファームで取り組んできた打撃です。
去年の春のキャンプで田村はストレートを力強く引っ張りまくっていました。長打連発。
侍JAPANにも召集されたので、素人の皆さんは「今年の田村は3割30発だ!」と大いに盛り上がっておりました。
私は「せいぜい.260、2~3本だよ」と冷静に見ていました。※参考記事
田村は反省して、夏頃からまっすぐ一本狙いをやめて、変化球をセンターに打ち始めました。
この日も高橋昂也のスライダーをセンター前。カウントは2-1でした。去年の田村なら間違いなく見逃してカウント2-2と追い込まれていたはずです。
田村はカウント2-1からスライダーを少し泳ぎ気味にセンター前ヒットしました。昂也のスライダーもそんなに甘くありません。カウント球としては低めの良いスライダーでしたよ。
田村は球種ではなく「ゾーンで待つ打撃」に取り組んでいます。だから昂也のストレートが来てもセンター方向に打ったはずです。
最後の打席でも大道のファーストストライクを豪快に左中間へぶっ放しています。木村昇悟も唸ってました。
セカンド小園
2024.11.17(日)
日本 7-6 キューバ 天母
さてプレミアの小園。昨日も5打数2安打。坂倉は休養。
小園ってキューバ戦に強いんですよ。ご存じでした?
2017年、高校全日本の時も小園はキューバ戦で3安打しました。
あの試合、2年生の小園は2番ショートでスタメンしました。それまでは9番でしたが好調を買われて2番抜擢。
んで3安打猛打賞。ヒーローインタビューが全国ニュース。小園海斗が全国区になった瞬間でした。
小園って、この年の夏の甲子園に出てなかったんですよ。素人の皆さんは広陵高校の中村奨成にフィーバーしてました。
なのに小園は秋のU18日本代表に選抜されたのです。しかも2年で。
報徳学園の小園が天才的なショートだと知ってはいましたが、私がハッキリと
「小園君かぁ。なんてカワイイんだぁ♡」
と意識したのはこのキューバ戦だったかもしれません。
昨日の小園。2番セカンドでキューバ戦にスタメン。
私は見てないんですがファインプレーでピンチを救う場面もあったそうです。
ネットでは
「マジで毎日打つな」
「いろんなポジションを守れて頼りになる」
と絶賛。
セカンド小園かあ…
サード小園よりはマシですが、カープでそれをやったらキクが1試合も出られなくなりますよ。それが新井の「変化と痛み」なのかもしらんが。
小園はカープで143試合出ないといけない選手。
矢野とキクは120試合でもいい選手。
サードは佐々木泰を獲ったし、内田もいる。最近はラミレスまでサード争いをややこしくしている。おっとどっこい二俣、林。
矢野にも頑張って143試合に出てほしいよ。来年は1番矢野、2番小園が面白いなあと思ってるよ。
だけどそれは期待であって計算ではない。
小園の143試合は計算に入れてる。
だから小園のポジションをコロコロさせたくないんですよ。ショート小園が一番攻守のバランスがいいと思いますがね。