今日も四番ファースト堂林?

2024.5.3(金) 

広島 0-2 DeNA マツダ 

筒香はどったの? 楽しみにしてるのにまだ出てこないの?

カープの昇格は奨成でも末包でもシャイナーでもなく、まさかのケンティーでした。

新井野球はホントにハートウォーミングです。

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

 

カープ寸評

アドゥワ誠。6回2失点。

中3週間でデーゲームに先発。相手はホカホカのDeNA打線。

アドゥワって坂倉と同期の25歳です。東を相手に6回2失点なら苦しいっちゃ苦しい。

だけど私はアドゥワに合格点を与えたい。6回2失点という「見せかけの数字」以上に内容がよかった。アドゥワと坂倉は昨日の試合で終始一貫、カウント0-2からストライクを投げ続けました

阪神のセオリーではカウント0-2からヒットを打たれたら罰金です。だけど私はカウント0-2から外角に1球ボール球を投げることを全否定していますので、カウント0-2から勝負に行く坂倉のリードを激しく支持します。※参考記事

2失点はカウント0-2から打たれたものばかり。実際は追い込んだ後に「ストライクからボールになる変化球」を投げようとして、タマが中に入ってシングルヒットや先制点のショートゴロを打たれたわけですが、まあ良いでしょう。ここで明らかなボール球を投げて無失点に抑えるより、テンポ良く投げて守りの時間を短くするほうがアドゥワには向いている。

アドゥワは2失点した後も0-2からストライクを投げ続けました。私は好きです、こういうの。そもそもカウント0-2を作ってる時点でアドゥワのテンポですよ。

  

ケンティー。3タコ。

5番小園が猛打賞なので7番ケンティーにことごとくチャンスが巡ってきました。んで3タコ。

いい打球もあったので問題ありません。ケンティーは9回表の宮崎のレフトライナーを好捕しました。あれが抜けてれば試合が終わってました。

打撃だけなら奨成が上ですが、ケンティーの昇格理由は打率だけでなくバントや守備も含めた総合評価。加えて「選手全員に一度はチャンスを与えたい」という新井のハートウォーミングベースボール。

中村奨成を使っていれば6対2で勝てていた試合ですが、ケンティーを使って0対2。全く問題ありません。ハートウォーミングです。

 

宇草孔基。1打数1安打。

8回裏。0対2。無死1塁。打順ケムナ。投手は東。左投手。

ベンチには右打者がアツしか残っていませんでした。私は「8番二俣が打っても打たなくても、9番の代打は宇草だ!」と吠えていました。

ホントに出てきた左の宇草。

世間では「宇草が変化球を打てない」と思われているようですが、宇草は3年前に左投手のスライダーを左中間フェン直ツーベースしています。うろ覚えですが確かマツダスタジアムだったと思います。

だから私は宇草が変化球を打てないとは思ってません。

初球の真ん中スライダー。ファール。

5球目も真ん中スライダー。ファール。

「ダメだ。2球もファールしたら打てるタマはもう来ない」

と思った矢先に6球目真ん中ストレート。レフト前にライナーヒット。

ツイてるぜ、宇草。これはレギュラーを取るヤツの幸運。今日、宇草をスタメンで使うのもおもしろいと思います。

 

松山竜平。1打数0安打。

8回裏。0対2。1死23塁。投手伊勢、打者2番キクの場面。松山はキクの代打で登場。

私は良かったと思います。逆転の走者になるのでDeNAは松山を敬遠できませんし。

結果はファーストフライ。3番野間も強い当たりのセカンドゴロ。二人とも打つべきタマを力強く振ったので、結果は仕方がありません。

 

黒原拓未。1回0失点。

0対2で負けてる9回表に登板。

「あれれ、なんで中崎じゃないの?」

と思ったアナタ。

ここでなんで黒原かわかりますか? 

説明しよう。

黒原はロングリリーフするために登板したのです。

そう、新井は10回表があると踏んで中崎でなく黒原を投入しました。私は燃えました。選手も燃えたと思います。

 

矢野雅哉。0打数0安打。

セカンドで途中出場。1死1塁からゲッツーを慌ててショートに悪送球。

私は

「仕方がない。ショートにはない動きだから」

と思いましたが、解説のノムケンは

「それもわかるけど、矢野のような立場の選手がこういうエラーをやってはいけない」

と発言。

ノムケンは厳しいなあと思いましたが、ノムケンの言うこともよくわかる。ノムケンの守備も大したことはなかったけどね。

 

矢野のエラーで1死12塁。

直後にセンターへ抜けそうなライナーをダイビングキャッチしてライナーゲッツー。

矢野の守備にはいつも驚かされますが、DeNAはいつもライナーバックができずにゲッツー喰らってます。

まあ昨日のは矢野がウルトラプレーすぎたので仕方ありませんが、DeNAは野手の正面のライナーでもいつも飛び出してゲッツーを喰らいそうになってます。石井琢朗は何をやってんだろ? 

昨日は1死12塁で2人ともライナーに飛び出してました。まあ矢野のプレーがそれだけスゴかったってことだけどさ。

 

四番ファースト堂林

昨日カープは7安打。DeNAは5安打。

先発のアドゥワは1死球を与えましたが無四球です。テンポも二重丸。野手のリズムもたいへん良かった。

なんで無得点だったかというと4番堂林と7番ケンティーがブレーキだったから。5番小園が3安打しても繋がらなかったから。

ただし言っときますが、堂林は8回表に佐野のツーベースをもぎ取りましたし、ケンティーは9回表の宮崎のツーベースをもぎ取りました。チームに大貢献しています。

 

今日の予告先発は左投手のケイ。こっちは森下。

左だから右打者を。

森下だから會澤を。

4月までの新井はそうやって戦ってきました。

今日も四番ファーストは坂倉将吾かもしれない。堂林も坂倉も当たってないからファーストは田中広輔かもしれない。

 

私の采配は「今日も四番ファースト堂林」です。

堂林が打つから四番なのではありません。

堂林は送りバントもできるし、いざとなりゃ代打も出せる四番だからいいんです。

私の中では「四番堂林」は「四番上本」と同義語であります。

 

新井は「打撃四天王」であるレイシャイ末包奨成を昇格させず、堅実な守備の中村ケンティーを上げました。

シャイナーを上げずにケンティーを上げたのですから、新井はシャイナーのバットよりケンティーの守備とバントに期待したということ。

昨日書きましたが、新井は投高打低時代をロースコアで勝ち抜く道を選んだようです。

 

だから本日のゲームプランもまずは0点に抑えることから始めましょう。

森下暢仁で0点に抑えていけば、DeNAが天然芝でエラーしてくれるでしょう。

昨日、セカンドの牧秀悟がセカンドゴロを5つ捌きました。

チームが2点勝ってるから牧はノーエラーで捌けたのです。0対0なら牧はどれか1個エラーしてたと思います。野球ってそういうものなんですよ。

 

今日もケンティーがスタメンならケンティーのバットより守備に期待します。四番堂林よりファースト堂林に期待します。

アツも好調だけど坂倉をスタメンさせたいな。

ケイってのがへっぽこだったら今日は10対0。ケイってのを打てないようだと0対0で牧のエラーを待ちましょう。