2021.9.24(金)
DeNA 2-9 広島 横浜
昨日「小園が疲れてるから休ませろ!」つったら5打数5安打。
そんなことはどうでもよくて、今日は宗教の話をします。
宗教って怖いですか?キモいですか?
私は色んなことを疑ってかかる人間なので、アメリカが正義でイスラムが悪とは全く思っていません。
北朝鮮は悪っぽいけど、地球を暖めっぱなしのアメリカはもっと悪いんじゃないかと疑っています。アメリカの話は長くなるので今日はやりません。
今日は「報徳」という考えについて話します。小園が打ったらやろうと暖めていた企画です。
二宮尊徳
二宮尊徳。正しくは「そんとく」ではなく「たかのり」と読みます。幼少時代の名前は二宮金次郎。
昭和の小学校には必ずあった、薪を背負いながら本を読んでいる少年の銅像。
平成になると
「二つのことを同時にするな」
「歩きながらスマホを見るな」
との理由から、二宮金次郎の像は小学校から消えたと聞きました。
今はどうなってるのか私は知りません。ただ息子の通う小学校の正門に二宮金次郎は存在します。威風堂々と桜の木の下で本を読んでいらっしゃいます。
二宮金次郎の像がなぜ日本全国の小学校にあったのか?
貧しいながらも懸命に勉強したからなのでしょう。
二宮金次郎はその後、大人になり、何を成し遂げたかご存じですか?
実は江戸時代末期に小田原藩に仕える役人となり、藩の財政を支え、飢饉の予測をしたり、「君より民」を優先する政治を実行したため、二宮金次郎の教えは他藩からも大いに信頼を得ました。
二宮金次郎は封建社会の時代にいち早く民主主義的な考え方を導入し、「民が富めば国家が潤う」という行政を生涯貫きました。
「四公六民、4割が税金ですよ」という時代に、二宮金次郎は貧しい農民を救済するための相互扶助システムや、今で言う「生活保護」みたいな制度まで立ち上げました。
プロ野球に例えると、裏金ドラフトが合法化されている時代に、弱いチームに救いの手を差し伸べた尊い徳を持った人という感じなのです。
報徳学園の話
小園海斗はご存じ報徳学園高校出身。名門中の名門。
小園を担当した鞘師スカウトも報徳学園の出身で、野球部の大角健二監督とは同級生で元チームメイト。二人は今年41歳の「東出世代」でもあります。
んで報徳学園の「報徳思想」こそ、あの二宮金次郎が残した教えの根本思想なのである。
報徳学園の公式HPの中に二宮金次郎は肖像画入りで登場します。
徳を以て徳に報いる一円融合、和の精神。これが報徳思想。二宮金次郎は先見の明ある偉い人でした。
実は報徳という言葉は孔子が残した「論語」に登場する言葉です。二宮金次郎は「四書五経」を深く学んだ人なので「徳に報いることこそ最善の策」と考えたのです。
論語と言えば仁。カッコつけないで努力しなさいとか、自分の利益ばかり追い求めず他人のために施しなさいという教え。
「巧言令色鮮し仁」などはまさに巨人軍と原辰徳のためにあるような言葉である。中田翔の獲得経緯はまさに巧言令色。恥を知れ。
私は「富める者が富み、貧しい者が苦しんでいる現代資本主義社会も、孔子や金次郎の時代と何も変わりが無い」と考えます。
儒教を筆頭にありとあらゆる宗教は「支配者が民を支配するための道具」と見られることが多いですが、私はそれは「後付け理論」だと思っています。天と地の間に立つ人間には「問答無用の天変地異」に対抗できる「人工理論」が必要だと思うのです。「神様は無慈悲じゃない」と信じたいのですよ。
ここで野球ブログに戻ります。笑
報徳学園出身、小園海斗の5打数5安打に私はあまり喜んでいません。
相手の球がショボかったからです。あんなの打って当たり前です。
小園の5打数5安打で私はDeNAの守りにガッカリしました。
前回絶賛したキャッチャーの山本君。昨日は情緒不安定でした。ガッカリしました。
攻撃では大瀬良のカットに三振してバットを叩きつけたり、守備では打たれたピッチャーに横柄な態度を見せたり、随所に若さが垣間見えました。23歳。
うーん・・・若いっちゃ若いけど、実は坂倉と同い年なんですよね。もうちょっと頑張れや。
宮國椋丞。29歳。
カット、ツーシーム、スプリット。どれもめっちゃいいタマなんですが、ピッチングが単調というか奥行きを感じませんでした。山本君のリードのせいもある。
宮國は2010年のドラフト2位。
私はカープが大石達也をクジで外した時、
「沖縄の宮國に行かないかなあ」
と思ってました。カープが行ったのは福井優也でした。
宮國はイイものを持ってます。ハッキリ言ってリリーフなら使えます。小気味良いピッチングは短いイニング向きだと思います。
私は使えるものを最後まで大事にしたい。
巨人の人はすぐポイ捨てますけど、日本の心は二宮金次郎じゃないかなあと思うのです。