今さら聞けない「25歳ルール」の話 

猫も杓子もMLB。

佐々木麟太郎も石川ケニーもMLB。

カープのドラ1は誰かと予想をしても、

「ボクはメジャーに挑戦します!」

と言われた瞬間、カープはそいつを指名できません。

 

ドラフトの意義

カープ唯一の補強手段はドラフト指名。

カープはドラフト制度とともに強くなってきました。

ドラフト制度の無い時代は、王も長嶋も自由に巨人。

ドラフト制度が始まれば、有望選手もカープに入団せざるを得ませんでした。

 

ところが令和の今日、有望選手たちはNPBドラフトを経由せずともMLBに挑戦できる時代となりました。

私もこの動きを激しく支持します。日本の若者たちにどんどん海外へ飛び出してもらいたい。

 

その一方でカープが弱くなることも危惧しています。

今年の目玉選手はNPBに入団してくれるのだろうか? そしてカープは…?

2年前にNPBドラフトを拒否してアスレチックスと契約した森井翔太郎君は先日マイナーリーグで初登板してました。

 

25歳ルール

ここで一時よく耳にしたMLBの 25歳ルール について解説します。

MLBでは球団が有望なアマチュア選手と契約する時、マネーゲームを防止するため「国際ボーナスプール」と呼ばれる上限金を設定しています。

その金額はズバリ 10~12億円 です。US$で約620万~750万$。

この金額が適用されるのが25歳未満でドラフト対象外の国際FA選手です。

 

大谷翔平は24歳、佐々木朗希は23歳で海を渡ったため、このルールが適用されて金額の低いマイナー契約となりました。

1球団が選手1人に使える金額が10~12億円ではなく、1球団がその年に払ってよい金額の合計が10~12億円であります。

 

2017年の大谷翔平以前はMLBへの罰金(追徴税)さえ支払えば、10~12億円以上でアマチュア選手を引き抜くことができました。

しかし大谷の年にそれも完全に禁止され、現在は絶対に10~12億円を超過してはいけないルールとなっています。

 

アメリカ国内のアマチュア選手はドラフト指名を経ないとMLBと契約できないため、25歳ルールの適用外。

25歳ルールが適用されるのは、MLBドラフト対象外のいわゆる 外国人選手 に対してであります。

 

NPBに例えると、25歳未満の外国人選手に1年総額12億円までしか払っちゃいけないというルールが25歳ルールです。

NPB球団が25歳未満の外国人選手と契約することは珍しいですが、MLBの場合はドミニカ・日本・韓国などの若者がほぼ全員MLB挑戦を志しています。

極端な話、このルールがなければ日本の若者はNPBドラフトを拒否して、どんどんMLBに挑戦できるのです。

 

佐々木麟太郎はアメリカの大学に進学したため、25歳ルールの対象外となりました。ドラフト8位で契約金3500万円。

しかし国際FAでアスレチックスと直接契約した森井翔太郎は、MLBドラフトを経由せず自由に行きたい球団を選択できました。

森井はマイナー契約とはいえ、アスレチックスと2億4000万円で契約しました。

 

NPBのドラフト制度

ご存じのようにNPBドラフトの契約金は上限1億5000万円です。これは30年間変わっていません。

巨人が阿部慎之助や上原浩治に10億円ずつ裏金をバラ撒いたため、この金額が設定されました。

今後も日本の有望な高校生がMLBと直接契約したり、アメリカの大学に進学するケースは増え続けるでしょう。

 

職業選択はお金だけの話ではなく男のロマンでもあります。

そして完全に 個人の自由 であるべきです。

NPBのドラフト制度は職業選択の自由を侵害するものではありませんが、それ以前の「NPBに入るか入らないか」は個人の自由であります。

 

そう。

現代の若者には NPBに就職しない という選択肢があるのです。

NPBのドラフト制度は「国内の戦力均衡」には有効ですが、「日米間の戦力均衡」にはクソの役にも立っていないのです。

 

「それは個人の自由だろ!」

ええ。完全に個人の自由です。

しかしNPBにも個人の自由でやってた時代があって、その時代に広島カープは25年間も優勝できなかったのです。

 

私は何もカープの有利になるようなルールを望んでいるわけではありません。

そして国内の若者が海外へ挑戦することも大歓迎。

しかしカープがNPBで優勝するところも見たいのです。

 

現代のルールを批判する気はありません。

私はただカープを強くするために、今年のドラフトでどのように振る舞うことが正解なのかを考えたいだけです。

今年誰をドラフト指名するか予想する時、カープがMLB挑戦を志す若者を指名できるかどうか?

 

ソフトバンクとDeNAは昨年、スタンフォード大学の佐々木麟太郎を1位指名しました。

そして3日前、麟太郎はそれを拒否してマーリンズと契約しました。

麟太郎はNPB球団に誠意を示し、ルールを守ってフェアに契約しました。

佐々木親子はソフトバンクに謝罪してましたが、そんな必要は微塵もありません。胸を張ってアメリカへ行けばよい。ガンバレ。

 

ソフトバンクもDeNAも覚悟のうえで麟太郎を指名しました。

麟太郎を獲得できる可能性も実際わずかにありました。

カープが安全に戦うなら麟太郎を1位指名しないことがセオリー。

しかし入団の可能性が1ミリあるなら、カープも麟太郎を指名するべきか?

「するべきじゃない」って意見が多いと思いますが、もし広島出身でイケメンのスーパースターがカープとMLBで悩んでいた場合、あなたは別の選手を1位指名できますか?

 

本日のゲームプラン

ここからは今日の試合を考察します。

今日はアドゥワvs高橋奎二。

いつもは雨か晴れかしかチェックしませんが、近頃は38度を超えるか超えないかまでチェックしなくてはならない。なんて時代だ。

 

ヤクルトは7月4勝15敗。

前回対戦では坂倉とモンテロがサヨナラを決めてました。

ヤクルトがなぜ弱くなったか知りませんが、チームが連敗する時ってだいたい 投手が苦しい ケースがほとんどです。

 

アドゥワは完封など意識せず、2~3点先にやってもいいから、とにかく試合を壊さなければ勝負になるでしょう。

5回3失点でもヤクルトには勝てる。

狭い神宮、ファビアンとモンテロ。

新井は秋山とキクが大好きですが、2000本コンビを打順1~2番ではなく6~7番に置いた方がカープは強いと思います。

 

打順1番は大盛と名原の併用。

2番は小園に固定すべきです。

3~5番がファビモン坂倉。

6~8番がライトとセカンドとキャッチャーです。

 

カープは1番と2番がヒットを打とうとしている。

打てばいいが、1~2番がカウント2-1からイチかバチか前に打つ野球は勝率が低い。

カープの初回の攻撃がいつも無得点であることはずっと春から書いてきました。

そしてファビアンとモンテロの前にいつも走者がいないとも書いてきた。

 

新井もいい加減そこに気が付いてほしい。

「大盛も小園も早打ちじゃん!」

と思われるかもしれないが、彼らは1~2番に置いた時、そうではない打撃をします。6~7番を打つ時に小園がてめえでヒットを打ちたがるのはOKです。その方が強い。

私が問題しているのはクリーンアップの前で1~2番が自由に打つ野球は弱いという話です。

8~9番の前を打つ6~7番は自由に打って構わないのであります。

  • B!