2024年12月12日、FAの九里亜蓮がオリックスと合意しました。
唐突な発表に驚くカープファン。
だが私は「国内移籍も十分ある」と思ってましたよ。※参考記事
私は九里亜蓮のことなら何でも知っている。なぜ九里がオリックスに移籍したのか解説しよう。
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九里は勝負がしたいんだよ
3年前に九里が国内FA権を得た時も、九里は熟考を重ねました。
だが背番号を11に変更してもらい、佐々岡監督にステーキも奢ってもらったことで九里は国内移籍を封印。
「俺の挑戦は国内移籍じゃない」
と、FA権を行使せず3年6億でカープ残留。
んで3年契約を全うした2024年、九里は満を持して海外FA権を行使。御年33歳。まさにラストチャンス。
「映像だけじゃなく、僕の生のプレーをアメリカのお父さんに見せたい」
そういうロマンチックな夢を語った九里亜蓮。
ご存じの通り、12月と言えばMLBのウィンターミーティングの季節。「大物順」に契約がまとまります。こないだヤンキースのソトの移籍が決まったばかり。
次は佐々木朗希なのか誰なのか知りませんが、菅野や九里など末端の末端。越年は確実で鈴木誠也の時は3月まで移籍先が決まりませんでした。あの時はMLB選手会がストライキを起こしたからだけど。
九里がどこまで本気でメジャーを目指したのかわからない。年齢的にも少しキビシイ。
黒田博樹は33歳でのメジャー挑戦をいったん諦めました。ファンが黒田の涙になると言ったから。
でも34歳の黒田博樹は涙ながらに海を渡りました。40歳までの7年間で79勝をマークしました。
黒田の時のカープはめっちゃ弱かった。巨人がドラフト制度をオモチャにしたから。
黒田がいくら貯金を作ってもカープは毎年5位でした。
だから黒田は勝負がしたかった。カープで優勝もしたいけど「新しい野球」をプレーしたかった。
九里亜蓮も同じだと思います。
ホントはメジャーリーグに挑戦したかった。だけどいい話はなかった。
おそらくですが、メジャーを志す選手というのはFA宣言してからのんきに移籍先を探さないと思います。
シーズン中からタンパリングにならない程度に情報収集をするものだと思われます。
九里は正直なヤツだからFA会見の時から挙動が怪しかった。
カープ球団も九里に「背中を押す」と言ったそうですが、私は国内移籍なら背中は押しません、後ろ髪を引っ張ります。
九里はオリックスを選んだというよりパリーグを選んだ、もっと言うなら DH制度 を選んだんじゃないでしょうか。
新井が今年、3回や4回で九里に代打を出したことが3回くらいあったので、私は
「アホか新井、FAされるぞ」
と思いました。案の定されました。※参考記事
小園をサードで使ったり四番を打たせたり、坂倉にサードをやらせたりすれば、こいつらもオリックスに行っちゃいますよ。
ショート矢野で戦うとカープは小園にFAされますよ。
九里亜蓮のオリックス移籍には以下の背景があります。
1番目の理由はメジャー移籍が上手くいかなかったこと。
2番目の理由はカープでエース扱いしてもらえなかったこと。
3番目の理由はDH制なら代打を送られなくて済むからです。
人的補償
スーさんは九里亜蓮の補償について
「金銭、人的両にらみ」
「プロテクトリストは去年と一緒じゃないか」
と語りました。
支配下枠が68人なので人的補償を得るとこれが69人になります。
だから金銭でいい、という考えもわかります。私も金銭は選択肢にあります。
だが2番目の「去年と同じプロテクト」のはずは100%ありませんよ。私が去年ドラ1位指名したかった横山聖哉(19)君は去年のプロテクトリストには載っていませんでした。ルーキーだったから。
2位の河内康介投手(19)も100%プロテクト。去年プロテクトされてた選手が既に2人もリスト漏れ。
ふうーーー
オリックスの人的補償はなかなかワクワクするぜ。
この話は長くなるのでまた今度。どうせ年末か年明けまでリストは来ないし。
スーさんはこうも言っていた。
「人的補償のことはいつもの段取りで考えます」※スポーツ報知
カープはAランク選手にFA移籍されることが「いつも通り」なんだぜ。最近すっかり忘れていたぜ。
ちなみにオリックスは西川龍馬をプロテクトしないと思います。もしここでカープが龍馬を獲ったら龍馬に気の毒じゃない?
しかしあの時チョーさんを獲っといたことが今に活きてくるかもしれない。オリックスはまじめに龍馬をプロテクトするかもしれない。
そうなると案外、内藤鵬(20) とかがリスト漏れするかもしれないな。フフフ・・・