2022.2.23(木)
カープvs阪神の練習試合が雨天中止。
カープだけじゃなく沖縄本島全体が一日中雨でした。貴重な実践でしたが、さすがにこれじゃどうにもなりません。
そこで今日は第3回セリーグ戦力分析「中日ドラゴンズ編」を行います。表題の通り中日ドラゴンズがけっこう侮れないって話をします。
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セリーグの戦力分析
キャンプも大詰め。
カープ一軍は今日がお休みで明日から最終クールに突入です。
佐々岡カープもかなり弱いですが、他球団もけっこうスキだらけです。
プロ野球解説者の予想も概ね「混戦になるだろう」というもの。去年、最下位候補だったオリックスとヤクルトが優勝したことで「今年もわからない」ってムードが醸し出されています。私も同感。
だから中日も侮れないと思うのです。
ライデル=マルティネス(25)がなぜかNPB残留。コレは大きい。
第3回セリーグ戦力分析と言いましたが、第1回は巨人で第2回がDeNAです。前回と前々回の記事をそれに充てます。5行くらいしか書いてないけどまあ分析したということで。笑
中日は首脳陣を刷新。
「新しいチーム作りが始まって2年目3年目が勝負」
というのが普通の見方ですが、私は案外1年目から優勝争いに絡む可能性が「なきにしもあらず」だと思います。理由は中日が守りの良いチームだからです。
カープに似てる
2021年のGG賞に中日からは一塁ビシエド、外野大島の2人が選出されました。
キャッチャーはキノタクが一本立ちの気配で、三遊間の京田と周平はGG賞の常連。
センター大島(36)の肩と守備範囲は「やや衰え気味」ですが、それでもクレバーな守備でチームを救う場面はまだ多い。去年のこの試合とかね。
岡林弟や根尾昂が外野の一角に加われば面白い。ルーキー鵜飼もゴメスっぽい。
セカンドが競争と言われているが、阿部、堂上、三ツ俣はみんな堅実な守備を誇ります。いいじゃん、中日。打てないけど守り勝てそうじゃん。
今年も佐々岡と朝山がワッショイベースボールを続けるなら、私は今年中日ドラゴンズを応援する!・・・かもしれない。笑
だって中日は広島カープによく似てるんだもん。
■カープと中日の共通点
・大砲が少ない。ビシエドもアベレージヒッター。
・投手が充実してる
・右投げの左打者が多い
・捕手が余ってる
昨年の中日は臆することなく、左投手に左打線を当ててきました。
左投手にも「1京田、2岡林、3番大島、4ビシエド、5高橋周平」を固定。
んで最下位(実質)だったわけだけどさ。
今年新監督になった立浪和義は言わずとしれた通算2500安打。けっこうケガがちな選手でしたが、それでも通算安打数はNPB歴代8位。二塁打数は歴代1位。
そこに加わるのがエヌズ・メソッド中村紀洋。この人も2100安打。近鉄にずっといれば3000本近く打ってたんじゃないですかね。私は「ノリは落合博満に並んだ」と思っていましたよ。
この二人、NPBでの指導者経験はゼロですが、新庄剛志同様、古い体質に革命を起こすかもしれない。ただ混乱と内紛を巻き起こすだけかもしれない。笑
ただコレだけは言える。
朝山のような「打率だけのジグザグ打線」を組むことはないだろうということ。選手を見る目があると思いますよ。
立浪和義の危機管理能力
昨日、中日は根尾、岡林、石川、鵜飼がブルペンでピッチング練習をしたそうです。ニッカン
その映像もyoutubeでご覧になれますが、私は今日あえて吉見一起のコントロールチャンネルを貼り付けてみます。
1月の自主トレ風景。
吉見一起からの「二刀流やらない?」発言に、根尾は不敵な笑みを浮かべこう答えました。
根尾「ボク、いつでも行けるように準備しています」
マジか、根尾・・・
カッコいいぜ。
今年は延長12回制です。
根尾や岡林が緊急リリーフできるようだと、中日はベンチ入り26選手をフル活用できることになります。投手を惜しみなくつぎ込めるという意味。
例えば2対2同点の12回表。カープは当然栗林をマウンドに送るも、不運な当たりと味方のエラーで2失点。なおも1死12塁。栗林の球数は32球。ブルペンにはもう誰も残っていない。
とかになった時、中日は栗林を降ろせるんですよね。
まだ2点差ですから降ろせないかもしれない。ですが、もう一人に打たれて4点差、球数40球になったらさすがに代えないといけないでしょう。立浪監督は「敗戦処理で使えるな。冗談だけどw」と笑ったそうだが、あながち冗談じゃないと思います。
危機管理能力と言うほどでもないですが、キャンプで色々試しておくのはよいことだと思います。根尾も立派だよ。大谷型の二刀流はレアケースで、メジャーリーグの2way playerは主に野手と敗戦処理です。
ちなみにカープは「緊急捕手」が充実しています。ライトに奨成を残しておけば、キャッチャー坂倉がケガした時、奨成が緊急マスクをかぶれます。
カープの野球vs中日の野球
中日は去年もそこそこ守りを固める野球をしていました。
セカンド三ツ俣とかショート堂上とか、私は結構好きでした。
んでチームは全く打てませんでした。順位も最下位(実質)。大事なので2度言いました。
セカンド三ツ俣、ショート堂上はさすがに打てない。
やっぱ「守りの野球」じゃ勝てないのか?
今年の中日の基本オーダーは
1京田、2岡林、3大島、4ビシエド、5周平、6阿部、7根尾、8木下、1投手
って感じ。
強打のDeNAは
1桑原、2牧、3佐野、4オースティン、5宮崎、6ソト、7戸柱、8柴田、9投手
って感じ。
どっちが強いかね?私は中日に一票入れたいね。
パークファクターもあるけど、中日にはぜひ守り勝つ野球をしてもらいたい。私はベイのヒット数を数えるんじゃなく、中日の外野3人の守備力に夢を見る。
犠打に進塁打に機動力も見たいのですよ。
パワーヒッターだった中村紀洋はどんなコーチをするのかね。
落合英二と西山秀二のくせ者コンビも気になる。
今年の中日はなんだかとても面白そうだ。