レフト末包の守備力は高い

今日からペナントレースが再開します。

首位カープを追いかける2位阪神は、今日大山悠輔を一軍に上げるそうだ。

大山は阪神の四番打者。新聞にはデカデカと「大山がやってくれないと阪神の優勝はない!」と書かれていました。

また軽率なことを言ってますね。

大山が打てなくても、チームが勝つ方法はいくらでもあります。

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チームの柱

大山が阪神の主砲であることは認めます。

私は「巨人の岡本より阪神の大山が上」とさえ評価しています。「走者を返す」という点では明らかに大山>岡本。※参考記事

そんな四番が離脱すれば確かに穴は大きい。

だが100%勝てないかと言われれば、そんなこともないでしょう。過去には四番とエースの穴を埋めて優勝したチームがいくらでもある。

冒頭で私が「軽率だ」と発言した理由は「大山ありき」でチームの計算を立てて、「大山が離脱」した時のリスクヘッジがなっていないからです。

 

カープだって開幕からずっと4番5番候補だった両外国人がいません。

私はキャンプの時から彼らが万が一スカタンだった場合の備えも立てていました。

四番堂林、四番上本。

四番小園ももちろん頭にありました。昨年のCSでカープは阪神に3連敗しましたが、あの時カープは「3番小園、4番堂林」でした。

 

去年のCSで私は

「4番小園、5番末包で戦わないと負けるぞ」

と毎日叫び続けていました。※参考記事

 

だが新井は末包をスタメンで使いませんでした。なぜか?

 

それは・・・

 

カープに・・・

 

  

西川龍馬 がいたからです。

 

去年のカープには西川龍馬がいました。規定打席に到達して3割打った強打者。

だけど10月の段階では腰か脇腹を痛めていてフルスイングできない状態でした。

一方末包は絶好調。私は龍馬を外して末包を使えと騒ぎました。

 

だが新井は龍馬、秋山、野間で戦いました。結果3連敗。龍馬も全く打てませんでした。

新井の気持ちもわかるんですよ。

大山とか龍馬とかチームの主力にこだわる気持ち。

 

そういう中で今日、岡田は大山をスタメン起用します。

打順は何番でしょうねえ・・・

いきなり4番ならたいへん興味深いです。常識では6番あたりです。

 

末包昇大のレフト守備

カープの四番は誰だろう?

私は 小園がベストだ と思っています。レイノルズが戻るまではね。

末包でもいいんですが、とにかく必ず「小園→末包」の並びを維持してほしい。「4番末包5番小園」はあんまり好きじゃありません。

その理由は小園の出塁率が高いことです。

素人が好きな数字を見ると小園は出塁率.339ですが、小園の「得点圏出塁率」っていうのか「1塁が空いてる時の出塁率」はハッキリ言って 7割 なんですよ。低く見積もっても6割。

次の1点が勝負を分ける、って場面で打つのがここぞの小園。

だけど1死2塁で1塁は空いている。だから小園は敬遠される。これは去年のCS3連戦で 3回 あった展開です。岡田彰布は広島と小園にビビりまくっております。岡田は小園を3試合で3回敬遠しました。

 

だから小園の後ろに末包なんですよ。

坂倉でもいいんだけど、朝山はジグザグが好きなんですよ。

 

その末包の起用を巡り、交流戦で面白い采配がありました。

6月15日(土)の楽天戦。

9回表、4対3、1死無走者、打者DH佐藤啓介、投手右の渡辺。

ここで新井が登場し、代打松山を告げます。

「げっ、1死無走者で松山? 確かに松山を使うとこは他にないけどさ・・・」

 

松山凡退。2死無走者。打者は9番レフト二俣翔一。

「おいおい、ここで代打やろ。二俣に9回も守らせるはアカンで」

二俣凡退。スリーアウトチェンジ。松山はそのまま8番DH。

新井は9番二俣に代えて大盛穂をライトに入れました。ライトの末包がレフトへ。

 

新井が8番DH佐藤に代打松山を送り、9番二俣をそのまま打たせて守備から9番に大盛を入れたことが興味深かったです。

9回裏、4対3、1死無走者で打者小深田の打球がレフト末包を襲います。ノーバンで捕るかワンバンで捕るかたいへん微妙な左打者特有の打球でした。

この打球にレフト末包が躊躇なく突進し好捕。2死無走者となりました。

 

誰もそんなとこ見てないと思うんですが、レフト末包の前後の動きはいつもたいへん 的確 です。正確と言ってもよい。

ライト末包の時はあんま思わないんですけど、レフト末包の時は前に出たり後ろに下がったりする打球判断が 非常に早くて正確 だなと感じます。

内野手だった西川龍馬が初めてレフトを守った時も「コイツ、センスあるな」と感じましたが、レフト末包にも感じます。

今でも「左右の動き」については龍馬の方が上です。末包の守備範囲はそこまで広くありません。

ただ「タテの動き」については末包も龍馬に負けていません。前後の打球判断が末包はたいへん素晴らしいです。

 

よって今後末包に守備固め大盛は必要ありません。延長戦に入ることも考慮して。

もしも「絶対に1点守り切る、ホーム死守!」となればそこは末包→大盛でよいでしょう。

だけどそんなことは滅多にないよ。上の楽天戦でもカープは末包を代えませんでした。

カープの外野の守備力は 大盛→秋山→中村健人→田村→曽根→野間→上本→末包 の順。

大盛から末包までは僅差です。大盛がAランクなら末包はBランク。Cランク以下が堂林、二俣、奨成、貴浩、宇草など。

久保修の守備力はまだよくわかんないんですよ。秋山とケンティーの近辺でしょうね。

 

床田が金曜日、森下が火曜日

本日のゲームプラン。

床田が火曜から金曜日に回ってきました。本日は中9日で高橋宏斗と対決。ナゴヤドーム。

梅雨っぽくなってきましたが、この3連戦は中止がありません。頑張っていきましょう。週末は大瀬良と玉村。

 

ほな火曜日は九里亜蓮かと思いきや、新井は森下暢仁と発表。

おお!森下が火曜日か。 あるべき姿 だな。

水曜九里ももったいないんだけど、オールスターまでの1ヶ月間は雨が多いですから、今後のローテはまだまだ流動的です。

 

対する中日は高橋宏斗、メヒア、松葉らしい。カープは柳と涌井が苦手なので助かります。

佐藤啓介が二軍に落ちたのでファーストはしばらく坂倉と堂林しかいません。あとは田中と松山。ファースト上本崇司もアリエル=マルティネス。

今日は坂倉がキャッチャーなのでファーストは堂林でしょう。守備力含め。

地元で燃えろ堂林。中京対決、真っ向勝負です。