ドラフトが終われば第二次戦力外通告。
ドラ2の佐藤柳之介は私が見る限り「かなりの好投手」で、1年目から森翔平や玉村昇悟と真っ向勝負できる逸材だと思います。
となると私がえこひいきしている私の高橋昂也君(26)がいよいよクビかなあ…と思っていたら、なんと昨日契約更改を済ませてしまいました。※中国新聞
佐々木泰
昂也君の契約更改は個人的にはメチャクチャ嬉しい。めでたい。
だけどチーム編成的に果たしてベストなのか? 他にクビにできる子はもういないよ。私の第二次戦力外通告予想はこちら。
どさくさ紛れにケンティーも契約更改。長谷部結婚。
まあもう第二次戦力外通告はなるようにしかならない。
そこで本日は昨日ドラフト指名されたルーキーたちの実力診断をしようと思います。
実力診断というより私の期待値。
まずドラフト1位の佐々木泰。
「将来は侍JAPAN」とか「2~3年後カープのクリーンアップ」とか大きなことを言ってますが、ハッキリ言って私の期待値はそこまで高くありません。
私の佐々木への期待値は「チャンスに強い仁村徹のような打者になってくれ」です。
佐々木ってさ、西川史礁より打撃ではワンランク落ちると思います。
ただし内野を守れることとリーダーシップは佐々木の方が上。
上の動画では西川史礁が意外な落ち着きを見せ、佐々木はやはり会見を「ジャック」しています。さすがキャプテン。
西川はアホみたいに初球を振る割に落ち着いたマイク捌きが意外でした。さすが全日本の四番です。プレーを見てるとお調子者かと思ってました。
一方、佐々木は汗を浮かべながらも「マイクは渡さないぜ」って感じの堂々としたおしゃべり好き。おっちゃんはそういうとこばかり見ています。
佐々木はホームランバッターにもなれるし、クラッチヒッターにもなれる。それは本人が今から決めること。
【A】143試合、打率.250、本塁打25本、三振150
【B】100試合、打率.260、本塁打8本、三振80
どちらかの数字が佐々木の完成形だと思います。
Aは松田宣浩型で毎日試合に出て打順6~7番でマン振りの日々。たまにホームランを打ってパフォーマンス。
Bは小窪哲也、仁村徹のようなクラッチヒッター型。下位打線でしぶとくタイムリーを打って試合を決める。代打でも必殺仕事人ぶりを示す。若者っぽさはありませんが、私は佐々木をこういうタイプだと見ています。
佐々木が1年目からガンガン打つことは期待していません。内田と勝負するレベルじゃないか。
佐々木のサード守備は「普通」というか堅実なイメージ。松田宣浩のような派手さや広さははありません。
ただし「スローイングが正確だな」という印象は持ってます。強肩ではありませんが、苦しい姿勢からでも送球がファーストの胸に吸い込まれていきます。
私の佐々木泰への期待値は仁村徹か小窪哲也です。勝負強さに期待している。
ってことで背番号は 10番 でどうか?
5番は末包。6番は内田。小園が1番か7番。
佐藤柳之介
続いてドラ2、佐藤柳之介への期待値。
カープの先発ローテは強力なので、佐藤が1年目からバリバリの一軍ローテってことはないでしょう。
「多くて10試合に先発」ってところじゃないかな。15試合に先発すれば、それは金丸レベルですよ。
2024年の新人王間違いなしの西武・武内夏暉が今季21試合先発です。145イニング。
佐藤がいきなりここまでは到達できないだろう。カープのローテは盤石ですし。
大卒ルーキー佐藤を先発に固定するのか、リリーフで便利使いするのかとなれば、おそらくそれは 先発固定 でしょう。常廣もそうだったし。
カープは左のリリーフも盤石なんですよ。高橋昂也が最終戦で見せた「奇跡の7球」はひょっとして来季の戦力になるかもしれない。高太一も鋭いタマを投げ始めています。
佐藤君は身長が低いのでつい「便利屋」で使いたくなりますが、先発で大きく育てるべきではないか。ロッテ成瀬とか中日の山本昌のようなピッチャーになってほしい。
よって1年目の佐藤への期待値は「3~5試合に先発、防御率3.00」くらいです。この場合の背番号は49番。
1年目から金丸や武内級の活躍を期待するのなら、いきなり 23番 かもしれません。さすがに19番はダメですよ。
岡本駿
ドラフト3位の岡本駿。イケメン。
お父さんもお母さんも面白い人で、岡本家は家族そろって「広島に5位指名される夢を見た」とのこと。※スポニチ
謙虚だなあ。私の評価は「2~3位で指名される好投手」でしたよ。
野手から投手に転向して4年。だからみんなは岡本駿に向かって「素材型」「センスがある」と評価しますが、私の評価は「結構即戦力」です。
投球フォームが森下暢仁に似ている。4年前までショートだったって言うから守備も上手いんだろう。牽制は知らない。
スライダーもしっかりコントロールできているし、オープン戦で見てみたい投手です。
大道温貴も素材型と言われながら1年目は7試合に先発しました。チーム状況があの時とは違うけど、岡本駿は大道の1年目くらいやれそうな気がする。24試合で4勝4敗とか。
背番号は90番台しか空いてません。野間を5番にして岡本に37番でどうだろう?
