映像チェックシリーズ第4弾。
ドラフト3位中村健人、ドラフト6位末包昇大、新外国人のライアン=マクブルームです。
いきなり結論を書くと3人がNPBで打てるかどうかは
サッパリわからないです。
私はヒットの映像だけを見て「コイツは良い、コイツは悪い」はわかりません。
私は普段「見逃し方と凡打の仕方」でバッターの良い悪いを見ているからです。
中村健人
ドラフト3位の中村健人。24歳。右投げ右打ちのセンター。ライトも守れる。
中京高校→慶応大学→トヨタ自動車。
中京と言えば堂林磯村、慶応と言えば矢崎拓也、トヨタと言えば河合と栗林。河合って堂林の親友の完治のことです。
名門を渡り歩いてやっとこさドラフト3位。外野手だからドラフト順位は下位になりがちですが、それでも私の第一印象は「左投手対策の控え野手」です。
中村健人は24歳。森下、宇草、石原と同期。慶応時代に明治の森下からホームランを打ったことが自慢。
ただ大学日本代表で外野を守ったのはレフト宇草とライト柳町。センターはヤクルトの丸山。四番はDeNAの牧。
高校生のドラフト3位~4位にはロマンを感じますが、社会人の3位4位はどこか中途半端な感じがします。下水流レベルと言いますか。
捕手や二遊間は大卒社会人の活躍した例が豊富です。源田壮亮とか田中広輔。一塁や外野の強打者タイプはあまり例がありません。DeNA宮崎くらいか。
中村健人がいいヤツってことと、当たれば飛ぶってことは上の映像でわかりました。
ただ肝心の「当たるかどうか」がまだわかりません。私は凡打の映像が見たいのです。
守備は上手い。他の映像で見ました。センター守備は堅実です。ライトは知らん。
末包昇大
ドラフト6位の末包昇大。25歳。右投げ右打ちの外野手。
高松商業→東洋大学→大阪ガス。
末包は栗林世代。正隨、大盛、島内と同学年。あと高松出身の塹江敦哉もタメ。うどん県つながり。
マジメな中村健人に比べ、末包はキャラが濃い。大卒社会人のドラフト3位はロマンがないと言いましたが、6位まで来ると逆にロマンを感じます。新井貴浩レベルと言いますか。
東洋大学で甲斐野や上茶谷とチームメイトでした。
この子は足も肩もあるそうですが、あまり三拍子揃えず一芸に秀でてもらいたいですね。
その一芸はもちろんバット。三振かホームランでもいいし、チャンスに強いクラッチヒッターでもよい。末包の足と肩なんぞに頼りたくありません。足と肩は他のヤツに任せて、末包はバット一本で勝負してもらいたい。ライバルは同級生の正隨優弥です。正隨vs末包。競争に負けた方がクビになります。それがプロ野球の世界です。
ライアン=マクブルーム
29歳のアメリカ人。左投げ右打ちの一塁手兼ライト。メインは一塁。
今季3Aで112試合32本塁打。打率は.261。
記録を見ると三振がめちゃくちゃ多い。打席数の3分の1が三振。
映像を見てもあまり打ちそうな感じがしない。
私はマクブルームよりクロンの方が打つと思います。
カープに来てくれるから応援はしますけどね。
マクブルームがNPBで30HRしても私は四番起用に反対です。荒っぽそうだからです。龍馬と坂倉の間に置くと打線が切れそうです。
体格は2015年に緒方孝市とケンカしたヘスス=グスマンに似ています。グスマンは私の好きな打ち方でした。マクブルームはあまり好きではありません。グスマンの方がマクブルームよりスイングがシャープでした。
マクブルームはけっこう足が速いです。一塁守備の評価も高い。ここらへんについては末包と同様「オマケ」です。マクブルームもまずはバット一本です。