カープの選手が新春特番で活躍中です。
小園と誠也が石橋貴明とリアル野球盤で対決したそうですし、マエケンは秋山のラジオ番組でまた「カープに帰りたい」発言。
私はオフのこういうのがキライじゃありません。「他にやることがあるだろ」って意見もわかりますが、逆に言えばオフにしかできないことですから、私は新たなファン獲得のための「営業活動」は必要だと思いますよ。
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中村健人の麻雀大会
そんな中、ひときわ際立ったニュースが
中村健人がMリーガーを破り麻雀大会で優勝した
という話。※スポニチ
スポニチがやけに詳しく試合の流れを解説してくれていますが、それこそ
「他にやることがあるだろ」
って話です。ウソです。ありがたいです。笑
気になったので私もチラッとABEMA動画を見ました。
全部見たわけじゃありませんが、後半のケンティーが5連続アガリするところだけ見ました。
ケンティーの麻雀は実に 実直 で野球と同じ。マジメさが滲み出ている麻雀でした。
12球団から決勝戦まで勝ち残ったのはケンティーと現役ドラフトで巨人に移籍した田中瑛斗投手の二人。残る二人はプロ雀士。
田中瑛斗は若いわりに横柄な姿勢と表情で、少し横着な麻雀に見えました。捨て牌の置き方もガチャーンと投げつけるような横柄な捨て方でした。
ケンティーは姿勢正しく、捨て牌も丁寧に並べるように捨てていました。マジメ。笑
役の作り方もマジメ。ピンフ、タンヤオを軸にあわよくば三色。ドラも丁寧に残す麻雀。私の麻雀とそっくりでした。
そんなケンティーが南1局から4局まで5連続アガリの活躍で逆転勝利。
この5連続アガリは全部「ダマテン」でした。ダマテンとは「黙ってテンパイ」の意。リーチせずに「ロン」でアガる戦法です。
ケンティーはリーチせずにダマテンで3900点→8000点→2000点で「3打席連続ロン」を奪いトップに立ちました。
麻雀のダマテン
ダマテンすれば得点が伸びないです。裏ドラも乗らない。
だが「上がりやすい」という利点があります。ロンで相手の親を流しやすい。
ケンティーは決勝まで残った猛者たちを相手に
「リーチしても上がれない」
と踏んだのではないでしょうか。
野球に例えるなら5回を終わって0対3。ここで大量得点を狙わず1イニングに1点ずつ返していく作戦をケンティーは狙った。
麻雀解説者の方は
「なんでリーチしないんだ!このままじゃ役が小さい」
とおっしゃってましたが、プロ野球でも3点負けてるチームが6回に送りバントするとフガフガ言われることが日常茶飯事。
私はケンティーの実直な性格を知っているので、セオリー通りではないと思いつつも、
「コツコツマジメなケンティーならあり得る作戦かな」とも思いました。
ケンティーの親は南4局です。そこまでに差を少しずつ縮めておきたかったのでしょう。
プロ野球のダマテン
ケンティーは今シーズンがプロ野球4年目です。
まだ若いんですが今年入ったルーキーと田村二俣はもっと若い。外国人も若い。ケンティーはハッキリ言ってがけっぷち。
今年の外野手争いにケンティーが生き残る確率は高いとは言えません。シーズン中のトレードの可能性すらある。
だがケンティーには「ダマテン戦法」があります。ケンティーは黙って静かにロンを待つ。
役は小さいかもしれないけど、コツコツ得点を積み重ねるのがダマテン戦法。
私はケンティーの実直な性格を知っている。
ホームラン30発打ちますとか、レギュラー獲りますなんて大きなことは言わない。
二軍でコツコツ準備して一軍の出番を待つ。それが中村健人のダマテン戦法。
2022年5月1日の中日戦で、ケンティーは7試合ぶりの打席で右投手の柳裕也から鋭い当たりのサードライナーを打ちました。
サードライナー前の7試合前の打席も、実は14試合ぶりの打席でした。この時はレフト前ヒットを打ってます。
ケンティーは21試合で2打席しかない中で、2打席ともキチっとファーストストライクをコンタクトしました。
私は当時のブログで
「こういう選手は墨谷二中の丸井以来だ!」
と賞賛しています。※参考記事
だからケンティーは今年も地道な役割でチームを支えてくれるかもしれません。
麻雀も実直でクスクス笑っちゃいました。
優勝賞品は全自動麻雀卓。ケンティーは
「家に置くスペースなんかないので、マツダスタジアムに置かせてもらおうかなw」
と言ってましたが、それはダメ に決まっとる。
寮ならOKかもしらんけどさ。