上がってくる人と来ない人

2021.8.9(月) 練習試合

広島 8-2 ソフトバンク マツダ

この日も解説は金石昭人でした。

この人も佐々岡並みに「結果しか見てない人」ですね。

いわく

「大道君はもっと外角低めにズバズバ行かないと」

「野間君はクソボールをスイングに行ってるでしょ」

「高橋樹也くんは左のバードに代えられたことをどう思うのか?」

全部間違ってます。佐々岡と一緒。負ける方向にグングン突き進んでます。若者の欠点をあげつらうのでなく、若者の長所を伸ばすのが良き指導者です。結果だけ見てダメ出しするのは指導者じゃなくて傍観者です。金石は引退から20年。コーチ経験は一度もありません。佐々岡は引退から10年経験がありませんでした。金石は女にモテるし、佐々岡はいい人なんだろうけどね。


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若者はホメて伸ばす

大道に限らず大概の10勝投手には

コーナーをズバズバ突けるコマンドはありません。キッパリ

あれば15~20勝してます。エースです。

セリーグの先発投手で「コーナーズバズバ」は

西勇輝、大野雄大、大瀬良大地の3人だけ。甘く見積もって森下暢仁。

D柳裕也とT青柳も良いコマンドですが、彼らはまだ「エース1年目」なので西や大野には並べられません。現時点では「10勝投手」扱いです。来年再来年もできれば「15勝投手」。

今永昇太、九里亜蓮も15勝できますが、彼らはコマンドではなく球の力で押さえ込むタイプ。森下もコマンド型よりこっち寄り。「球威or魔球型」 配球やコマンドよりも「ウィニングショットの威力」で勝負する型。野茂や川口。

 

大道、樹也は完全に後者。

大道はストレート。樹也は右打者へのチェンジアップ。この決め球を伸ばすべきです。しかもホメて伸ばす。

「コーナーを突け」とか「先頭を歩かすな」とか「左を抑えろ」とか、重箱の隅をつついてちゃ伸びるものも伸びません。俺たちは巨人じゃないのです。選手を大切に扱わないといけないのです。

 

山田哲人と鈴木誠也の違い

鈴木誠也が間もなく日本を出て行きます。

しかし私は全く寂しくありません。「さっさと行けよ」という感じ。

鈴木誠也にセリーグは狭すぎます。大谷翔平より鈴木誠也の方が打てるからです。

東京五輪でなぜ山田と坂本が3割以上打てたのか?

それは3番が吉田で4番が誠也だからです。ホントですよ。

 

今年の3月にも書きましたが、野球というスポーツは

「ボールを見逃して、ストライクだけを振るチームが最強」

なのです。山田と坂本は結構ボールを振ります。だから私と稲葉の評価ではBランクなのです。

 

昨日のカープは結構ボール球を見逃しました。だから打線がまあまあ繋がりました。

武田のカーブは全く曲がっていませんでしたし、2番手の尾形君はストレート一本槍でした。

林とクロンもよく打ちましたが、あれも山田・坂本型のヒットです。打ちに行くカウントで相手がストライク投げてくれただけ。相手依存の打撃です。ヒットは立派ですけどね。

大雑把にまとめると山田・坂本型は「打ちに行く」型。

吉田・誠也型が「さあさあ、いらっしゃい」型です。ストライクしか打たない型。

山田・坂本型はピッチャーがリリースする前から「次のタマは振る」と決めている型。カウント2-1とか見逃しストライクの次のタマをバッターはよく振ります。

 

プロ野球でレギュラーになろうと思ったらボール球を見逃せないといけません。

カウント2-2でフォークを見逃せるのに、3-2のフォークを見逃せないのは「山田・坂本型」だからです。昨日の野間もそうでした。

近年は「四球よりホームランの方が得点効率が上」という考え方なので、大谷翔平や柳田悠岐は三振を恐れなくなりました。阪神の佐藤もそうかもしれません。

私はこういう「イチかバチか野球」は嫌いです。ホームラン競争だからです。若い子にはわかりやすいですけどね。

 

カープ評

クロン。守備も打撃も頑張ってました。走塁をもっと頑張ってほしい。

野間、林。ハツラツとしてます。

西川龍馬。昨日は龍馬がライトで野間がセンターでした。龍馬のライトはプロ初です。デスパイネすらアウトにできませんでしたが、ライト龍馬は幅の広がる作戦です。

中村奨成。以前佐々岡が言った通りレフト守備が上手くなってますね。それでいて捕手としても落ち着きがありました。森浦をリードして1回零封。

坂倉将吾。日本一のキャッチャーは甲斐拓也ですが2位は坂倉将吾ですね。そこまで来ました。1試合だけじゃなく、坂倉はシーズンの先まで見据えている。打撃より守備がスゴい。

小園3安打。ホームランできるタマをセンター返ししています。あわや武田を病院送りにするところでした。ホームランにしてあげなさい。レフト線三塁打は凄かった。好走塁。

島内颯太郎。日本の守護神・栗林良吏が大学時代にドラフト漏れした原因は島内颯太郎でした。島内が2位で栗林は指名漏れ。おかげで栗林は金メダルを取れたのですが、2年前のライバル島内は栗林に追いつきましたね。もうダブルストッパーでやっていって良い。坂倉のリードのおかげで自信どころか確信を掴んだ。打たれることもあるし、負けることもあるだろうけど、9回で使わないと島内は伸びない。クローザーは島内と栗林で競わせるべきです。同い年です。

 

ソフトバンク評

層が薄くなりましたね。

砂川リチャードは大好きですが「自分が打ちたい!」だけでは7番8番打者です。村上宗隆レベル。

高橋礼はスゴく良かった。復活しましたね。8回に3失点しましたがアレは守備のミス。誰のミスかというとセンターと捕手のミス。

田中と坂倉の二塁打はまあ仕方ない。詰まらせてはいるがハードラック。1失点。

防げたのはその後の2失点。

1死2塁でスライダー3球。カウント2-1。

野間はストレート狙いで捕手もストレート要求。それはいいが、それならしっかり2死3塁で止めないといけない。

野間の打球もいいとこに転がりましたが、ショート周東は追いつけない。前の打席のファインプレーはマグレだったのか。

叩きつけたボテボテのゴロなので、センターがバックホームしたってホームはアウトにできません。

しかセンターバックホーム。背番号132番の捕手は中途半端な守りでした。ホームタッチできず打者走者も悠々と二塁へ。私はここで「勝ったな」と思いました。

今年の交流戦かオープン戦か忘れましたが、野間がライト前タイムリーを打った時、甲斐拓也はホームベースを捨てて打者走者の野間を二塁で殺したことがありました。あの時の甲斐はマウンド手前まで思い切り飛び出してきました。凄く速くてカッコよかったです。このプレーで試合は1点差負けか引き分けだった気がします。甲斐はスゴいよ。古田に匹敵する。城島の数段上でしょう。

武田翔太。カープの林にやたら相性が悪いみたいです。

 

後半戦、調子が上がってくる選手は小園と野間と中村奨成と島内颯太郎です。

上がってこない人は言わないでおきます。笑