2025.2.18(火)
広島 4-9 楽天 コザ
玉村2回3失点、アドゥワ2回6失点。
寒かった。投球内容も寒かったけど気温も実際寒かった。16℃っていうけどお日様が当たる瞬間はほとんどなかった。
玉村もアドゥワも絶好調ではなかったけど、まあいいんじゃない。寒い日はケガしなければそれでオッケーだよ。
今日もカープ選手の寸評をやります。
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カープ投手陣
玉村昇悟。2回6安打0三振0四球3失点。
解説の安部友裕が「逆球が多い」と言いましたが、そりゃそうだよ。寒いよ。球威はあったし、別にいいじゃん。
宗山塁の第1打席、カウント2-0からストレートを強く引っ張られ、少しムッとした私とタマちゃん。
2打席目、宗山塁を投ゴロに打ち取った時、「ナメんな、クソガキ」という顔で一塁に横着な送球を見せたタマちゃん。闘争心があっていいと思います。今年はマジで150イニング行っちゃろうやあ。
アドゥワ誠。1回1/3、6安打1三振2四球6失点。
前回もそうでしたが今日もコントロールが悪かった。寒いからオッケー。ケガしなきゃオッケー。
新井はアドゥワに「残されたチャンスは少ない」と言ったみたいですが、アドゥワをそんじょそこらの若手と同格扱いするのはやめてもらいたい。アドゥワは計算できる先発投手です。森下が6失点しても「チャンスは少ない」と言うのか、お前は。
塹江敦哉。1回2/3、0安打2三振0四球0失点。
楽天の誰もバットがボールに当たらなかったのでは?というくらいのパーフェクトピッチング。左打者にシュートも投げてましたし、フィールディングも素晴らしいかった。1年間継続できれば凄い投手になるぞ。
森浦、滝田、斉藤、松本。それぞれ1回0失点。
それぞれ持ち味を出せたと思います。ボロ負けだったのであまり詳しく覚えてません。
カープ打者陣
1番サード小園海斗。2打数2安打1打点。
まだまだ調整段階。仕上がり60%程度。
2番ショート矢野。1打数0安打1四球。
コイツも調整段階。打撃が相変わらず相手投手に球数を投げさせるスタイル。練習試合でもカウント2-0から真ん中ストレートを見逃すスタイル。
矢野個人はこれでいいと思いますが、こういう打者を2番に置くのはどうかと思います。今年のカープは打って勝つ野球。2番打者には12塁間を強いゴロで破るか、長打を狙ってフルスイングできる打者を置きたい。やはり矢野は1番で粘って出塁する方がチームにフィットすると思います。私は矢野の四球を2番ではなく1番で見たいのです。
あとダメなのが守備。矢野のショート守備がダメ。
4回裏1死満塁での村林のレフト前ヒット。あれはお前なら捕れた打球だ。何サボってんねん。
「違うんだ、あれは前進守備の逆を突かれて…」
やかましい。あの打球をアウトにするために私はショート矢野を我慢している。あれを捕れないんならセカンドコンバートするぞ。オラ。
3番DH堂林翔太。2タコ。
2打席ともボール球を振りました。開幕一軍危ういぞ。
4番レフト末包。2タコ。
1打席目のど真ん中スライダーを強振するも、打球は浅いレフトフライ。3塁走者がタッチアップできず。
末包は全然ダメ。調整大失敗。二軍で一からやり直し。
5番セカンド山足。2タコ。
タコはいいんだけど、満塁であのタマに三振はちょっとなあ。打撃は全く信頼できないですね。
6番センターケンティー。2タコ。
ケンティーも相変わらずボール球を振ります。たぶん今月で一軍とはお別れになるでしょう。
7番ファースト仲田侑仁。2タコ。
守備で頑張ってました。仲田は二軍で大きく育てよう。
8番ライト田村俊介。4タコ。
ヒットが出ないからか、左手のケガの影響なのか、今日は打撃スタイルを変えてきました。
構えるまでのルーティーンを変えました。アプローチもこれまでの「センター返し」からこの日は「引っ張り」に変えて4打席打ちました。結果は4タコ。
強いファールもありましたが、私はセンター返しの方が良かったと思います。昨日の引っ張り打法は去年までの引っ張り打法にそっくりでした。
内田と二俣が爆発しているので焦っているのでしょうか。私は田村がボール球を見逃してストライクを打ちに行ってる現在の姿を高く評価しています。慌てなくていいと思いますが、野間と秋山の足音が聞こえてくればそりゃ焦るわなあ。粘り強くいこうぜ、田村。
9番キャッチャー清水叶人。3打数2安打。
今日の練習試合で一番成長したのは清水叶人じゃないか。
玉村をリードできず、アドゥワを引っ張ることもできませんでした。
