今宮健太の生涯ショート宣言

今日は成人の日。内田と斉藤、一生一度。

日高暖己も成人式。だいぶ力強くなってきましたが、2025年の一軍戦力としてはまだまだ時期尚早。

今年の20歳で一軍戦力になれそうなのは内田オンリー。戦力ったって打順7番か8番で小園の後ろをヨチヨチついてくる感じですよ。

内田には「打率.230、本塁打10本」を期待している。けっこう偉大な数字ですよ。100試合出ないと10発は打てないよ。

 

2009年、夏の甲子園

そんな成人の日にベテラン今宮健太の話をします。

ソフトバンクのショート今宮。堂林世代。

私、今宮健太が好きなんですよ。

 

2009.8.20(木) 

常葉橘 6-8 明豊 甲子園 

庄司隼人vs今宮健太の試合を最初から最後まで見てました。

あの試合、庄司が今宮に勝っていれば庄司のプロ野球人生も変わったんでしょうが、庄司が今宮に勝つ確率は 10試合に1試合程度 だったでしょうね。

常葉橘のピッチャーは庄司一人。バッター今宮にはタイミングばっちりで捉えられていました。

明豊にはピッチャーが3人。そのうちの一人が後にカープ入りする山野恭介でした。

 

今宮は庄司を破りましたが菊池雄星の花巻東に敗れ、花巻東は中京高校にボコボコにされました。大瀬良大地は一回戦敗退。

2009年、夏の優勝投手は堂林翔太でした。最後はちょっぴり泣いてたけど。

 

この年のドラフト会議。目玉は雄星。将来メジャー。

他に1位候補は今宮健太、筒香嘉智、堂林翔太らがいました。

私が欲しかったのは春のセンバツ優勝投手の長崎清峰・今村猛でした。21歳の前田健太と18歳の今村猛で優勝したかった。

「だけどクジ引きだろうなあ…」と思っていたらカープ単独。めちゃラッキー。

おまけに2位で堂林。

2009年のドラフトはバカヅキでした。桑田と清原をいっぺんに獲れたような嬉しさでした。

この年の4位指名が庄司隼人。16年後の現在はカープのスコアラーを担当しています。

 

今宮健太

大分県別府市出身の今宮健太はソフトバンクからドラ1指名を受け、すんなり入団。

FAすることもなく、ホークス一筋16年目。

昨日、自主トレを公開し、報道陣にとんこつラーメンをふるまっていました。※西スポ

 

今宮健太は33歳。菊池涼介の2個下。

通算1371安打、通算犠打数395。ショートですがキクに似た選手です。

そんな今宮が生涯ショート宣言。頑張ってほしいね。

 

今宮には33歳という年齢に加えて、10年以上ショートを守り続けた勤続疲労もあります。

33歳以降もショートを守り続けるのは激務だと思いますが、今宮のショートはいつまでも見ていたい。美しいです。

ソフトバンクはジーター=ダウンズ(26)という外国人ショートと、イヒネ=イツア(20)という日本人ショートを獲得済み。今宮が打てなくなれば控えショートは充実している。

 

二俣翔一の使い方

33歳今宮の「生涯ショート宣言」を聞いて

「今宮は早く引退する気かな? 40歳までやりたくないのかな?」

と思ったり、

「キクも生涯セカンドなのかな?」

と思ったりしました。

 

矢野と小園のショート問題について、私はいつも意見を書いてきましたが、実は二俣翔一も「ショートで勝負したい」みたいなことを言っていました。たしか契約更改の時だったと思いますが、探しても証拠は見つかりませんでした。

デイリースポーツの記事によると新井は

「矢野はまだレギュラーではない。ショートは競争」

と語っています。小園、矢野、二俣、韮澤で争えということ。

 

だが誰も「キクさんからポジションを奪いたい」という選手はいない。「セカンドは競争」という指導者もいない。

秋山のセンターも確定みたいに言われているけど、そんなのダメだよ。

セカンドもセンターも競争です。矢野小園、奨成久保が候補者。

 

二俣がショートを目指すのは二俣の自由だけど、セカンドやサードの方が狙い目じゃないのかと私は思います。

 

現役生活

今宮やキクのようなベテラン選手は残りの現役生活をどう生き残っていけばいいのか?

33歳今宮の生涯ショート宣言にはちょっと驚いた。さわやかなサプライズでした。

宮本慎也と鳥谷敬はサードに転向してGG賞を獲りました。

井端弘和も2000安打目指してセカンド、サードも守りましたが、1912安打で引退。

松井稼頭央の最後はレフトで、野村謙二郎の最後はファーストでした。

 

現役生活を長く過ごしたいなら、負担の少ないサードや外野へのコンバートが考えられる。

だが今宮は生涯ショート宣言。デレク=ジーターは20年間「ヤンキースのショート」しか守りませんでした。まさに生涯ショートでした。

今宮はデビューイヤーにファーストを守りましたが、2年目以降ずっとショート一本です。

キクもショートをちょろっと守ってますが、12年間セカンド一本です。

 

プロ野球選手個人に目を向けると生き様が様々で面白い。

キクはあと3年で300安打したいが、私はこれ以上キクにレギュラーの座を与えたくありません。

キクは今年もセカンド一本なのかな? 

きっとそうなんでしょうね。二俣がセカンド勝負と言わずにショート勝負と言ったくらいですからね。

 

キクと今宮の打率は毎年似ています。打率.250、出塁率.300。

守備がいいから7番8番ならスタメンで出ていいですよ。7番8番で守備の上手い二遊間には需要がある。

だが首位打者候補の小園と打撃開眼した矢野が二遊間にいる。

ソフトバンクには長打を打てるダウンズと身体能力のイヒネがいる。

 

キクと今宮。

言わずと知れた実力者で元日本代表。

若いヤツが出てきた時、彼らはいったいどうすりゃいいの?

「若手に負けないように打つ」「シブく活躍する」のもわかりますが、ダウンズや小園が3割20発を打てばどうなるのか?

ハラハラドキドキ。かくも厳しいプロ野球。

松永浩美、石毛宏典、高橋慶彦、真弓明信は1900安打で引退しています。コワい世界だねえ…


おしまい
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ありがとうございました。

-雑感