渡邉悠斗と菊地ハルン
4位の渡邉と5位の菊地。どっちも全く知りません。
渡邉の打撃フォームを見る感じ、右の西田真二っぽく見えます。背番号が28番だからかもしれませんが。
足はとにかく遅いですね。しかし当たれば確かに飛びます。
肩が強くてケガにも強いらしい。カープっぽくて鍛えがいのありそうな強打者です。こういうのを下位で指名したかったんですよ。
将来像は新井貴浩とまでは言いませんが、そうねえ…牧秀悟の出来損ないって言うと怒られそうですが、牧っぽい雰囲気を感じます。第一印象ですけど。
背番号はとりあえず空いているのをって感じでしょうか。現在ですとシャイナーの95番とかですかね。00番はイメージが違います。
菊地ハルン。
菊池涼介は「さんずい」で、菊地ハルンは「つちへん」です。登録名は菊池と菊地になりそう。
菊地ハルンは長身で身のこなしがしなやか。チラッと映像を見るとマジで守備が上手いです。あの身長で足元のゴロを捕れるのか思いましたが、キレイに捌いていました。
肝心のピッチングはスライダーで追い込んでスライダーで打ち取るタイプのようでした。18歳なのでこれからストレートに磨きをかけていきましょう。
ストレートがカット気味に回転しています。阪神の村上頌樹もこのタマを武器にしていますので伸ばしても面白いと思います。
背番号は59番とかがありそうだと思います。大盛が00番。
育成ドラフト
育成ドラフトは3人。静岡で評判の小船翼はめっちゃ大船でした。198cm、108kgの巨大軍艦。
ハルンが200cmで、赤塚が198cm。人間山脈アンドレ・ザ・ジャイアントみたい。187cmの仲田侑仁が小さく見えるぜ。
竹下海斗は敦賀気比高校の左腕。カープってホントに気比が好きです。
去年育成で指名した京都国際の杉原君もこの秋にいいタマを投げ始めました。竹下と杉原で切磋琢磨してほしい。
3位は安竹俊喜。令和の今日、トシキ君ってあまり聞かないです。おっちゃんは好きだよ。海部俊樹と角松敏生、カルロストシキ。
5年位前から言ってますけど、カープってホントにキラキラネームを獲らないですよね。ビックリします。
藤井黎來が最後じゃないかな。
過去には「らいせい」とか「ひしょう」とか「オスカル」とかもいましたが、キラキラ率はグンと低いです。指名基準に「キラキラしてないこと」が入ってるんじゃないかと真剣に思ってます。
私が西川史礁を要らないと言っていたのもキラキラしてるからです。柴田レオ君にも行くのかな、行かないのかなと少し気にしてました。ニキータ君には行ってほしかったです。
第二次戦力外と現役ドラフト
背番号は第二次戦力外通告を受けて決まるでしょう。1番、4番、5番、6番は来年も欠番なのか?
矢野雅哉もひとケタになるかもしれませんね。矢野なら4番も6番も似合いそうです。1番は誠也がいいと言っても前田御大がダメなんじゃないか。
とにかくケンティーと昂也は来年のクビが繋がりました。
奨成と昂也の現役ドラフトはありません。奨成はスーさん直々に「あと1年だけ待ってやる」と言ってもらえたようですし、高橋昂也のポテンシャルを一番高く買っているのもカープです。でないと最終戦であんな使い方しませんよ。
ケンティーは現役ドラフトの有力候補です。カープは「右打者の外野手」が余っていますからね。誰だ、こないだまで「ドラ1で取れ」とか言ってた素人は。
投手は遠藤淳志かケムナ誠あたりが有力候補か。遠藤が取られてケンティーが残りそうです。