解説の安部友裕は清水叶人のキャッチングについて再三ダメ出ししていました。私はフレーミング技術によってボール球をストライクコールさせることはできないという考えですが、フレーミング技術によってストライクをボールとコールされることはあるかもしれないと思っています。※参考記事
昨日の清水叶人はミットが流れていました。アドゥワはああいう人なので顔に出しませんが、温厚なタマちゃんがマウンドで少しイラっとした表情を見せる場面がありました。
清水叶人は内田、斉藤、日高と同じ20歳。高卒3年目。
一軍にいるだけで立派です。高木翔斗を差し置いてチャンスもらってよく頑張ってます。
苦手なものは苦手として練習すればよい。特技の打撃と強肩が一軍で通用するところも見せました。
昨日の試合で清水は2塁牽制を3度見せ、1度アウトにしました。前回の練習試合や紅白戦でも清水は積極的に2塁へ牽制球を投げています。たいへん素晴らしい。2塁へあんなに牽制できる捕手は達川以来です。贅沢言えばもう少し低いタマを投げてほしいが、達川も高かったし、まあいいだろう。清水はかなり強肩です。
二俣翔一がマティと呼ばれる理由
二俣翔一。途中出場で2打数2安打1本塁打1打点。
チーム第2号。チームの全本塁打が二俣。
末包がスカタンなので、このまま開幕戦まで四番二俣で突っ走っていいかもしれません。
四番小園には将来がないというか、小園が四番打者に育っていく未来が見えませんでした。
しかし四番二俣には二俣が四番打者に育っていく未来がクッキリと見えます。ああ…見える、見えるよ、ララァ。
小園と坂倉で挟んであげれば二俣は四番を打てると思います。ファビアンと坂倉で挟んでもよい。
そんな二俣翔一が今、チームメイトから「マティ」と呼ばれています。
これまではカープファンだけが知ってる話でしたが、この先二俣も全国区の選手になっていきますので、なぜ二俣がマティと呼ばれているのか解説しましょう。
二俣翔一はふたまたしょういち。マティの語源はもちろん「また」の部分にあります。
巨人の強打者、ウォーレン=クロマティにあやかってフタマティになった説も間違いではありませんが、実はクロマティとフタマティの間には もうワンクッション あるのです。
1987年に活躍した阪神・猪俣隆 投手のあだ名が「イノマティ」だったんですよ。
当時の猪俣は堀越→法政からドラフト1位で阪神入団。沖縄イケメンのマイク仲田と広島キラー遠山昭治と一緒に左腕トリオで活躍しました。
猪俣隆をイノマティーと名付けたのは誰だったか忘れました。阪神の選手なのか、スポーツ新聞なのか。案外、関西のお笑い芸人かもしれない。上岡龍太郎とか島田紳助とかやしきたかじんとか。
あの頃はバブル経済に向かう好景気ニッポンでした。
1987年の日本シリーズで石毛宏典と工藤公康がキスをして新人類。
同年、ルーキー阿波野と西崎幸弘はともに15勝。トレンディエース。
猪俣隆も先発ローテで5勝7敗。十分立派な活躍ですが周囲がキラキラ華やかすぎました。
猪俣も長身で手足が長く、かなりのモデル体型だったんですが、いかんせん顔が地味でした。
向こうは工藤、渡辺、阿波野、西崎。顔じゃ勝てない阪神猪俣。なら、せめてあだ名くらいトレンディに行こうぜという流れでイノマティとなりました。こらこら、大阪人のセンスを笑うんじゃありません。
猪俣の話を菊池涼介は覚えていません。だって生まれてないんだもん。だからキクがマティと名付けたわけではありません。
猪俣と二俣。イノマティとクロマティを両方知ってるヤツはたぶん 新井貴浩 しかいないと思われます。
新井ならリアルタイムイノマティをギリギリ覚えてる可能性もありますが、おそらくは阪神在籍時に仕入れた情報でしょう。
二俣の俣は猪俣の俣。だから二俣フタマティ。
猪俣隆さんは引退後アメリカでお寿司屋さんに転職したらしい。泣くな、イノマティ。
以上。この話は全て私の 勝手な憶測 です。新井に取材はしていません。でも多分合ってると思います。
本日のゲームプラン
今日もコザしんきんスタジアムで練習試合。ロッテ戦。
小園はもう出ないでしょう。矢野は出るかも。
先発投手はルーキー二人かな? キャッチャー清水では危なっかしいので、持丸と組ませてあげてほしい。
打線は末包はもういい。マジで出れば出るほど打撃がおかしくなる。
ファビアン、モンテロも暖かければ出たいんだろうけど、今日はどうしますかね。
中村貴浩が一軍離脱。私は寂しい。あんなのケガのうちに入んないと思うけどねぇ。
昨日は田村だったので、今日は佐藤啓介と林晃汰に注目したい。コイツらも内田に負けないくらい振る力があります。
林よ、またファールがレフト方向に行きだしたぞ。ファールはライトに打て。